緊急事態宣言でゴールデンウイークのイベントや交通はどうなる?影響を徹底解説!

緊急事態宣言でゴールデンウイークはどうなる?

2020年4月の7日夕刻ごろ、安倍首相は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言を発令しました。

緊急事態宣言の期間は4月7日からおよそ1ヶ月とのことなので、2020年のゴールデンウィークは緊急事態宣言の期間中です。

ゴールデンウイークに遊びや帰省の予定を入れている人は多いですよね。

緊急事態宣言が発令されたことで、イベントや交通機関にどういった影響があるのか気になる方もいるでしょう。

このページでは、緊急事態宣言でゴールデンウィークにどういった影響があるか・要請を無視した場合に罰則はあるのか・緊急事態宣言が理由のチケットの払い戻しはできるのかなどを解説していきます。

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緊急事態宣言のゴールデンウィークへの影響は?

緊急事態宣言が発令されると、以下などに影響が及びます。

  • 映画館の営業
  • カラオケボックスの営業
  • イベントの実施
  • 飛行機の運行
  • 新幹線の運行

詳しくは次から見ていきましょう。

映画館は営業を停止する可能性が高い

緊急事態宣言が発令されると、国や自治体は映画館などに対して営業の停止を要請することができます。

あくまでも要請であるため、強制的に営業が停止される訳ではありません。

しかし、要請に従わない場合は事業者の名前が公表されるなどのデメリットが存在します。

そのため、緊急事態宣言中の営業停止を決定している映画館は多く、例えば以下などは営業停止を決定しています。

  • TOHOシネマズ
  • イオンエンターテイメント
  • 松竹
  • 東映

緊急事態宣言中のゴールデンウィークに映画館に行くのは避けた方が良いでしょう。

カラオケは利用できない可能性が高い

緊急事態宣言が発令されると、カラオケなどに強い休業要請がなされます。

カラオケは、以下の三密を満たしやすい場所であるためです。

  • 人が密集しやすい
  • 換気の悪い密閉されている空間
  • 人同士が密接に関わる

以下に緊急事態宣言によって、休業や営業時間の短縮を決定したカラオケの店舗をまとめました。

  • ビッグエコー
  • まねきねこ
  • カラオケ館
  • ゆう游空間
  • カラオケの鉄人

上記以外にも多くのカラオケボックスが休業や営業時間の短縮を決めています。

ゴールデンウィーク中にカラオケの予定を入れていた人は、店舗のホームページをチェックしておくことを強くおすすめします。

イベントは中止になる可能性が高い

緊急事態宣言が発令されると、大規模なイベントへ中止の要請がなされます。

以下に緊急事態宣言によって、中止になったイベントをまとめました。

  • ロハスフェスタ万博2020 SPRING
  • ネモフィラ祭り2020
  • 2020立山黒部・雪の大谷フェスティバル
  • 長野講演さくらと光の回廊
  • PIXARのひみつ展 いのちを生み出すサイエンス
  • 「キモかわいい展」in仙台
  • 新川市まつり2020
  • 2020となみチューリップフェア
  • お台場ハワイ・フェスティバル 2020
  • 第61回さばえつつじまつり
  • 進撃の巨人attack on titan inJOYPOLIS-Season3
  • ダンボール遊園地2020恐竜World in HIROSHIMA
  • 尾瀬かたしな大清水ミズバショウ祭2020
  • ピーター・ドイグ展

上記以外にも多くのイベントが中止になっています。

ゴールデンウィーク中にイベントの予定を入れていた人は、チェックしておくことを強くおすすめします。

飛行機は一部が運休になる

ゴールデンウィーク中に、帰省や旅行の予定を立てている方も多いでしょう。

しかし、多くの航空会社はすでに運休が決まっています。

以下に、案内がでている航空会社と運休の本数をまとめました。

  • JAL 50本
  • ANA 80本
  • ジェットスター 30本
  • peach 10本

上記以外にも多くの航空会社が運休を決めています。

今後のコロナウイルスの感染状況によっては、さらに運休数が増える可能性は十分にあるでしょう。

ゴールデンウィーク中に飛行機を利用する予定のある人は、チェックしておくことを強くおすすめします。

新幹線は一部減便になる

新幹線に関しても一部の減便が決まっています。

以下に減便の発表が出ている新幹線をまとめました。

  • のぞみ 45本
  • ひかり 33本
  • さくら 15本
  • つばめ 48本

減便数は当初計画の0.6~3%程度ですが、すでに上記の新幹線のチケットを取っている方は、問い合わせることをおすすめします。

在来線の運行にも一部影響がある

また、緊急事態宣言により一部の鉄道やバスの運行にも影響がでています。

以下に主な交通機関の計画運休の予定などをまとめました。

JR北海道
  • 計画運休の予定はない
  • 特急列車の減便はおこなっている
  • 乗車率の低い時間帯はさらに減便をする可能性がある
JR東日本
  • 終日の計画運休の予定はない
  • 在来線の間引き運転の予定はない
JR東海 4月及びゴールデンウイーク期間中のダイヤは変更する可能性がある
JR西日本
  • 在来線を終日運休する予定はない
  • 新幹線や特急は一部運休を決定している
JR四国 朝夕の通勤時間を避けた時間帯で一部運休を実施する予定
JR九州 計画運休の予定はない
西武鉄道 運休を検討している
京王電鉄 鉄道・バスともに運休は予定していない
小田急電鉄 計画運休の予定はない
京浜急行電鉄 計画運休の予定はない
東京メトロ 計画運休の予定はない
相模鉄道 計画運休の予定はない
相鉄バス
  • 乗合バスに関しては4月4日より、土曜日は休日ダイヤで運行する
  • 高速バス河口湖線の臨時便は4月1日から運休になる
近畿日本鉄道 計画運休の予定はない
京阪電気鉄道 計画運休の予定はない
秋田内陸縦貫鉄道 計画運休の予定はない
ひたちなか海浜鉄道
  • 列車の運休の予定はない
  • ゴールデンウイーク前後の阿字ヶ浦・国営ひたち海浜公園間のシャトルバスは運行を見合わせる
つくばエクスプレス 計画運休の予定はない
一畑電車 計画運休の予定はない
上田電鉄 計画運休の予定はない
熊本電気鉄道 計画運休の予定はない

現時点では、多くの交通機関は通常運転を行っていると言えるでしょう。

しかし、今後の状況によって運休が実施される可能性はあります。

よく使う交通機関があれば、マメに情報をチェックしておくことをおすすめします。

要請を断っても罰則はない

ここまで、緊急事態宣言の発令によって何が変わるかを見ていきました。

緊急事態宣言はあくまでも、外出の自粛や営業停止を要請するものです。

そのため、探せば営業をしている映画館やカラオケもあるでしょうし、現在外出したからといって罰則が課せられることもありません。

しかし現在まで発表されている情報を考慮すると、今後運休や営業停止が増えることはあっても、減る見込みは薄いと言えるでしょう。

今後のコロナウイルスの感染状況によっては、特例により不要不急の外出に罰則が課せられる可能性もあります。

2020年のゴールデンウィークは大人しく家にいる方が賢明だと言えるでしょう。

緊急事態宣言を理由に払い戻しはできる?

緊急事態宣言によってチケットや切符が使えなくなった場合、払い戻しを受けることはできるのでしょうか。

結論から言うと、払い戻しできるかどうかは事業者の判断によります。

例えば事業者が発注ミスをして、チケットが使えなくなった場合などは、法律に基づいて消費者は事業者に対して払い戻しを請求することができます。

しかし今回のコロナウイルス感染拡大防止による中止や運休は、誰の責任でもありません。

そのため、事業者は消費者に対して払い戻しをする義務はないのです。

緊急事態宣言が理由の払い戻しは受けられる可能性は高い!

緊急事態宣言を理由に、事業者は消費者に払い戻しをする義務がないことは説明した通りです。

ただ、現在まで発表されている情報を見ると、事業者判断で払い戻しに応じているケースが多いと言えます。

例えばこのページで紹介したJAL・ANA・ジェットスターの飛行機の運休に関しては、手数料なしで全額払い戻しに応じる旨を発表しています。

もちろん、全ての事業者が全額の払い戻しに対応している訳ではありません。

例えば、peachの一部のプランに関しては払い戻しがされない可能性があります。

あくまでも事業者判断によるため「払い戻しを受けられる可能性がある」程度に思っておくと良いでしょう。

払い戻しができなかった場合税金が安くなる可能性がある

しかし、払い戻しできなかった場合、税金が安くなる可能性があります。

4月2日、政府の与党はチケットの払い戻しができなかった場合、チケットの代金を寄付金とみなす税制優遇案を提出しました。

チケット代金が寄付金として扱われれば、その分が所得税や住民税から控除されます。

また、寄付金になれば事業者の運営の助けになり、イベントの中止が延期になる可能性もあります。

チケットの払い戻しができなかった方は、今後のニュースなどをチェックしておくと良いでしょう。

緊急事態宣言中はゴールデンウイークも家にいよう!

ここまで、緊急事態宣言によるゴールデンウイークの影響などについて紹介してきました。

このページの内容をまとめると以下の通りになります。

  • 緊急事態宣言発令中は映画館やカラオケは利用できない可能性が高い
  • 大規模のイベントは中止になる可能性が高い
  • 飛行機や新幹線・特急列車は一部運休が決まっている
  • 4月8日現在、多くの在来線はダイヤの変更はない
  • 緊急事態宣言中に外出しても罰則はない
  • 緊急事態宣言が理由の払い戻しは受けられる可能性は高い

緊急事態宣言中のゴールデンウイークに出かけることは可能です。

しかし、用事自体がなくなってしまうパターンは多いでしょう。

2020年のゴールデンウイークは家にいることをおすすめします。

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