「どうしても欲しい家電があるけれど、お金が足りない」「お金を使いすぎて今月の生活費が厳しい」そういった時に心強い味方になってくれるのがカードローンです。
しかし審査を申し込む前に気になるのは、どういった人がカードローンを利用しているか、ですよね。
このページではカードローンの主な利用者層についてを解説していきます。
カードローン利用者層の85%が男性!
調査によると、カードローンの利用者層のおよそ85%が男性でした。
カードローン利用者の性別の調査結果は以下のとおりです。
男性 | 85% |
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女性 | 15% |
上記のような結果になった理由としては以下などが考えられます。
- サラ金(カードローン)は男性が利用するものというイメージが強い
- 男性の方が収入や支出が多い
しかし昨今はレディースローンなど女性をメインターゲットにしたカードローン商品も増えています。
レディースローンではカスタマーサポートの性別を指定できるなどのサービスを提供しており、カードローンの利用に不安を感じる女性にとっては魅力的な選択肢のなるでしょう。
カードローン利用者層では30代が一番多い!
調査によると、カードローンの利用者層のおよそ48%が30代でした。
カードローン利用者の年代の調査結果は以下のとおりです。
30代 | 48.2% |
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40代 | 40.4% |
50代 | 5.9% |
20代 | 4.4% |
60代 | 1.1% |
上記のような結果になった理由としては以下などが考えられます。
- 30代は生涯の中で最も収入が多い時期であり高額を借りられる
- 30代は結婚や子育てのために多くの出費がある
なお多くのカードローン会社は利用条件を「満20歳以上69歳以下の安定した収入のある人」と設定しているため、未成年者や70歳以上の人はカードローンを利用することができません。
そのため未成年者や70歳以上の人は、カードローンではなく学生ローンや年金担保貸付制度などでお金を借りていると推測できます。
カードローン利用者層の既婚・未婚率は同数!
調査によると、カードローンの利用者の中で既婚・未婚率はほぼ変わりませんでした。
カードローン利用者の既婚・未婚の割合の調査結果は以下のとおりです。
既婚者 | 50.9% |
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未婚者 | 49.1% |
上記の結果から、結婚の有無に関わらずカードローンを利用していることが分かりました。
しかしごくわずかに既婚者の利用者が多いことを考えると、結婚や子供の教育費のためにカードローンを利用している層も一定数いると推測できます。
カードローン利用者層では子供がいない人が多い!
調査によると、カードローンの利用者の多くは子供がいないことが分かりました。
カードローン利用者の子供の有無の調査結果は以下のとおりです。
子供あり | 42.5% |
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子供なし | 57.5% |
上記のような結果になった理由としては以下などが考えられます。
- 子供がいるとカードローンの利用に躊躇する層が多い
- 子供がいればカードローン以外のローンを利用できる
子供がいると教育費や食費の分だけ出費は増えますが、それ以上にカードローンの利用を躊躇する層が多いことが分かりました。
確かにカードローンの返済を滞納し続けると最悪給与や貯金の差し押さえがおこなわれるため「できるだけ利用したくない!」と考える人が多いのも納得です。
また子供がいれば国の教育ローンや様々な補助金を利用することができるため、そもそも金利の高いカードローンを利用する必要がなくなる、という点もあるでしょう。
カードローン利用者層の8割が会社員!
調査によると、カードローンの利用者の8割が会社員として働いていました。
カードローン利用者の職業の調査結果は以下のとおりです。
会社員(その他) | 24.6% |
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会社員(事務系) | 20.6% |
会社員(技術系) | 20.1% |
公務員 | 12.7% |
自営業 | 8.3% |
パート・アルバイト | 5.3% |
経営者・役員 | 3.6% |
自由業 | 3.6% |
専業主婦 | 1.3% |
上記のような結果になった理由としては以下などが考えられます。
- 会社員はカードローンの審査に通りやすい
- 会社員は交際費などの出費が多い
会社員は問題などを起こさなければ一定の収入が見込めるため、カードローン会社もサラリーマンへ積極的に融資をおこなっており、事実カードローン会社の多くは利用条件に「本人に安定した収入がある」などの文言を盛り込んでいます。
一方自営業者や自由業者の収入はその時々の案件によるため、会社員よりも収入が不安定であることが多く、カードローンの審査に通りづらいのです。
なお、カードローンの利用者の1.3%が専業主婦とありますが、これは一部の銀行系カードローン が実施している配偶者貸付制度によるものです。
プロミスやアコムなどの消費者金融系カードローンを、専業主婦が利用できない点は覚えておきましょう。
カードローン利用者層の多くの年収は400〜600万円!
調査によると、カードローンの利用者の中で最も多かった年収帯は400〜600万円でした。
カードローン利用者の年収の調査結果は以下のとおりです。
400〜600万円未満 | 25.7% |
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200〜400万円未満 | 21.7% |
600〜800万円未満 | 17.9% |
200万円未満 | 15.8% |
800〜1000万円未満 | 8.2% |
1000〜1200万円未満 | 4.4% |
1200〜1500万円未満 | 3.6% |
1500〜2000万円未満 | 1.7% |
2000万円未満 | 1.7% |
先ほど説明したとおり、カードローン利用者の多くは会社員や公務員です。
ここで2018年に国税庁が発表した平成29年分民間給与実態統計調査から、会社員や公務員の平均年収を見てみましょう。
会社員 | 432万円 |
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地方公務員 | 584万円 |
国家公務員 | 678万円 |
カードローンの利用者の多くが会社員や公務員であり、平均年収が400〜600万円である以上、年収帯が400〜600万円に集中するのも当然と言えるでしょう。
なお、200万円未満の利用者層の多くはパートやアルバイトが占めていると考えられます。
カードローン利用者層の多くは借入を誰にも話していない
カードローンの利用を誰かに話しているか、という質問に対しては「誰にも相談していない」と答えた人が多かったです。
これはいまだに多くの人が「カードローンを利用していることを知られたくない」と考えているためでしょう。
なお「カードローンの利用を誰かに話している」と答えた人の多くはパートナーや親族に伝えていました。
一方友人や兄弟に話している人は非常に少なく、これは「なにか自分にあった時のために頼れる人に話しておこう」と考えている人が多いと推測できます。
カードローンは働き盛りの男性が多く利用している!
このページではカードローンの利用者層についての分析をおこなってきました。
分析によるとカードローンの利用者の多くは、年収400〜600万円のサラリーマンであることが分かりました。