「カードローンの利用者数は増えているのか減っているのか」「カードローンを利用する人はなにに使っているのか」カードローン利用の実態は気になりますよね。
結論から言うとカードローンの利用者は増えており、多くの人が生活費の足しにするためにカードローンを利用しています。
またこのページでは、カードローン利用者の職業や年収、返済額についても解説していきます。
カードローン利用者の実態を踏まえた上で、審査の申込みを検討しましょう!
カードローンの利用者数は増えている!
最初に説明した通り、カードローンの利用者数は増えています。
実際に全てのカードローンの利用者の統計を取っている訳ではありませんが、多くのカードローン会社が提携を結んでいるCICのデータによれば、年々信用情報の照会件数は増えています。
年度 | 照会件数(単位:万件) |
---|---|
2017年度 | 21183 |
2018年度 | 21404 |
2019年度 | 22315 |
信用情報はカードローン審査の申込みがある度に照会されるため、年々カードローンを申し込んでいる人が増えているのは間違いないでしょう。
なお、カードローンは大きく消費者金融が提供するものと銀行が提供するものに分けることができますが、消費者金融系カードローンの利用者数は減少傾向にあります。
理由としては、2000年代に施行された改正貸金業法が関係していると考えられます。
改正貸金業法によって消費者金融の貸付条件はより厳しくなり、過払金の請求がしやすくなったことから、消費者金融は事業規模の縮小を余儀無くされたためです。
一方銀行系カードローンは改正貸金業法の影響をさほど受けず、金利の低さや信用の高さから利用者数を順調に伸ばしています。
大半の利用者はカードローンを生活費に使っている!
カードローンの利用者は借りたお金をなにに使っているのでしょうか。
日本貸金業協会による資金用途のアンケート結果は以下の通りです。
順位 | 利用用途 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 趣味・娯楽費用 | |
2位 | 食費 | 16.3% |
3位 | 家賃の支払い | 13.8% |
4位 | 自動車の購入費 | 9.0% |
5位 | 衣料費 | 8.1% |
6位 | 医療費 | 8.1% |
7位 | 納税・納付等の支払 | 7.7% |
8位 | ギャンブルにかける費用 | 5.4% |
9位 | 授業料、保育料、給食費等の学校関係費 | 4.7% |
10位 | 通信費 | 4.7% |
11位 | 住宅のリフォーム費 | 4.5% |
12位 | 学習教材等の教育関係費 | 3.8% |
13位 | 水道・光熱費 | 3.8% |
14位 | 冠婚葬祭費用 | 3.4% |
15位 | 資格試験・受験のための予備校等受講料 | 1.8% |
16位 | 資格試験・学校等の受験費用 | 1.1% |
17位 | その他 | 24.6% |
18位 | 直近1年以内に借入れはしていない/しようとしていない | 2.7% |
上記を見ると利用者の3分の1近くが趣味や娯楽のためにカードローンを利用していることが分かります。
しかしカードローンの借入用途は年代によって偏りがあり、趣味や娯楽のためにカードローンを利用している主な世代は60以上の高齢世代です。
一方20〜30代の若い世代は食費や家賃の支払いなど生活にかかる必要のために、カードローンを利用している人が多いです。
大半の利用者は10万円未満をカードローンで借りている!
カードローンの利用者の多くはどれくらいの金額を借りているのでしょうか。
ジャパンネット銀行のアンケートによると、半数近くの人が50万円以下の借入に収まっています。
さらに中でも10万円未満を借りている人が最も多く、50万円以上をカードローンで利用しているのはかなりの少数派でした。
ただし借入額はカードローンの種類によって偏りがあり、消費者金融系カードローンの平均借入額が125.4万円に対して、銀行系カードローンの平均借入額が153.4万円と数十万延の開きがあります。
そのため、多くの利用者は借入額によって利用する金融機関を使い分けていることが分かります。
カードローンの大半の利用者は正社員のサラリーマン!
2017年度の貸金業調査によるとカードローンの利用者の54.4%が正社員のサラリーマンでした。
昨今は非正規雇用者数が増えていますが、それでも現状多くの人は正社員として働いているためと考えられます。
なおカードローンの利用者層として最も少ないのが自営業者であり、その割合は8.7%程度です。
理由としては自営業者は信用が低く、なかなか銀行系カードローンを利用できないためと考えられます。
カードローンの利用者に年収の偏りはない!
2017年度の貸金業調査では年収による偏りはほとんど見られず、年収300万円未満を低所得者層・500万円以上を高所得者層と分類した場合、利用者の割合に大きな差はありません。
そのためカードローンは収入に関わらず多くの人が利用していると言えるでしょう。
ただし低所得者層は消費者金融カードローンを、高所得者層は銀行系カードローンを利用する傾向にあります。
大半の利用者はカードローン会社に毎月1〜2万円返済している!
多くの利用者は毎月どの程度の金額をカードローン会社に返済しているのでしょうか。
以前楽天インサイトが全国500人におこなった実態調査によれば、全体の27.6%の人間が毎月1〜2万円程度をカードローン会社に返済しています。
ただし、カードローンは月々の返済額や返済期間を自由に設定できるものが多く、毎月数千円程度を返済に充てている人も少なくありません。
カードローンを利用する際は、しっかりと返済金額のシミュレーションをした上で、無理のない返済プランを立てましょう!
大半の利用者は借りやすさを理由にカードローンを利用している!
利用者はカードローンを選んだ理由として以下などを挙げています。
- ATMから自由に借入・返済ができる
- 無利息期間サービスが利用できる
- 家族に利用がバレづらい
- 土日や祝日でも借りられる
- スピーディーな融資が受けられる
多くの利用者は利便性の高さからカードローンを利用していることが分かります。
カードローンの利用者数トップは銀行系カードローン!
2020年1月に実施された全国銀行協会の調査によると、カードローン利用者の43.3%が銀行系カードローンを利用していました。
次いで多いのがクレジットカードや会社のキャッシングによるカードローンで、割合は34.9%です。
そしてほぼ横ばいで全体の34.5%の人間が消費者金融系カードローンを利用しています。
カードローンの利用者数は増えている!安心して申し込もう!
このページではカードローンの利用者数や利用者の実態について解説してきました。
カードローンの利用者は年々増加しており、多くの人が利用していることが分かりました。
また「カードローンなんて闇金と変わらない」と考える人も少なくありませんが、昨今は法律やコンプライアンスの整備が進み、一昔前のドラマや漫画で描写されるような危険はありません。
カードローンは安全で非常に便利な借入方法です。
「どうしてもすぐにお金を借りたい!」という場合は、積極的に利用を検討しましょう!