みずほ銀行カードローンの審査は甘いけど遅い?審査基準を解説

みずほ銀行カードローンの審査は甘い?

みずほ銀行のカードローンは、低金利で、800万円までの借り入れが可能なカードローンです。

みずほ銀行は国内屈指の規模を誇るメガバンクです。

そのため全国各地に支店を構えていて利便性が良いため、口座を持っている方も多く、初めてカードローンを利用する際にも安心感があります。

カードローンを検討していて、一体どこに申し込めばいいか迷っている方もいるでしょう。

みずほ銀行はメガバンクなので信頼感も抜群です。そんなみずほ銀行カードローンの審査ポイントについて紹介していきます。

みずほ銀行カードローンの審査はどちらかというと厳しい

カードローンを検討する際に気になるのは金利ですよね。

金利によって返済総額が大きく変わってくるため、借り手にとっては重要視するポイントです。

同時に貸し手である銀行側にとっても審査の上で重要な要素となります。

金利は高いほど利益になります。

しかし金利を下げると利益が出にくくなり、その分確実に返済してもらわなくてはいけないため、金利が低いほど、審査は厳しくなっていく傾向にあります。

現在銀行系のカードローンの金利は平均15%前後です。

みずほ銀行のカードローンの金利は最低2.0%から最大14%となっていて、平均よりは少し低めの設定になっているため、審査も標準よりは若干厳しくなっていることが考えられます。

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金利が低いので完済が前提となる

みずほ銀行のカードローンは平均よりは金利が低めに設定されています。

借りる側にとっては金利が低いほど嬉しいものですが、銀行にとっては金利が低いと利益も低く、万が一返済がされなくなってしまうと、貸した金額も回収できないというリスクも抱えることになります。

そのため、低金利で貸し出す相手は、当然確実に完済見込みがあるという前提がある人に限られてきます。

また、審査も、確実に返済が可能かどうかというポイントで厳しめに見ていくことになります。

みずほ銀行のカードローンを利用しようと思っている方は、金利が低い分、確実に完済するという前提で申し込むことが必須です。

実際の審査基準は一切公表されていない

低金利ほど審査が厳しくなる理由を上記でお伝えしましたが、実際のカードローンの審査がどのようにおこなわれているかは、どの会社も明らかにしていません。

みずほ銀行の場合には公表されている申し込み基準は以下の通りで、基本的にはこの基準に沿って審査されていると考えられますが、実際にどのような審査を行っているかについてはみずほ銀行も一切公表していません。

  1. 契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方
  2. 安定かつ継続した収入の見込める方
  3. 保証会社(株式会社オリエントコーポレーション)の保証を受けられる方

※外国人の方は永住許可を受けている方が対象

審査をおこなうのは保証会社オリエントコーポレーション

みずほ銀行カードローンでは、銀行指定の保証会社の保証を受けることが利用の条件となっており、したがって審査も保証会社の基準に則ったものになります。

みずほ銀行の保証会社はオリエントコーポレーションという会社で、保証だけではなくみずほ銀行のカードローンの審査も担当しています。

オリエントコーポレーションは信販会社大手4社のうちのひとつで、自社でもクレジット事業を展開してオリコカードを発行しています。

その他自動車ローンなどの多数のローン商品を販売しており、多くの銀行の保証・審査業務も行っているので、審査・保証に関するノウハウには定評があります。

信販会社の審査は消費者金融よりも厳しめ

カードローンは銀行以外にも消費者金融会社でも取り扱っていますが、銀行カードローンの審査を担当する信販会社の審査と消費者金融の審査ではどちらが厳しいのでしょうか。

一般に消費者金融は、審査から融資までのスピードが速い代わりに、金利が高めに設定されていることが多いです。

パートやアルバイトなど、定収入でなくても申し込みができます。

年収の3分の1までしか借り入れができないという総量規制もあって、借入限度額が銀行カードローンに比べると低いため、審査はゆるめの事が多いです。

一方銀行のカードローンは総量規制の対象外で、限度額も消費者金融に比べて高く設定ができ、金利も消費者金融に比べると低い所が多いです。

そのため審査は慎重に行われ、2、3日かかることが多く、即日融資を受けることはほぼできません。

信販会社の方が、消費者金融より、審査が厳しめだといえるでしょう。

他の大手銀行カードローンより審査は甘い?

他の大手銀行のカードローンと比較してみると、みずほ銀行のカードローンの審査は厳しいのでしょうか?

カードローンの審査は金利が低いほど厳しくなる傾向にありますので、大手銀行4社のカードローンの金利を比較してみました。

三菱UFJ銀行カードローンバンクイック 1.8~14.6%
みずほ銀行カードローン 2.0~14.0%
りそなプレミアムカードローン 3.5~12.475%
三井住友銀行カードローン 4.0~14.5%

最低金利で見てみるとみずほ銀行カードローンは2番めの低さとなっています。

そのため、審査も他の大手銀行に比べて少し厳しくなっていることが考えられます。

みずほ銀行のカードローン審査で優遇してもらえる人とは?

みずほ銀行カードローンは、条件によって審査が優遇される場合があります。

優遇される可能性のある主な対象者を挙げてみます。

  • みずほ銀行の口座を長年利用している人
  • 過去に口座利用でトラブルのない人
  • みずほ銀行の住宅ローンなどの優良顧客
  • 年収の高い人
  • 有名企業に勤めている人
  • 借金やクレカの延滞が一切ない人

上記に該当すれば、審査がスムーズに進む可能性が高いです。

その条件の詳細を下記に説明していきますので、ご自身が審査優遇対象者になるかどうか、確認してみましょう。

みずほ銀行の口座を長年利用している人

みずほ銀行のカードローンは、審査に通るとみずほ銀行での口座開設が必須になります。

あらかじめみずほ銀行に取引口座があり、しかも長年の取引実績がある方は、審査に通る確率が高くなります。

取引実績とは、給与振込口座に指定していたり、公共料金を引き落としていたり、定期預金があることなどです。

特に給与振込口座になっている場合は、安定的な収入の実証になりますので、審査に有利です。

他には住宅ローン利用があると金利が引き下げられるというメリットもあります。

みずほ銀行を長年利用している方が銀行カードローンを検討している場合には、取引のない銀行よりもみずほ銀行のカードローンを選んだほうが審査が有利になるでしょう。

過去に口座利用でトラブルがあると審査に通りにくい

みずほ銀行の口座を利用していても、その口座の利用にトラブルがあると審査は通りにくくなります。

トラブルとまではいえなくても残高が低い場合には審査に影響するといわれていて、一般に残高が30万円を切っている場合には、審査で不利になる場合があります。

また口座の利用履歴も確認されることがありますので、公共料金や税金が引き落とし不能になっていたりすれば、影響があると考えられます。

そのほか、過去にみずほ銀行のローンが完済できなかった場合には、審査に通らない可能性が高いです。

一般の信用情報に記録される滞納や事故情報は一定期間で消去されていきますが、銀行内のデータベースには記録がずっと残ってしまいます。

そのため、みずほ銀行関係の金融事故がある場合には、審査が通るのは難しいでしょう。

みずほ銀行の住宅ローンなどの優良顧客

みずほ銀行の住宅ローンを利用している方も、審査が通りやすくなっています。

もちろん、滞納などの事故がないことが大前提です。

住宅ローンだけでなく、みずほ銀行が提供するローンを利用し、きちんと返済している実績があることは、審査に有利に働きます。

カードローンの申し込みの段階でこれらのローンを完済している必要はなく、あくまでも月々きちんと返済できているということが信用情報として重要になります。

そのため、みずほ銀行の住宅ローンを利用している方には、カードローンの金利を0.5%引き下げるという優遇措置を行って、銀行側でも積極的に住宅ローン利用者のカードローン利用を促進しています。

年収の高い人

銀行カードローンの借り入れ可能金額は、収入額に比例しています。

返済能力に合った金額しか銀行としても貸し出さないためです。

そのため年収が高い人は、希望の金額を借りる審査に有利になります。

消費者金融と違って、銀行系のローンは限度額が年収の3分の1という規制はありませんが、収入の少ない方に限度額いっぱいに貸し出すことはありません。

最近は銀行カードローンでも、法律の規制を目安にして、年収の3分の1以内の貸付にとどめる所が多くなっています。

そのため借り入れ希望額に応じた十分な年収があるほうが、審査は通りやすくなります。

また借り入れ希望金額に対し、十分な収入がないとみなされた場合には、たとえ審査が通っても希望の額から減額されることがあります。

有名企業に勤めている人

みずほ銀行のカードローンの申込条件の「安定的な収入」は正社員とは限りません。

非正規社員でも自営業でも、他の条件に問題がなければ審査は通ります。

また、中小企業勤務であってもそれだけを理由に審査から落ちることはありません。

しかし、やはり有利なのは有名企業に勤めている場合です。

審査が通りやすくなるだけではなく、借入限度額に差が出てくることが多いです。

有名企業に勤めていることで審査に有利になるかどうかは、みずほ銀行はあきらかにしていませんが、実際に審査に通過した人の口コミによると、同じ年収でも勤務先によって信用度が変わり、借入限度額などの設定に影響が出ているのが現状のようです。

借金やクレカの延滞が一切ない人

カードローンの審査では、申し込んだ人の信用情報の照会が必ず行われます。

信用情報とは、信用情報機関で管理されており、申込者の過去の他社も含めたクレジットカードの利用やローンなどの借金の有無や、返済状況が記録されています。

金融事故はもちろん記録されますし、ローンやクレジットカードの支払いを2~3ヶ月以上延滞すると、長期延滞として信用情報に記録されます。

長期延滞の記録は延滞が解消してから最長5年間残りますので、その間は審査が不利になる可能性があります。

逆に、クレジットカードやローンを過去に利用していても、きちんと完済した記録が残っていれば、審査にはむしろ有利に働き、借りた記録によって不利になることはありません。

属性が不利でも大丈夫!みずほ銀行の審査に通るコツ

みずほ銀行のカードローンを利用するには上記のような審査優遇条件にあてはまらないと、審査に通るのは難しいのでしょうか?

もちろん優遇の条件に該当しなくても、申込条件に合っていれば十分審査が通る可能性はあります。

しかし、中には正社員ではなかったり、収入額が低かったり、借入金があったりする場合など、申込条件に不安がある方もいるのではないでしょうか。

そのような場合でも、審査に通るコツがあります。

以下のような対策を実施してみると、審査が通りやすくなる可能性が高いです。

借入額を50万円以下に抑える

年収が少なく審査が通るかどうか不安がある場合は、借入金額を収入に見合った額にすることが大切です。

たとえ高収入で他の申込条件に問題がなかったとしても、一回目の申込でいきなり限度額まで借りられる可能性は低いです。

まずは年収と借入額のバランスをとることが無理のない審査通過のコツです。

みずほ銀行のカードローンの借入最低金額は10万円からです。

初めての審査の場合には借入希望額を50万円以下に抑えると、審査通過の可能性が上がります。

また50万円以下の場合だと自営業者以外は収入証明書が不必要なのもポイントです。

始めは低めの金額で借りたとしても、毎月きちんと返済していくと、契約1年後位から契約見直し時に借入額を増額出来る可能性があります。

まずは始めの審査を通ることが重要なので、収入に対して無理のない50万円以下の金額で申し込むことをおすすめします。

収入証明書を提出する

借入希望額が50万円を超えると、収入証明書の提出を求められます。

また自営業の人の場合は借入希望額が50万円以下でも収入証明書が必要です。

収入証明書をしっかり出せることは、収入審査の基本的なポイントです。収入証明書は、下記のようなものがあります。

  • 源泉徴収票
  • 住民税決定通知書または課税証明書
  • 納税証明書(その1・その2)

サラリーマンであれば源泉徴収票や住民税決定通知書を出すことになります。

個人事業主や会社経営の方は源泉徴収票以外の提出が必要なので、納税証明書を出す場合が多いです。その他確定申告書を提出する場合もあります。

他社借入を減らしておく

カードローンの審査には信用情報の照会が必ず行われますが、その際に個人の借入金の総額と借入件数も審査の対象となり、他社と合わせた借入合計額が、収入と照らし合わせて返済可能な金額かどうかを判断されます。

消費者金融には年収の3分の1位内に貸付を抑える総量規制がありますが、銀行カードローンは総量規制の対象にはなっていません。

しかし、実際は銀行も総量規制に沿った方針で審査をしており、他社と合わせた合計の借入額が年収3分の1以下になることが審査通過の目安になります。

また、金額だけでなく複数の金融会社からの借入は審査に不利に働く可能性が高いので、現在他社からの借入件数が2社以上あり、借入金額が残っている場合には、申込時点でなるべく件数、金額共に減らしておく方が審査には有利です。

申込で嘘をつかない

カードローンの申込で嘘の申告をしないのは審査通過のための大前提です。

勤務状況や年収は自己申告ですが、わからないと思っていても嘘の申告はバレてしまいます。

故意の申告がバレた場合にはまず審査は通りません。

申込時には、勤務先へ電話での在籍確認があります。

在籍確認が取れないと審査が進みません。

自営業の方にも、個人の連絡先への確認が行われます。

電話がかかってきた際にはすぐに出るか折り返す必要があります。

勤務先への電話は、たとえ本人が不在でも「ただいま席をはずしております」など、電話対応によって実際に勤務していることが分かるかどうかで判断されます。

確認が長時間取れない場合には審査は通らないと思った方がよいでしょう。

また、他社の借入状況やカード利用状況は信用情報に記録されていますので、ごまかすことは不可能です。

審査の条件に不安があったとしても、申込には嘘をつかず、事実をきちんと申告することが大切です。

みずほ銀行カードローンの審査対策をしよう!

みずほ銀行カードローンの審査が通るコツを上記に挙げてきましたが、これらのコツのうち、今できることを一つ一つ実践していけば、審査通過はそれほど難しいことではありません。

年収をすぐに上げるのは難しいことですが、申込まで時間があれば、みずほ銀行の口座をあらかじめ開設しておくことや、引き落とし口座としての取引実績を作ることは可能かもしれません。

また、クレジットカードの利用状況を把握しておいたり、借入金額をなるべく減らすことも大切です。

非正規雇用であっても、年収が少なくても、みずほ銀行カードローンを利用している方はたくさんいます。

無理をせず低めの借入金額で申し込むことで、審査は通りやすくなります。

不安だからといって、他社のカードローンと同時申込をするのは避けましょう。

申込の状況は信用情報機関に記録されています。

カードローン審査の際には、同時申込をしている人はお金に余裕がなく困っているとみなされる可能性が高いです。

そのため、審査に不利になる可能性もあるのです。

みずほ銀行カードローンの申込は、来店不要でWEB申込で完結できます。

必要な本人確認書類や収入証明書などをあらかじめ用意しておき、申告内容をしっかり確認してから申し込むことで、スピーディーに審査が進みます。

申し込んだ後には、電話対応ができるようにしておくことも大切です。

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