消費者金融は、返済しなかった人に催促の連絡を入れます。
また、連絡にも従わなかった場合、他の方法で連絡し、最終的に法的措置を取る手法で返済させています。
しかし、過去の消費者金融では、悪質な取り立てを実施していたケースも多々ありました。
その結果、多くの人に消費者金融は危ないと判断されてしまい、イメージダウンに繋がってしまったのです。
ここでは消費者金融の取り立てについて説明します。
中小消費者金融は審査が甘い・ゆるい！即日融資できる通りやすいサラ金・街金を厳選
消費者金融の取り立てが怖いイメージはどこから来た？
消費者金融の取り立てですが、本来とは異なる方法で請求する会社が過去には存在しました。
その方法をドラマや映画などで取り入れられてしまい、消費者金融では怖い人が取り立てをしているというイメージが付きまとってしまいました。
また、芸能人が取り立てが厳しいと話したことも理由となり、消費者金融は裏で何かと繋がっているというイメージも強まりました。
実際にはこのようなことはほぼなかったのですが、過去には厳しい取り立てを実施した会社もあります。
怖いイメージは、テレビなどから送られた情報によって、勘違いで生まれたものです。
現在の消費者金融では、同様の問題は一切起きていないのです。
ドラマや映画ではチンピラが取り立てに来る
ドラマや映画で消費者金融を扱った場合、取り立てに来るのはチンピラのような人ばかりです。
怖いイメージを植え付けるために、あえて過去に行われていた取り立てを今でも再現している傾向があります。
しかし、ドラマや映画は演出のために実施しているのであり、実際にはそのような行為は一切行われていません。勘違いしないように気をつけましょう。
芸能人のエピソードトークで語られることも
芸能人のトークでは、消費者金融の取り立てが厳しいと感じる機会があったなど、エピソードトークとして出される場合があります。
これは、過去に利用した消費者金融が、問題となる取り立てを実施していたことで起きた問題です。
実際に体験している内容の場合もあれば、作り話の可能性も十分にあります。
ただ、実際に怖いという体験談がテレビで放送されていく中で、消費者金融の怖いイメージがついてしまったという問題もあります。
消費者金融の怖い取り立ては昔の話
消費者金融の取り立てですが、実際には怖い方法を採用していません。
過去にはおかしな方法を利用していた会社も多々ありましたが、そうした問題が起こらないようにルールが改正され、現在では正しい方法以外では取り立てができなくなりました。
過去には金利も高く設定されており、多くの人が返済できずに取り立てを受けるケースがありました。
この当時は、消費者金融と繋がっている怪しい団体も多くいたため、取り立てでは厳しい対応をするケースが多かったのです。
しかし、現在ではこうした団体と手を切るように求められており、怖い取り立てはできなくなっています。
今は安心できる状況を作っていますので、取り立てを受ける場合でも問題は起こりづらくなっています。
戦後の上限金利は年109％超！取り立てを見る機会も多かった
現在の上限金利は、年間で最大20％までに制限されています。
多くの場合は18％が採用されており、それ以上の金利を適用する方法は使えなくなっています。
仮に法定金利を破っていた場合は、その貸し出しは無効として扱われ、返済しなくても良い状況が生まれます。
しかし、戦後の場合は別の話です。戦後は上限金利が非常に高くなっており、100％を超えていた時代もありました。
この時代は利息だけでもかなりの金額を請求されていったため、取り立てを見る機会は多々ありました。
また、取り立ての方法も厳しいものばかりで、自宅までお仕掛けて支払うように求めるケースも多々あったのです。
こうした怖いイメージが今でも残り続けており、消費者金融は怖いと思われている部分があります。
2010年に過剰な取り立ては禁止される
こうした厳しい取り立てが各地で問題視されており、禁止すべきという動きが加速しました。
2010年には、過剰な取り立ては禁止されることとなりました。
このルールに違反した場合は、会社側が処罰され、最悪の場合は貸金業法の資格を取り消されてしまいます。
過剰な取り立てができなくなったため、現在ではルールの範囲内で取り立てを実施するようになりました。
ただ、闇金を中心に、過去の方法をそのまま採用しているところもあるため注意しておきましょう。
金利も大幅に下がり返済しやすくなった
消費者金融の金利ですが、出資法の金利で貸す方法が事実上禁止となり、利息制限法を守るように求められました。
これにより、貸し出す金利は最大20％までに制限され、借りる側の負担は大幅に減ることとなります。
20％というのは、決して高い数字ではありませんが、借りる側としてはそれなりに負担のある数字です。
ただ、過去の金利よりも大幅に下がったことで、返済はしやすくなりました。負担が軽減されたことで、消費者金融は利用しやすくなったのです。
消費者金融の取り立てで禁止されている行為
現在は、消費者金融の取り立てで禁じられている行為がいくつかあります。
この問題を起こした場合は、処罰を受けることが明記されており、会社が経営不能に陥る可能性もあります。
絶対に問題を起こさないように、決められたルールに従って返済を求める必要があるのです。
特に問題となっているのは押しかけと暴言です。この2つはかなり前から問題になっていますし、暴力団などの反社会的勢力との繋がりも懸念されます。
絶対にしてはいけないとルールが決められたことで、こうした悪質な行為は徐々に減ることとなります。
他にも禁止されている内容がいくつかあるため、もしおかしい取り立てを受けた場合は、これから紹介する内容に引っかかっていないか確認しておきましょう。
大人数での自宅訪問
大人数で自宅へ行き、返済を求める行為は禁止されています。
これは、過去の消費者金融が実施した取り立ての方法で、自宅へ押しかけて無理やり返済するという方法に該当します。
過去に実施できたこの方法ですが、悪質な団体との繋がりを指摘されるケースも多々あるため、現在では使えません。
場合によっては、少人数での自宅訪問も認められない場合もあり、消費者金融は別の方法での対応を求められています。
業務連絡以外の無意味な電話・訪問
業務連絡で、何も意味がないのに電話連絡をする、もしくは自宅まで訪問する行為も禁止されています。
これも取り立てを厳しく制限するために適用されているルールです。
業務連絡の場合は、電話連絡か郵送でしっかりと対応することとなります。
それ以外の方法で連絡する手法は禁止されており、訪問で伝えるのは原則としてできなくなっています。
また、無意味に電話連絡を繰り返すような方法も認められなくなり、電話の回数を増やして対応する方法が使えなくなりました。
暴力的な言動
暴言についても禁止されました。消費者金融は会社としてサービスを提供しているため、暴言が会社のイメージを下げるきっかけにもなっています。こうした言動を減らして、より安心して借りてもらえる環境を整えているのです。
しかし、中小の消費者金融では、現在でも対応する人によっては不快な言動がいくつかあります。どうしても気になる点があれば、後から消費者金融側に伝えるなどして、改善を依頼するといいでしょう。
家族に対して肩代わりを要求する
家族に対して返済するように求める、いわゆる肩代わりは禁止されています。
本人が支払えない場合は、本人との交渉によって対応するように求められているのです。
勝手に家族に支払うように求める行為は禁止されています。
消費者金融で借りた金銭は、借りた人が支払うルールとなっています。
借りていない人に無理やり支払うように求めるのは、ルールに違反する行為となります。
これも発覚した時点で罰則を受け、処分されることになります。
現在の消費者金融の取り立ての流れ
現在は、消費者金融の取り立てが非常に楽になっている他、利用者も怖さを覚えるような行為はなくなりました。
ただ、決まった手順によって手続きが着々と進められるため、どこかで支払いを確約しなければ厳しい現実を突きつけられます。
これから紹介する方法は、どの消費者金融でも適用されている方法です。
消費者金融を利用することになれば、返済しなかった場合に下記の手順で手続きをされることになるため注意しておきましょう。
特に最後の法的措置は絶対に取られないように心がけてください。
①返済期限翌日に催促の電話をかける
返済期限を過ぎたものの、返済しなかった場合は催促の電話が入ります。
この連絡により、返済していないと告げるほか、いつまでに返済できるのか判断します。
借りている人は、いつまでに返済できるか告げておけば、それ以上の連絡はありません。
決められた日までに返済しておけば、それ以上の催促はほぼありません。
つまり、しっかりした返済ができれば、返済期限を過ぎても怖い問題は起こりづらくなるのです。
ただ、この電話を無視した場合、もしくは電話連絡で提示した日に返済しなかった場合は、次の方法に移ります。
②督促状を自宅に送る
次に督促状を自宅に送付します。これは返済するように書類で連絡するものです。
この督促状を送った時点で、法的措置を取る可能性が高まっています。
督促状の内容に従い、電話連絡後に返済をしっかり終わらせておけば、これ以上の手続きは実施されません。
ただ、この督促状を受け取ったものの、返済しなかった場合は次の手続きに移行する形となり、利用者に罰則に近い措置が取られます。
③信用情報に事故登録される
信用情報機関に対して、金融事故が起きているという内容を通告します。
借りている人が返済していないという情報を他の会社にも知らせて、借入を避けさせる狙いがあります。
また、信用情報に事故が登録された時点で、ほぼ借入は厳しい状況となります。
仮に返済が終わったとしても、次の借り入れはほぼできない状態です。
今後の借入にも大きく影響する形となるため、あまりいい状況ではないものと判断してください。
④法的措置がとられる
いろいろな方法を使っても返済しなかった場合、法的措置を消費者金融側が取ります。
これにより、法的措置で返済するように求められます。
この状況で勝つのは不可能ですので、返済に応じるしかありません。
法的措置を取っても返済できない場合、差し押さえによって強引に返済する方法を採用します。
差し押さえは、金銭にできるものを全て押さえてしまい、最終的に売却する形で返済する手法となります。
自分が持っているものを失う可能性がありますので、差し押さえにならないよう、すぐに返済に応じたほうがいいでしょう。
悪徳中小・闇金に怖い取り立てをされる可能性はある
悪徳な中小の消費者金融、もしくは闇金はルールに違反する取り立てを実施する場合があります。
特に闇金では、悪質な取り立てが未だに続いており、利用するのは非常に厳しい状況となっています。
悪質な会社の取り立てを受けた場合は、速やかに相談したほうがいいでしょう。
自分1人だけで解決に動くのではなく、他の人にも助けて貰う方法で解決したほうがいいのです。
また、弁護士と協力して、何らかの方法で回避する手法もあります。困った時に相談できる場所を確認しておきましょう。
国の認可を受けておらず年200％もの高金利を負わせるケースも
闇金は国の認可を受けていない会社が、勝手に貸金業者としてサービスを提供するものです。
本来なら違法ですので、この借入は違反とされますが、なかなか摘発できない事情もあります。
こうした悪質な会社は、年間で200％以上の金利で返済するように求めてきます。
中には500％以上の金利を適用している会社もあるほどで、非常に厳しい返済を求められてしまいます。
また、取り立ての方法も厳しく、電話連絡は何度も入りますし、自宅まで押しかける行為は繰り返し実施されます。
最終的には孤立させる方法で返済させようとするほど、厳しい手法を今でも採用してくるのです。
闇金は絶対に利用しないように心がけてください。
また、悪質な中小の消費者金融でも同様の問題が起きていますので、利用しないように心がけましょう。
取り立てが来たら警察か弁護士に相談しよう
取り立てを受けた場合は、まずは警察に相談したほうがいいでしょう。
警察に相談しておけば、何らかの刑法で罰則を与えられる可能性があります。
まずは被害届などを出し、これ以上の取り立てができないように整えたほうがいいでしょう。
また、弁護士と相談し、どのような方法で取り立てを回避するか話し合いましょう。
一番簡単な方法は自己破産ですが、それ以外の方法でも回避する手段はあります。
警察に相談するのも難しいと思っている時は、ネットで相談できる弁護士等と協力し、最終的に悪質な取り立てを避けるようにしましょう。
今は消費者金融も立派な金融機関！安心して利用しよう
消費者金融は、今では貸金業登録で認められた会社だけが名乗っています。
また、ルールをしっかりと守るように国からも通告されており、問題となる行為は絶対にできなくなっています。
今の消費者金融は安心して利用できる傾向が強まっているため、悪質な取り立てを受ける心配はありません。
テレビなどで見た悪いイメージは捨てて、今の消費者金融の安心できるイメージでお金を借りましょう。