消費者金融は、決められた限度額までお金を借りるサービスです。決められた金額以上の借入はできなくなっており、必要であれば限度額を増やさなければなりません。
適切な限度額を超える借入を希望すると、審査に落とされてしまうほか、審査を通過できても限度額が引き下げられてしまいます。
適切な借入額に調整し、確実にいい限度額を確保しておきましょう。
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消費者金融の利用限度額とは？
消費者金融が設定している利用限度額は、その人が借りられるお金の限界を指します。
例えば、利用限度額が50万円であれば、最大で50万円までしか借りられません。
消費者金融の大半は、最大で借りられる限度額が決められています。大手の会社であれば、800万円まで利用限度額を作る場合もあります。
しかし、その限度額を得られる人はほとんどいません。多くの人は、収入に応じて借りられる限度額が決められます。
限度額は、お金を借りると減っていきます。借りている金額分だけ、限度額の数字は埋まってしまうのです。
一方で、お金を返済すると限度額は回復し、再びお金を借りられるようになります。
消費者金融から借りられる上限のこと
限度額は、消費者金融から借りられる金額の上限です。消費者金融ごとに、設定された金額まで融資が受けられます。
この限度額は、何らかの理由によって変更される場合もありますが、基本的には最初に決められた数字がそのまま採用されています。
消費者金融は、限度額の設定には慎重で、本当に多くの金額を貸してもいいのか、様々な情報を確認しています。
場合によっては、情報が悪いと判断し、多くの借入ができないように調整します。借りられる額を調整し、より安心して返済してもらえる金額を限度額にしているのです。
なお、消費者金融によって、上限となる限度額が設定されます。消費者金融の限界である限度額以上は借りられませんので注意してください。
返済すると限度額は回復する
限度額は、お金を借りるとその金額だけ減っていきます。一方で、限度額は返済によって回復し、再び多くの借入が可能となります。
用意されている限度額は、返済によって再び同じ状態に戻り、最終的には用意された限度額だけお金を借りられるようになります。
他のローンと違い、消費者金融が提供しているサービスというのは、何度でも限度額まで借りられるようにしています。
つまり、返済をしっかり進めておけば、限度額を回復させてお金を借りやすくなります。しっかりと返済を続けて、いい限度額を常に残しておきましょう。
利用限度額にかかわる要素
利用限度額に関わる要素は、申込者の情報が大きく影響しています。特に年収の項目は、消費者金融が慎重にチェックしている項目で、限度額に大きくかかわってきます。
収入という部分だけでも、しっかりと用意する必要があります。
他にも、過去の利用状況などが影響して、最終的に限度額が決められます。
場合によっては、年収は多く持っていたものの、他の要素があまり良くないため、限度額がかなり引き下げられる場合もあります。
申込者の年収
一番影響している項目は、申込者の年収です。年収が多ければ多いほど、最終的に得られる限度額は増えていきます。
一方で、年収がかなり少ない人の場合、適切な限度額が設定できないため、審査に落とされる場合もあります。
年収は、限度額を決める最大のポイントであり、借りられる上限に直結する項目です。
その理由として、消費者金融は年収の3分の1までを最大の融資額として設定するためです。つまり、年収が多ければ多いほど、借りられる金額は増えていきます。
借りられる金額が多くなるように、できる限り申込者の年収は増やしておく必要があります。
ただ、虚偽の記載などによって、収入を持っているように見せかける行為は許されていません。
収入面での確認は、一定の金額を超えると実施する必要があるため、嘘の金額を記載しても意味がありません。
年収というのは、それだけ大きな影響を与える項目であり、正しい数字を記載しておかないと悪い影響を与えてしまいます。
申込者の属性
申込者の属性というのは、申込者が記載している個人情報などを指します。
ただ、ここで重要視されるのは、会社に所属しており、何年仕事をしているのかという情報が主体となります。
個人情報については、住まいなどの情報を確認するだけで、それ以外の内容は本人確認書類と内容が一致しているか、チェックする程度です。
ただ、賃貸物件なのか、一戸建てで生活しているのかによって、申込者の信頼性が少しだけ変化します。
一番重要なのは、申込者が会社で働いているのか、そして何年仕事をしているのかという情報です。
この項目は、収入をしっかり確保しているか判断するために重要となり、絶対に確認が必要となります。
仕事をしていない、働いている年数があまり長くないと判断されれば、審査に落とされてしまいます。
なお、借金などの項目も同時にチェックされます。借金がどれくらい存在しているのか、そして正しく申告されているかチェックされます。
この借金でも虚偽の記載が発覚した場合、審査に落とされる可能性があるため注意しておきましょう。
申込者の信用情報
最後に、申込者の信用情報が審査に影響します。信用情報というのは、お金を借りたときに、どのような返済をしていたのかという内容を記したものです。
また、消費者金融などの審査についても記載されます。
信用情報がよくない場合は、返済されないと判断されてしまい、審査に落とされてしまいます。
信用情報が悪いだけで、申込者の信用は失われてしまいます。また、信用情報に悪質な申込みをしていた場合も同様で、こちらも審査に落とされやすくなります。
なお、信用情報には、悪い情報が長く掲載されています。遅延や滞納といった情報でも1年程度は情報が残されるほか、借金を減額する手続きの場合はさらに情報が残されてしまいます。
この信用情報が改善されるまで、消費者金融への申込は避けるようにしましょう。
初回借入時の利用限度額は50万円以下が相場
初回の借入時、利用限度額を設定する場合は、50万円以下に設定したほうがいいでしょう。
50万円以上の限度額を希望すると、信頼できないと判断され、審査に落とされる可能性が高くなってしまいます。
また、消費者金融側の審査が長引き、すぐに借りられない場合も多くなってしまうのです。
50万円以上の限度額を希望した場合、かなり多くの年収を要求されてしまいます。
年収がしっかりと準備されており、さらに信用情報でも返済されている情報が確認できるなど、相当な信用を得なければ借りられません。
初回借入時の審査がかなり厳しくなる点を想定し、できる限り限度額は抑えるような方向で調整したほうがいいでしょう。
また、50万円以下に設定しておけば、収入証明書を出さなくてもいいメリットがあります。収入証明書の提出は、面倒に感じる場面も多数あります。
書類を出したくないと思っているなら、最初から50万円以下の限度額に抑えましょう。
利用者との信頼関係ができておらず高額融資を受けにくい
消費者金融と利用者との間には、信頼関係がしっかり構築されます。また、構築されなければ、お金を貸してもらえません。
初回利用時というのは、基本的に信頼関係は何も構築されていないため、高額な借入は認められません。
信頼関係をしっかり構築しなければ、大きな借入を消費者金融が認めてくれません。まずは少額の借入を何度も実施し、その上で返済を続けて信頼を構築するといいでしょう。
ある程度の信頼が得られれば、後は増額審査等を利用して限度額を増やすだけです。
学生や主婦の利用限度額はより低いことが多い
学生は、安定した収入を確保していないため、限度額を増やすと返済されないリスクが生じてしまいます。
消費者金融は、こうした返済されない問題を作らないため、学生にはかなり厳しい制限を加えています。概要には記載していませんが、学生の限度額はかなり抑えるような方法を取っています。
また、パートで働いている主婦も、あまり多くの収入を持っていないと判断されるため、限度額を下げる傾向があります。
大きな限度額を希望する場合は、パートではなく普段から仕事を通じて収入を多く得なければなりません。
なお、専業主婦は審査を通過できません。専業主婦は、審査に必要な収入という部分がありませんので、消費者金融は利用できないのです。
専業主婦ではなく、パートで収入を得てから申し込みましょう。
適切な限度額以上を希望するとどうなる？
適切な限度額以上の借入を希望すると、基本的に限度額を下げて融資を決める傾向があります。
希望している金額で融資はできないものの、適切な限度額に抑えられれば問題はないと判断し、限度額を引き下げてしまうのです。
また、あまりにも限度額が高すぎるなどの理由から、審査を通過させられないと判断された場合、審査に落とされます。
悪質な申込みと判断されれば、その時点で審査を通過できなくなってしまいます。当然ですが融資を受けられないため、お金を借りたくても借りられない状況が生まれてしまいます。
①限度額を下げた上で融資される
適切な限度額に引き下げたうえで融資を決め、消費者金融が申込者に通知します。
消費者金融としては、限度額が適切な金額ではないと判断された場合、最初に取るのは金額の修正です。
一定の金額まで限度額を引き下げ、その上で融資を実施する方法を取っています。
消費者金融としては、借りられる限界を超えてしまった場合、借りられる限界まで下げて融資をする方法を積極的に取り入れます。
これにより、審査落ちをさせなくても、融資の金額を制限させる方法が可能となります。
希望する限度額には満たないものの、この方法は融資を受けられるため、借りられないという問題はありません。
②審査に落とされる
あまりにも審査に影響するほどの限度額で、利用させるわけにはいかないと判断されれば、その時点で審査に落とされてしまいます。
審査を通過させるメリットがないため、消費者金融が利用させない選択を取ってしまうのです。
この場合は、融資を受けられないため、お金を借りる場合は別の方法を検討しなければなりません。
また、希望した限度額が高すぎるという判断をすぐに取れなければ、何度も審査落ちを受ける場合があります。
適切な限度額をしっかりと理解する必要もあります。
消費者金融の利用限度額を上げるには増額審査を受けよう
消費者金融の利用限度額を増やすために、増額審査を受ける方法があります。
増額審査によって、現時点で持っている限度額より、さらに多くの金額が得られるのです。
基本的に、増額審査を受けたほうが、最終的に得られる限度額は多くなります。
増額審査は、ある程度消費者金融を利用していなければ、認められません。
また、収入等に問題がなく、本当に増額させてもいい判断を受けなければ、基本的に増額されません。
難易度がやや高い審査となるため、増額案内が届くまで待つというのもいい方法です。
増額案内が届くのを待つのも一つの手
消費者金融は、増額できると判断した人には、増額案内をメールで送信します。
この増額案内が届いてから審査を受ければ、通過できる可能性はかなり高くなります。ただ、審査に落とされないわけではありません。
増額案内が届いていない人は、審査を通過できるか微妙な状況です。
審査に落とされてしまい、希望している限度額が得られない場合もあります。
まずは増額案内が届くまで待ち、本当に増額できると判断してから審査を受けるといいでしょう。
新規借入時より状態が悪いと減額措置を受けることも
新規の申込よりも状態が悪く、明らかに融資が厳しいと判断された場合、限度額の引き下げに踏み切る場合があります。
限度額が下げられた場合は、借りられる金額が減ってしまい、より使いづらい状況に陥ってしまいます。
状態が悪いまま審査を受けないように、現在の状況をしっかり確認しておきましょう。
また、審査に落とされる可能性が高いと判断されている場合は、まず審査を受けないようにしましょう。
なお、審査を受けた結果、最悪の場合は利用停止や解約の措置を取られる場合もあります。
消費者金融の利用限度額の仕組みを把握しておこう
消費者金融の限度額ですが、利用できる範囲を決めるために会社側が設定し、利用者に通知する方法を採用しています。
利用者は、利用限度額の希望は出せますが、その希望に沿った金額を借りられるかどうかは審査にかかっています。審査の結果、利用できる金額が減らされる場合もあります。
どうしても希望している金額が得られなければ、将来的に増額を希望するといいでしょう。
ただ、増額には消費者金融の利用が必要となるほか、より多くの借入に耐えられるような収入が必要です。
様々な情報を改善し、借りられる額を増やすように心がけましょう。