キャッシュワンへは過払い金請求できる?請求の流れと注意点を徹底分析!

キャッシュワン

近頃、テレビのコマーシャルなどで、過払い金請求の宣伝をよく見ますよね。

過払い金請求をすれば、利息付きでお金が返ってきたり、借金が0になる可能性があります。

中には「以前キャッシュワンを利用していたが、過払い金請求ができないか」と考える方もいるでしょう。

結論から言うと、キャッシュワンに過払い金請求はできません。

しかし、過去にキャッシュワンを利用していて現在アコムを利用している方は、注意すべき点があります。

このページでは、キャッシュワンの過払い金請求ができない理由・過払い金請求をする際の注意点・過払い金請求の流れなどについて解説していきます。

また、過払い金請求の相談におすすめの法律事務所も紹介するので、そちらも参考にしてください。

キャッシュワンへ過払い請求はできるのか

冒頭でも説明した通り、キャッシュワンへ過払い金請求はできません。

できない理由や、キャッシュワンとアコムとの関係については次項から解説していきます。

キャッシュワンは過払い金請求ができない

キャッシュワンへ過払い金請求ができない理由は、元々キャッシュワンは利息制限法内で金利を課していた為です。

そもそも過払い金とは、2008年以前(貸金業法の改正前)に20%を超える金利を利用者に課していた消費者金融などに発生するものです。

以下に2008年以前の代表的な消費者金融の金利をまとめました。

消費者金融 金利
アコム 27.375%
アイフル 28.835%
キャッシュワン 17.95%

上記の通り、キャッシュワンの金利は20%以下であるため、過払い金が発生しません。

過払い金が発生しない以上、キャッシュワンに過払い金を請求をすることはできません。

ただし、過去にキャッシュワンを利用していて現在アコムを利用している方は注意が必要です。

なぜならば、現在キャッシュワンはアコムの保証会社になっているためです。

現在、キャッシュワンがどういった金融機関であるかは、次項から解説していきます。

現在のキャッシュワンはどうなっているか

現在までのキャッシュワンの経緯を辿ると以下の通りになります。

出来事
2001年 東京三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)・アコム・三菱信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)・ジャックス・ディーシーカードの合同出資により、キャッシュワンが設立される
2005年 アコムが出資比率を35.0%から54.73%へ引き上げたことで、キャッシュワンはアコムの子会社になる
2009年 アコムがキャッシュワンの株式を100%取得し、吸収合併が行われる
2011年 キャッシュワンの新規会員の契約を終了する
2012年
  • アコムはキャッシュワンの事業をじぶん銀行に分割譲渡する
  • キャッシュワンはじぶん銀行のカードローンである自分ローンになる
  • キャッシュワンはアコムの保証会社になる

アコムを利用している方は注意が必要

では、具体的にどういった注意が必要になるのでしょうか。

注意が必要になる方は、以下の条件を全て満たす方です。

  1. キャッシュワンに返済残高がある
  2. アコムを利用している
  3. アコムへ過払い金請求を検討している

上記の条件を満たしている場合、アコムへ過払い金請求を行うと、過払い金はまずキャッシュワンの返済にあてられます。

この時点で返済残高が0にならなかった場合は、信用情報機関に任意整理として記録されてしまいます。

任意整理は金融事故として扱われるため、新規の借入やクレジットカードの契約に大きな影響を及ぼします。

そのため、アコムへ過払い金請求を検討している方は、事前の調査をすることを強くおすすめします。

過払い金請求をする際の注意点

過払い金請求をする際の注意点としては、以下などが挙げられます。

  • 返済中に過払い金請求をすると債務整理扱いになる
  • 過払い金請求をすると借入がしづらくなる
  • 過払い金請求には時効がある

詳細は次項から解説していきます。

返済中に過払い金請求をすると債務整理扱いになることがある

アコムとキャッシュワンについて説明した通り、返済返済中に過払い金請求をすると債務整理扱いになることがあります。

そのため、過払い金請求は完済後に行うことをおすすめします。

「どうしても過払い金を利用して借金を返したい!」という方は、後にこのページで解説する過払い金請求の流れを参考に、過払い金を計算しましょう。

過払い金が、返済残高を上回る場合は任意整理になりません。

過払い金請求をすると借入がしづらくなる

また、過払い金請求をすると、請求した金融機関の増額審査や新規の借入を断られることがあります。

そのため、過払い金請求をした後は、新規の借入先を検討することをおすすめします。

過払い金請求には時効がある

また、過払い金の請求は10年で時効になります。

以前は「どのタイミングから10年を計算するか」で判断が分かれていましたが、2009年の最高裁判決によって、取引が終了した時点と定められました。

最後に取引をした日から10年が近づいている方は、弁護士や司法書士などの過払い金請求のプロに早く相談をすることがおすすめです。

自身で請求を行うと、手続や交渉に時間がかかり、時効が成立する可能性があるためです。

おすすめの法律事務所については、このページの最後に紹介をします。

過払い金請求の流れ

過払い金請求の流れは以下の通りです。

  1. 取引履歴を取り寄せる
  2. 過払い金を計算する
  3. 司法書士や弁護士に相談する

詳細は次項から解説していきます。

取引履歴を取り寄せる

まずは、キャッシュワン(現auじぶん銀行)に電話をかけましょう。(0120-18-6057)

そこで「取引履歴を発行して貰いたいのですが」と依頼をする必要があります。

取引履歴の発行は、金融機関の義務であるため断られる心配はありません。

しかし取引履歴の発行には、以下の情報などが必要になります。

  • 氏名
  • 借入時期
  • 完済時期

情報が正確であればあるほど、早く取引履歴を確認することができます。

自身が保管してある記録があれば探しておくと良いでしょう。

過払い金を計算する

過払い金の計算には、自動計算ツールを利用することをおすすめします。

過払い金の計算式には10以上の式を利用する場合もあり、不慣れであれば高い確立で計算のミスが起こるためです。

インターネットで利息計算や、過払い金計算などで検索すると、計算ツールを無料で利用することができます。

また、エクセルが利用できれば、シートをダウンロードするのも良いでしょう。

印刷がしやすく、提出が簡単になります。

司法書士や弁護士に相談する

過払い金の計算が終わったら、司法書士や弁護士に相談に行きましょう。

スピーディーに過払い金を受けるためには、プロに依頼することをおすすめします。

しかし、司法書士や弁護士に過払い金請求を依頼する際には、以下の点に注意が必要です。

  • なるべく正確な情報を提供すること
  • 司法書士や弁護士から聞かれたことは、早く答えること

司法書士や弁護士は依頼人からの情報を元に、調査や交渉を行います。

そのため、依頼人から提供される情報に虚偽や不備があれば、確認を取る必要があります。

スムーズに過払い金を受け取るためには、司法書士や弁護士に、正直に全ての情報を提供することが重要だと言えるでしょう。

過払い金請求の相談におすすめの法律事務所

このページで紹介するおすすめの法律事務所は下記の2つです。

  • 杉山事務所
  • みどり法務事務所

どちらの法律事務所も強みが異なるため、詳細に紹介をしている次項を参考にしましょう。

杉山事務所

杉山事務所

司法書士法人杉山事務所の強みとしては以下の点を挙げることができます。

  • 週間ダイヤモンド師の消費者金融が恐れる司法書士第1位に選出された
  • 北海道・東京・大阪・福岡・愛知・広島・岡山・宮城など、全国に事務所がある
  • 過払い金請求で毎月3000件以上の相談があり、毎月回収額が5億円を超える実績がある
  • 初期費用や相談料は無料
  • 報酬形態は完全成功報酬

司法書士法人杉山事務所は、過払い金請求の最大手と言えます。

まずは、杉山事務所に相談に行くことをおすすめします。

みどり法務事務所

みどり法務事務所

司法書士法人みどり法務事務所の強みとしては以下の点を挙げることができます。

  • 過払い金請求や、債務整理を専門にしている
  • 初期費用や相談料は無料
  • 分割払いで費用が払える
  • 親切や丁寧さを評価する口コミが多い

みどり法律事務所の魅力としては、サービスの高さや安心感が挙げられます。

司法書士の相談に不安がある方は、みどり法律事務所を利用すると良いでしょう。

まずは自身の借入状況を把握しよう

ここまで、キャッシュワンへの過払い金請求ができるのか・過払い金請求をする際の注意点・過払い金請求の流れ・おすすめの法律事務所などを紹介してきました。

このページの内容をまとめると、以下の通りになります。

  • キャッシュワンは法改正以前より20%以下の利息で利用できた為、過払い金請求はできない
  • 過払い金請求をする際は、請求のタイミングと時効などには注意が必要
  • 過払い金請求をするためには、まず取引履歴を取り寄せて過払い金を計算をしよう
  • 過払い金請求を依頼する際は、杉山法律事務所やみどり法律事務所などがおすすめ

過払い金請求をする際は、現在の借入状況を把握する必要があります。

まずは、取引明細書やWeb明細を確認するところから始めましょう!

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