十八銀行カードローンの審査は甘い?厳しい?通りやすさを他社と徹底比較

十八銀行カードローンの審査は甘い

地方銀行として知られる十八銀行はカードローン商品を提供しています。

月々のご返済が2,000円からという形で宣伝が行われていて、急な出費のときには借りたいと思う人もいるでしょう。

しかし、申し込んでも審査を通れるのかが心配になるかもしれません。十八銀行カードローンは通りやすいのでしょうか。その実態を確認しておきましょう。

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十八銀行カードローンの審査基準を他社と比較

十八銀行カードローンの審査が厳しいのか、それとも甘いのかは他社と比較してみると想像することができます。

他の地銀や消費者金融と金利を比べたときに、金利が高めになっているところほど審査が甘いと考えられるのです。

これは貸し倒れになるリスクが高いときほど金利を高めにして銀行や消費者金融が利益を得られるようにする必要があるからです。

特に限度額が低いときに適用される金利の上限が高い場合ほど審査が甘いと考えることができます。

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十八銀行は地銀の中では標準的な審査難易度

カードローン名 金利(年)
十八銀行カードローン 2.0%~14.6%
横浜銀行カードローン  1.9% ~ 14.6%
ちばぎんカードローン クイックパワー<アドバンス> 1.7% ~ 14.8%
常陽銀行カードローン[CASHPIT(キャッシュピット)] 2.5% ~ 14.8%
北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」 1.9% ~ 14.7%
北海道銀行カードローン「ラピッド」 1.9% ~ 14.95%
但馬銀行カードローン(口座なしタイプ) 1.9% ~ 14.5%
栃木銀行カードローン 1.9% ~ 14.5%
仙台銀行スーパーカードローン「エクセレント」  3.5% ~ 14.5%
但馬銀行カードローン(口座ありタイプ) 1.9% ~ 14.5%
群馬銀行カードローン「ナイスサポートカード」 2.8% ~ 14.5%

このように金利を比較してみると十八銀行カードローンは他の地銀のカードローンとほぼ同水準になっています。

金利と審査の厳しさの関連性があるとすれば標準的な難易度だと言えるでしょう。

消費者金融と比較するとかなり厳し目

カードローン名 金利(年)
十八銀行カードローン 2.0%~14.6%
プロミス 4.5% ~ 17.8%
アコム 3.0% ~ 18.0%
アイフル 3.0% ~ 18.0%
SMBCモビット 3.0% ~ 18.0%
レイクALSA 4.5%~18.0%
ノーローン 4.9%~18.0%
ダイレクトワン 4.9%~20.0%

十八銀行カードローンの金利を消費者金融と比較してみると、消費者金融の方がかなり高めの金利を設定していることがわかります。

この状況を考えると審査は十八銀行カードローンの方がかなり厳しくなっていると考えることが可能です。

上限の方では3%以上もの金利の違いがあるので審査基準ギリギリの場合には十八銀行カードローンは無理でも消費者金融なら審査を通過できることもあるでしょう。

銀行カードローンの審査は基本的に厳しい

銀行カードローンは消費者金融に比べると審査が厳しくなっていて、審査結果を通知してもらうまでにかかる時間も長めになっています。

銀行でも消費者金融でもどのくらいの金額までなら貸せるかを判断するための調査をしている点で違いはありません。

それなのに、なぜ銀行カードローンは審査に時間をかけて慎重に行うのでしょうか。

実はこのように銀行カードローンの審査が厳しくなってきた流れがあるので、状況が変わってきた経緯を簡単に理解しておきましょう。

2018年から銀行カードローンの審査が難化

実は銀行カードローンの審査が厳しくなったのは2018年1月からのことです。

これ以前から大手銀行を中心にして貸付に関する自主規制を行ってきていましたが、2018年からは警察庁のデータベースを照会して審査を行うことになり、審査にかかる期間が一日程度は長引くことになってしまいました。

これは反社会勢力への貸付を行ってしまうという失態を犯さないようにするための対策で、スルガ銀行の不祥事が発端になって生まれてきた仕組みです。

この審査が必要になったのが理由で銀行カードローンでは即日融資という形を取れなくなってしまっています。

スルガ銀行の不祥事も地銀カードローンの審査基準に影響?

スルガ銀行の不祥事によって銀行カードローンの審査は全体として厳しくなりました。

貸金業法による総量規制の対象にならないのが銀行の特徴で、収入がない人もカードローンを組むことができたのは事実です。

しかし、自主規制によって総量規制に準ずる基準で貸付をするのが標準的になっています。

これは大手銀行が積極的に始めたものでしたが、その動きに合わせて地銀でも同様の自主規制を行うようになり、審査も上限額の設定もかなり厳しくなっているのが現状です。

十八銀行カードローンの審査は本当に厳しい?見極める4つのポイント

十八銀行カードローンも地銀カードローンの一つとして自主規制などの影響を受けて審査が厳しくなっていると考えられるでしょう。

自分は本当に審査通過するのかと気にかかったら十八銀行カードローンの審査の厳しさを見極めることが大切になります。

審査に対してどのようなシステムがあり、どんな考え方を持っているかを押さえておくと役に立つでしょう。

十八銀行カードローンの審査難易度を判断をするのに有用な四つのポイントを紹介します。

①地銀カードローンの審査と大手銀行カードローンの審査の違い

地銀カードローンは大手銀行カードローンと審査に少し違いがあります。

同じように銀行ごとに合理的な基準を設けて審査を行っているのは確かですが、審査基準にも審査を行うときに考慮する点も異なっているのです。

特に大きな違いは大手銀行との差別化のために地銀が努力をしていることです。

地方特有の事情に合わせたサービスを提供するという考えが強く、地元の人や地元企業への融資について審査が甘くなっている傾向があると言われています。

逆に大手の場合には全国で同じような水準のサービスを提供しようという傾向があるため、地元の人だからといって審査を甘くすることがないというのが一般的です。

②地銀カードローンは積極的に利用者を集めている

地銀カードローンは十八銀行カードローンに限らず利用者を積極的に募集しているのも特徴です。

大手銀行のように待っていれば借りたい人がやってくるとは限らず、必死に営業活動をしたり、キャンペーンを実施したりして利用者を探さなければならない状況に陥っていることがよくあります。

銀行としてはカードローンによる利子の収入は比較的大きなもので、経営利益を上げていく上では顧客獲得が欠かせません。

このような流れがあることから申し込んでくれた人に対して審査をできるだけ通せるようにしようと考えてくれると期待できるでしょう。

③地銀は長年の利用者を優遇する傾向にある

地銀の特徴として地域でずっと利用してきてくれている人を優遇する傾向もあります。

その地域に根ざした優良なサービスを提供するのを目的として掲げているのが通例だからです。

結果として、十八銀行でずっと銀行口座を持っていた人がカードローンを利用したいと申し出ると審査が通りやすい傾向があると言われています。

個人に限らず法人についても同様の傾向があり、地元で長く十八銀行を利用してきたなら大手銀行のカードローンを申し込むのに比べると審査の難易度が低めだと考えておきましょう。

④消費者金融系のエム・ユー信用保証が保証会社になっている

十八銀行では保証会社としてエム・ユー信用保証を使用しているのも特徴で、審査が厳しくなっているとはいえ比較的通りやすくなる理由になっています。

エム・ユー信用保証は消費者金融系の保証会社で、審査基準が比較的低めになっているのが特徴です。

実はカードローンを申し込んだときに厳しいのは銀行よりも保証会社の審査だということがよくあります。

十八銀行カードローンならその点で不利になってしまうリスクがないので比較的審査が通りやすいと考えられるのです。

「地銀カードローンの審査通過率は30%ほど」のカラクリ

このように地銀カードローンは銀行カードローン全般の審査が厳しくなっているにもかかわらず、比較的審査が甘い傾向があります。

しかし、実際には地銀カードローンの審査通過率は30%ほどと言われているのが現状です。

100人申し込むと30人しかお金を借りられないということになりますが、なぜこれほどまでに審査を通る確率が低いのでしょうか。

十八銀行カードローンなどの地銀カードローンを利用しようとしても落ちてしまうのはどういう人なのかを確認し、審査通過率が低いように見えてしまっているカラクリを考えてみましょう。

審査落ちの多くが無職・借金経験者

地銀カードローンの審査に申し込んで落ちてしまっている人の多くは、しっかりと仕事をしていて収入があり、今まで一回もお金を借りたことがないという人ではありません。

落ちているのは無職で収入がないけれど借りられるかもしれないと思って申し込んだ人や、今までに何度か借金をした経験がある人、あるいは現在別のところで借金をしている人がほとんどです。

過去に金融事故を起こしたことがあってもきっと大丈夫だと思って申し込んだ結果、落ちてしまっている人がよく見受けられます。

審査対策をしっかりすればそこまで難しくない

審査落ちしてしまうのには必ず理由があります。過去に借り入れをしていた人であってもしっかりと返済をしてあれば問題はなく、その借り入れの経歴が問題で審査に落ちてしまうことはないでしょう。

仮に金融事故を起こした経験が何回もあったとしても、適切な対策を取っておけば審査を通過するのはそれほど難しくはありません。

何も対策をしなかったり、あまり効果のない対策ばかりをしてしまったりしている状況でカードローンの審査に申し込んでしまっている人がいるのが通過率を下げる原因となっています。

しっかりと対策をすればきっと審査通過すると考えるようにしましょう。

申込者の状況別に十八銀行カードローンの審査対策方法を紹介

このようなことを踏まえると、十八銀行カードローンを利用したいと考えている人は、どのような審査対策をすれば通過できる可能性が高くなるのでしょうか。

申込者の状況によって取るべき対策にも違いがあります。落ちてしまう人の傾向も理解しながら、具体的にどんな対策を立てて審査に申し込むと良いかを紹介します。

十八銀行カードローンに申し込む前に自分の状況と照らし合わせて対策を立ててみましょう。

信用情報のクリーンな正社員なら年収・勤続年数をチェック

申込者の状況としてまず確認する必要があるのが信用情報です。

信用情報がクリーンな人なら属性が基準を満たしていればかなりの確率で十八銀行カードローンの審査を通過することができます。

正社員で働いているなら雇用が安定しているので通過しやすいでしょう。その場合に重要なのが年収で、年収が極端に低くて返済をするのが難しいのではないかと思われると審査落ちになります。

また、勤続年数が短いとすぐに退職してしまうのではないかと懸念されてしまいがちです。

転職などでまだ一年しか働いていないといった場合には審査が通らないこともあるので数年間は働いてから申し込むように注意しましょう。

信用情報がブラックの場合はクリーンになるのを待つ

いくら正社員で年収が高くても信用情報がブラックの場合には審査が通らないことが多いので注意しましょう。

クリーンになるまで待つのが重要で、金融事故を起こしてしまってからおよそ5年から10年が経過すれば参照できなくなります。

内容と信用情報機関によって履歴が記録されている期間には違いがありますが、自己破産以外であれば5年以内にクリーンになるので、それまでは十八銀行カードローンに申し込むのを差し控えておきましょう。

クリーンになる前に何度も申し込んで落ちると余計に信用情報に傷が付くので気をつけなければなりません。

希望限度額を必要最低限まで抑える

信用情報は大丈夫でもパートや派遣、自営業の人は審査で不利になりがちです。

年収が低い場合や勤続年数が短い場合も同様ですが、審査を通過しないと諦めてしまう必要はありません。

希望限度額を必要最低限まで抑えることによって審査を通りやすくすることができるからです。

最初から多額の借り入れをしようとしている人に対しては審査を慎重に行う傾向があります。

たとえ年収が高い正社員や公務員の人でも、一気に多額の借り入れをしてしまって返せなくなるのではないかと懸念されてしまうことがあるので、できるだけ希望限度額は低めにしておきましょう。

無職・専業主婦の方は公的機関に相談するのがおすすめ

無職や専業主婦の人は十八銀行カードローンを利用することができるのでしょうか。

法律上では総量規制の対象になっていない銀行なら貸してもらえることになりますが、自主規制の影響で総量規制と同様に年収の3分の1までしか貸さないという方針が立てられているのが現状です。

そのため、収入がない人は銀行カードローンでお金を借りるのは困難になっています。ただ、無職で働いていない人であれば総合支援資金という公的機関の融資を受けられる可能性があるので検討してみましょう。

生活の立て直しや経済的自立を目指す上で役に立つ範囲のお金を借りられる仕組みになっています。

十八銀行カードローンの審査基準を理解して申し込もう

十八銀行カードローンは一般的な地銀カードローンとあまり大きな差はない審査難易度になっていますが、消費者金融に比べると審査が厳しいと考えることができます。

スルガ銀行の不祥事の影響を受けて銀行カードローンの自主規制の傾向が強まり、審査にも項目数が増えたことから審査は通りにくくなってきました。

ただ、地銀特有の審査基準や、属性と信用情報に基づく審査のあり方を知っていれば対策を立てることが可能です。

十八銀行カードローンに申し込むときには、審査基準を参考にして適切な準備を整えてから申し込むようにしましょう。

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