銀行カードローンを借り換えたい!借り換え審査のポイントを徹底解説

銀行カードローンの借り換え審査

お使いの銀行カードローンを他社のカードローンに借り換えたいという方も少なくないでしょう。

適当に契約してしまったカードローンと他社のサービスを見比べたら明らかに他社のほうがお得だったという場合は、早めに借り換えをするのも一つの手です。

でも借り換えを実施するためには審査があり、通過をしなければいけません。

銀行カードローンの借り換え審査はどれくらいの難易度で、どうすれば通過できるのでしょうか?

銀行カードローンの審査基準と落ちる理由を元審査担当者が解説

銀行カードローンの借り換え審査は難しい

率直に言ってしまえば、銀行カードローンの借り換え審査は通過するのが難しいです。

これは例えば消費者金融から銀行カードローンに借り換える場合も、銀行カードローンから他のローンに借り換える場合も同様です。

特に2017年、2018年に銀行カードローンの審査手続きが追加された上、全国の銀行が借入基準を自主的に引き上げたということがあります。

つまり、銀行カードローンの借り換え審査はどんどん難しくなっているのです。

消費者金融の借り換え審査よりも通りにくい

消費者金融の借り換え審査よりも、銀行カードローンの借り換え審査のほうが通るのは難しくなっています。

その理由としては、カードローンの借り換え後は必ず金利が低くならなければいけないという決まりがあるためです。

一般的には、銀行カードローンのほうが年4~5%ほど消費者金融カードローンより金利が低くなっています。

金利が低いほど利息が低い、つまり金融機関の利益が少ないので、完済を前提に審査をするようになります。

つまり、もともとの新規の借入審査も、銀行カードローンのほうが消費者金融より厳しいです。

さらに銀行カードローンを借り換えるとなれば、更に金利が下がる訳ですから、審査の通過はより難しくなってしまいます。

もともと借りていた銀行カードローンが業界最低レベルの金利だった場合、借り換え審査に通る見込みはかなり薄いと見たほうが良いでしょう。

銀行カードローンに借り換えるメリットとは?

そもそも、銀行カードローンに借り換えるメリットは何があるのでしょうか?

住宅ローンなどでは借り換えは一般的ですが、カードローンはずっと同じものを利用するのが普通です。

銀行カードローンに借り換えると、どんな良いことが起こるのでしょうか。

今よりも金利が低くなる

まず、より金利の低いカードローンに借り換えることで、返済の負担が大幅に下がります。

それによって、今後の返済が楽になるというのが大きなメリットです。

ただ、注意してほしいのがカードローンの借り換えというのは残高を圧縮する手段ではないということです。

元金にかかる利息が減るというだけで、返済負担が大きく楽になることはありません。

複数のカードローンを1社にまとめることができる

複数のカードローンを1社へ借り換える方式を、おまとめローンと言います。

ローンの借入は複数の銀行からおこなっているほど、多重債務ということで評価が低くなります。

複数の借金を1社にまとめることで管理がしやすくなりますし、多重債務状態も解消することができます。

返済期限が1日になって返しやすくなる

意外と注目されていませんが、おまとめローンを使って返済期限が絞られることで、返済日の管理がしやすくなります。

返済ができなくなる方の多くが、返済を延滞してしまった際にかかる遅延損害金の支払いに苦しみ、そこから負担が増加するのがきっかけになっています。

返済期限が1日になることで返済日を忘れるリスクが減りますし、完済に向けたモチベーションも高まります。

銀行カードローンの借り換え審査で見られるポイント

では、銀行カードローンの借り換え審査では、どんなところをみられるのでしょうか?

重視されるポイントを知ることで審査対策を効率良く進めることができます。

他社の借入件数

他社からの借入が何件あるかによっても、借入審査の通りやすさは変わってきます。

基本的には借り換えローンは総量規制の対象外ですし、複数社のカードローンを借り換えるのもOKです。

つまり、もともと複数借入をしている方を想定したカードローンと言えます。

しかし、法律上で許可していることと、審査に通るか、あるいは有利かどうかは全く別の話でもあります。

複数社の借入をまとめる場合でも、まとめる数が少ない方が審査には通りやすくなります。

他社の借入額

件数だけでなく、現在借りている借入額によっても審査の通りやすさは変わってしまいます。

借金が他にある時点で、単純に収入を圧迫してしまうので当然と言えば当然ですね。

つまり、他社借入がある場合は件数と総額のどちらにも意識を回す必要があります。

現在の年収

カードローンを借り換えれば、後は完済までまっしぐらに進むことになります。

銀行側としても、利息込みで完済さえしてくれうれば、どんな企業に勤めていても関係ないというのが極論の本音でしょう。

そのため、年収の高い人は借り換えローン審査で有利になる傾向にあります。

しかし、年収が高くても返済額が高ければ負担は減らないので意味がありません。

逆に年収が低くても返済負担が少なければ余裕が生まれるので、審査に通りやすくなります。

年収に占める年間返済額の割合は、25%以下になるのが理想的です。

勤続年数

勤続年数が長いほど、その後の離職率が低く、給与も安定する傾向にあります。

借り換えローン審査を受ける際は、最低でも1年以上の勤続年数を達成しておきたいものです。

転職したての方は給与が高くても、勤続年数の短さで審査に落ちることがあるので注意しましょう。

勤務先の規模

勤務先の規模も審査には影響があります。

勤務先が大きいほど福利厚生なども安定しているので、病気の時も滞ることなく返済し続けることができます。

ただ、数人のスタートアップ企業などでなければ、そこまで重視される項目ではありません。

過去の返済履歴

過去にカードローンやクレジットカードの返済延滞があった際は、審査に悪影響を及ぼします。

延滞履歴は信用情報に掲載され、借り換えローン審査で開示されます。

過去に滞納がある人はその後も当然滞納する可能性が高くなるので、貸し渋られてしまうのです。

滞納履歴は時間が経てば消えますが、過去に滞納したのと同じカードローンや、同じグループのカードローンだったりすると、いつまでたっても審査に通らない可能性がでてきます。

銀行カードローンの借り換え審査に通りやすくするポイント

カードローンの借り換え審査に通るには、抑えておきたいポイントというものが存在します。

これを守ることで、審査へ通過する可能性が高くなっていくのです。

では、どんなポイントを抑えれば良いのでしょうか?

借り換え希望額を年収の3分の1以内に抑える

まずは借り換え希望額を年収の1以内に抑えることが前提になります。

もともと銀行カードローンは総量規制の対象外ですし、借り換えローンには高額の融資をまとめる作用もあります。

ただ、銀行カードローンは消費者金融と同じように年収3分の1を超える借入を自主規制しているので、通らない可能性が高くなります。

まずは現在のローン残高に注意しましょう。

申し込み内容を正確に記入する

申し込み内容を正確に記入するのも忘れないようにしましょう。

だいたいで良いと言われてはいますが、故意の嘘と思われてしまえば審査に問答無用で落とされていまいます。

申し込み内容を正確かつ詳細に記入することで、審査もスムーズに進めることができます。

銀行カードローンの借り換え審査を確実にクリアしよう

銀行カードローンへ借り換えることで、金利が安くなり返済がスムーズになります。

しかし、借り換え審査に通るのは非常に難しいので、注意をする必要があります。

借り換え審査のポイントをしっかり確認し、確実に通過していきましょう!

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