肥後銀行カードローンの審査に落ちる理由と通過のコツ

肥後銀行カードローンは、熊本県に本店を置く地方銀行の肥後銀行が発行しているカードローンです。

肥後銀行カードローンには、「WEBカードローン」「カードローン Back Up」「カードローン BEST ASSIST」の3種類の商品があります。

それぞれの商品ごとに、特徴や審査基準が異なっていますが、どれも低金利で、幅広い方が利用できるカードローンとして人気があります。

この記事では、肥後銀行カードローンの審査に落ちる理由と通過のコツについて、徹底解析します。

カードローンの審査基準を徹底解説!こんな人は審査に落ちる可能性大!

肥後銀行カードローンの基本情報

はじめにカードローンの基本的な情報を確認しておきましょう。

「WEBカードローン」
金利(実質年率) 4.5% ~ 14.0%(固定金利)
限度額 10万円〜500万円(10万円単位)
審査時間 最短翌日
担保 不要
保証人 保証会社の保証が必要
利用用途 自由(事業資金を除く)
契約期間 3年間(3年ごとの自動更新)
保証会社 新生フィナンシャル株式会社
手数料 ATM利用手数料無料。一部有料。
無利息期間 無し
遅延損害金 年14.6%の日割り計算が加算される。
運営会社 株式会社肥後銀行

「カードローン Back Up」
金利(実質年率)
  • 12.5%(肥後カード)
  • 14.0%(オリエントコーポレーション)
限度額
  • 30万円コース
  • 50万円コース
  • 100万円コース
審査時間 最短翌日
担保 不要
保証人 保証会社の保証が必要
利用用途 自由(事業資金・旧債務返済資金を除く)
契約期間 3年間(3年ごとの自動更新。満65歳まで。)
保証会社 肥後カード株式会社、株式会社オリエントコーポレーション
手数料 ATM利用手数料無料。一部有料。
無利息期間 無し
遅延損害金 年14.6%の日割り計算が加算される。
運営会社 株式会社肥後銀行

「カードローン BEST ASSIST」
金利(実質年率)
  • 5.4%(肥後銀行で住宅ローンを利用している方)
  • 7.15%(肥後銀行で住宅ローンを利用していない方)
限度額
  • 100万円コース
  • 200万円コース
  • 300万円コース
審査時間 最短翌日
担保 不要
保証人 保証会社の保証が必要
利用用途 自由(事業資金を除く)
契約期間 3年間(3年ごとの自動更新。満60歳まで。)
保証会社 肥後カード株式会社、株式会社オリエントコーポレーション
手数料 ATM利用手数料無料。一部有料。
無利息期間 無し
遅延損害金 年14.6%の日割り計算が加算される。
運営会社 株式会社肥後銀行

肥後銀行カードローンの審査に申し込む4つのメリット

肥後銀行カードローンを利用することで4つのメリットが受けられます。

  • 3種類のカードローンを選ぶことができる
  • 3つの商品とも金利が低いのが魅力
  • 熊本県以外の人も利用可能
  • 正社員以外の方も安定収入があれば審査OK

3種類のカードローンを選ぶことができる

肥後銀行カードローンは、選択肢が豊富です。

肥後銀行カードローンには、「WEBカードローン」「カードローン Back Up」「カードローン BEST ASSIST」という3種類のカードローンが用意されています。

金利が低くて、WEB完結で申し込みすることができる「WEBカードローン」。支払日に口座残高が不足していた場合でも、自動補填してくれるサービスがある「カードローン Back Up」。

肥後銀行で住宅ローンを利用している方は、大幅な金利優遇が受けられる「カードローン BEST ASSIST」。

このように、肥後銀行カードローンは、商品それぞれに魅力と特徴があり、差別化されています。

そのため、自分の利用目的に応じたカードローンを、自由に選択して申し込みをすることができます。

3つの商品とも金利が低いのが魅力

肥後銀行カードローンの金利は、一般的なカードローンと比較しても、低金利として知られています。

スタンダードなカードローンである「WEBカードローン」の金利は、年4.5% ~ 14.0%の固定金利です。

この金利は、銀行カードローンの中でも、低めの金利に設定されています。

例えば、同じ地方銀行カードローンの北陸銀行カードローンの金利は、年6.8%〜14.6%です。

上限金利も下限金利も、肥後銀行カードローンのほうが低いことが分かります。また、「カードローン Back Up」の金利も低めです。

「カードローン Back Up」の金利は、年12.5%もしくは14.0%です。どちらも低金利だということが分かります。

「カードローン BEST ASSIST」の金利は、さらに低くなります。

肥後銀行で住宅ローンを利用していれば、年5.4%の金利になり、住宅ローンを利用していなくても年 7.15%の金利になります。

熊本県以外の人も利用可能

一般的な地方銀行カードローンは、地域密着型のサービスになっているため、その本・支点のあるエリアでしか利用することができません。

しかし、肥後銀行カードローンは違います。肥後銀行カードローンは、熊本県を地盤とした地方銀行ですが、熊本県以外の人も利用することができます。

「WEBカードローン」は、佐賀県・沖縄県を除いた九州各県内の方であれば、申し込み可能です。

そして、九州のみならず、東京・大阪の方も利用できます。

地銀カードローンが、東京や大阪に住んでいる方でも利用できるというのは、大きなメリットです。

特に、肥後銀行カードローン「WEBカードローン」は金利が低いので、カードローンの利用に興味がある方にとっては、有力な候補になるでしょう。

正社員以外の方も安定収入があれば審査OK

銀行系カードローンによっては、申し込みをするにあたって、年収の最低水準が設定されているところがあります。

しかし、肥後銀行カードローン「WEBカードローン」であれば、最低水準の年収が設定されていません。

肥後銀行カードローンの「WEBカードローン」は、安定収入があれば、審査に通る可能性のあるカードローンになっています。

毎月1回以上の収入がある方であれば、審査を通過することが可能です。

また、雇用形態による縛りもありません。

正社員以外は申し込みのできないカードローンではなく、雇用形態を問わず、パートやアルバイト、専業主婦の方でも申し込みをすることができます。

とはいえ、返済能力がないと判断された場合は、もちろん審査に通ることができません。

肥後銀行カードローンの審査ポイント

肥後銀行カードローンには、申し込みをする上で、事前に知っておきたい審査ポイントが3つほどあります。

  • 審査完了は最短でも翌営業日
  • 保証会社はそれぞれ異なる
  • 事業用途でなければどんな借入目的でも審査通過OK

審査の甘いカードローンの特徴!確実に借りられるカードローンはどこ?

審査完了は最短でも翌営業日

肥後銀行カードローンは、即日審査を受け付けていません。

審査にかかる時間は、最短でも翌営業日になります。

以前は即日審査になるケースもあったようですが、2018年以降は即日審査を受け付けていません。

そしてこれは、肥後銀行カードローンに限ったことではありません。

銀行による貸しすぎが社会問題化したことが背景となって、銀行は全国的に大口融資の自粛をしています。

また、審査に関してもより厳格化されました。

これは、暴力団関係者への融資を防ぐために、審査対象者をより緻密に調査することになり、警察のデータベースによる照会も行われているからです。

このような背景から、肥後銀行カードローンは即日融資を受け付けていません。

この傾向は、他の銀行カードローンも同様のことで、肥後銀行カードローンに限らないことです。

保証会社はそれぞれ異なる

カードローンによって保証会社が変わるということはよくありますが、肥後銀行カードローンも同様に、カードローン毎に保証会社が違います。

そしてこれは、申し込みをして審査を受ける側からすれば、事前に知っておきたいポイントになります。

スタンダードな「WEBカードローン」の保証会社は、新生フィナンシャル株式会社です。

新生フィナンシャルは、消費者金融「レイクALSA」の保証会社としても知られています。

「カードローン Back Up」の保証会社は、肥後カード株式会社、株式会社オリエントコーポレーションです。

肥後銀行系列の肥後カードと、信販会社のオリエントコーポレーションの2択があります。

「カードローン BEST ASSIST」は、「カードローン Back Up」と同じ保証会社です。

事業用途でなければどんな借入目的でも審査通過OK

一般的に、カードローン毎に利用用途が決められています。

そして、その用途を守らないと、契約違反になってしまいます。

カードローンの用途は、制限の厳しいものもあれば、甘いものもあります。

肥後銀行カードローンは、利用制限が厳しくないカードローンです。事業用途でなければ、どんな借入目的でも審査を通過することができます。

そのため、カードローンに興味があっても、借入目的で弾かれるかもしれないと考えている方は、肥後銀行カードローンを選ぶといいでしょう。

しかし、事業用途だけには利用できません。

肥後銀行カードローンに限らないことですが、契約違反をしてしまった場合は、強制解約となり一括返済を求められる可能性があります。

肥後銀行カードローンの審査は甘い?厳しい?

肥後銀行カードローンの審査は甘いか厳しいのか?判断するポイントが3つほどあります。

  • 低金利ローンほど審査難易度は厳しい
  • 借入額が高額になるほど審査が難しくなる
  • 用途に合わせて申し込むローンを使い分ける

低金利ローンほど審査難易度は厳しい

一般的に、金利の高いカードローンほど審査に通りやすくなり、金利の低いカードローンほど審査に通りにくくなると言われています。

肥後銀行カードローンは、「WEBカードローン」「カードローン Back Up」「カードローン BEST ASSIST」という3種類あるカードローンのすべてが、低金利になっています。

そのため、肥後銀行カードローンは、低金利ローンほど審査難易度は厳しいという傾向に、当てはまります。

しかし、厳密には、肥後銀行の審査の厳しさはカードローンによって異なります。

最もスタンダードなカードローンである「WEBカードローン」は、安定継続した収入があれば、審査に通る傾向があります。

「カードローン Back Up」の審査は、融資希望額によって厳しさが変わり、最低年収があります。

「カードローン BEST ASSIST」に関しては最も審査が厳しく、貸付条件に高めの年収が設けられています。

借入額が高額になるほど審査が難しくなる

すべてのカードローンに言えることですが、借入額が高額になるほど、審査が難しくなります。

肥後銀行カードローンも同様に、借入額を高額に設定するほど、厳しい審査が待っています。

その理由は、貸し付けを行う銀行側が、返済リスクをチェックしているからです。返済できない方に融資をすることはできません。

銀行は、堅実に返済してくれる可能性のある方に、融資を行います。肥後銀行カードローンも同様です。

「WEBカードローン」の貸付限度額は、10万円〜500万円です。融資希望額を高額に設定するほど、審査に通りにくくなります。

「カードローン Back Up」の貸付限度額は、30万円コース・50万円コース・100万円コースの3択です。

100万円コースを選択すると、最も厳しい審査になります。

「カードローン BEST ASSIST」の限度額は、100万円コース・200万円コース・300万円コースから選べます。

そして、もちろん、300万円コースが一番審査に通りにくい選択肢になります。

用途に合わせて申し込むローンを使い分ける

肥後銀行カードローンは、3つのカードローンから選ぶことができます。そのため、用途に合わせてローンを使い分けることが可能です。

最もスタンダードなカードローンは「WEBカードローン」なので、シンプルなカードローンを利用したい方は、「WEBカードローン」を選ぶといいでしょう。

また、申し込みから契約までWEB完結で手続きできるので、多忙な方にもおすすめできます。

来店不要で、キャッシュカードをローンカードとして利用することも可能です。

「カードローン Back Up」は、支払日に口座残高が不足していても自動で補填してくれるので、急な出費が多かったり、公共料金などを忘れがちだったりする方におすすめです。

そして、「カードローン BEST ASSIST」は、肥後銀行で住宅ローンを利用している方に大幅な優遇金利が適用されるので、住宅ローン利用者におすすめです。

肥後銀行カードローンの審査に落ちる理由と対処法

肥後銀行カードローンの審査に落ちる理由と対処法について4つのポイントがあります。

  • 希望限度額は必要最低限まで下げる
  • 金融事故があったら信用情報がクリーンになるまで待つ
  • 他社借入は3社以内にとどめておく
  • 勤続年数は1年以上あるのが理想的”

希望限度額は必要最低限まで下げる

肥後銀行カードローンの審査に通りたい方は、希望限度額を調整する必要があります。

これは他のカードローンを利用する際にも言えることですが、希望限度額は必要最低限まで下げることをおすすめします。

なぜなら、希望限度額が大きいほど審査に通りにくくなり、希望限度額が小さいほど審査に通りやすくなるからです。

融資をする銀行側は、希望限度額に対して、どれぐらいの返済リスクがあるのかをチェックします。

返済リスクは、様々な要素から判断されますが、年収に対する希望限度額の割合は重要です。

その割合が低いほど銀行側の安心に繋がり、審査に通りやすくなります。

逆に、年収に対して希望限度額の割合が高いと、返済リスクが高まり、審査に通らなくなります。

つまり、審査に通りやすくするためには、返済リスクをどれぐらい下げられるかということになります。

そのため、できる限り希望限度額を下げて、必要最低限のラインにしておきましょう。

金融事故があったら信用情報がクリーンになるまで待つ

カードローンに申し込む上で、信用情報は当然のようにチェックされます。

そのため、金融事故があったら、信用情報がクリーンになるまで待つことをおすすめします。

金融事故とは、過去に利用したローンやクレジットカードで、返済できなかったことなどを表します。

具体的な金融事故とは、61日を超える長期延滞や滞納、自己破産などの債務整理、ショッピング枠の現金化などです。

このような金融事故が起きると、信用情報にその旨が記載されます。

信用情報とは、CICなどといった信用情報機関に記載されている情報のことで、審査担当者はこの内容をチェックすることができます。

信用情報に金融事故があることを確認されると、ほぼ100%の確率で、審査に落ちます。

金融事故を起こした方は、信用情報がクリーンになるまで待つことをおすすめします。信用情報に記載される期間は、金融事故が起こってから5年間です。

信用情報がクリーンになる5年を超えてから申し込めば、審査に通過する可能性があります。

他社借入は3社以内にとどめておく

カードローンは融資を受けることになるので、申込者が本当に返済できるのかどうか、審査担当者に入念にチェックされます。

その審査の過程で、他社での借り入れ状況もチェックされることになります。

他社から借り入れをしている時点で、即座に審査に落とされることはありません。

しかし、年収の3分の1を超える金額に達していれば、審査に落とされてしまいます。

借り入れができる目安は、年収の3分の1までです。これは、他社を含めた合算での合計額になります。

また、年収の3分の1を超えていない方であっても、3社以上から借り入れをしている方は、審査に落ちる可能性が高まります。

この場合は多重債務者という判断をされる傾向があるので、返済リスクが高いと捉えられ、審査落ちする傾向があります。

勤続年数は1年以上あるのが理想的

カードローンの審査に通るかどうかは、複数の項目から返済能力を総合的に判断して決まります。

年収が最も関係の深いポイントですが、職業や勤続年数も重要な要素です。

社会的に信用されている職業の方ほど、審査に通りやすくなります。そして、勤続年数が長いほど融資をする側の安心感に繋がり、返済リスクが下がって審査に落ちにくくなります。

勤続年数は、1年以上あるのが理想的です。

3年以上になると、さらに好印象になります。

逆に、1年未満の勤続年数の場合は、いい印象になりません。

また、正社員であっても職を何度も変えていたりすると、悪い印象になる傾向があります。

審査に通るためには、勤続1年以上になってから申し込むことをおすすめします。

肥後銀行カードローンの審査は年収制限に注意!

肥後銀行カードローンには、「WEBカードローン」「カードローン Back Up」「カードローン BEST ASSIST」という、利用目的に応じて差別化された3種類のカードローンがあります。

「WEBカードローン」は、安定した収入があることが申し込み条件になっていますが、年収制限はありません。

しかし、「カードローン Back Up」に関しては、コース別の年収制限があります。

30万円コースは年収100万円、50万円コースは200万円、100万円コースは年収400万円が必要になります。

「カードローン BEST ASSIST」については、より高額な借り入れができるので、さらにハードルが上がります。

100万円コースは400万円、200万円コースは500万円以上、300万円コースは年収600万円以上が必要になります。

肥後銀行カードローンは、審査基準に大きな差があり、幅広い方が利用できるカードローンになっているので、自分の目的に合わせて柔軟に使い分けましょう。

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