住信SBIネット銀行カードローンの増額審査は厳しい?増額にはリスクも!

住信SBIネット銀行カードローンを利用している方が一番気になるのが、増額できるのかどうかということかもしれません。

どのカードローンでも同じなのですが、借入希望者が申し込み時に希望する借入希望額に対し、審査の結果によって借入希望額以上の借入限度額が設定されることがあります。

ですが、多くの方は取り敢えず現在必要としている借入希望額で契約されます。

つまり、住信SBIネット銀行側から提示された借入限度額よりも低い金額で借り入れることが多いのです。

ですが、あるタイミングでまとまったお金が必要となり、借入限度額の増額を希望することとなります。

そこで、今回は住信SBIネット銀行カードローンの増額について、審査が厳しいのかどうか、新生のタイミングはいつが良いのかなど、ご紹介します。

住信SBIネット銀行カードローンの審査は厳しい?審査に落ちる原因と対処法

住信SBIネット銀行カードローンの増額審査を受けるタイミング

住信SBIネット銀行カードローンを利用中の方の中には、増額を希望される方もいます。

では、その増額はどのタイミングで必要となるのでしょうか?

お金が必要なのに残高が残り少ない

借入限度額までお金を借りてしまっている状態で、例えば思わぬ事故や病気で病院通いを強いられたためにお金が必要となってしまったなど、借入残高がない状態で急にお金が必要となった時に、増額を希望します。

まとまったお金が借入中に必要になった

特に、車検・入院・賃貸マンションなどの更新時など、まとまった金額が必要な時に借入残高が少ないと、増額を希望することとなります。

目標額を満額借りられなかった

特に、カードローン申込時に希望した借入額に対し、審査の結果希望額満額を借りられなかった方は増額を希望します。

カードローンに申し込みをする時には、ある程度まとまったお金が必要となるため申し込みをするのです。

その際には必要な金額を借入希望額として申し込みをするのですが、中には借入希望額に対しスペックが低いために希望額以下の借入限度額となることもあるのです。

借入希望額が満額借りられなかった方の多くは他のカードローンに申し込みをしたり、増額を希望したりするのです。

銀行から増額案内が来た

住信SBIネット銀行では、カードローン利用者の内保証会社がSMBCコンシューマーファイナンス株式会社か、住信SBIネット銀行カードのどちらかの場合、そのコース設定がスタンダードでもプレミアムでも増額が可能と判断されたカードローン利用者に対し、増額申し込みのご案内という案内が届きます。

実は、住信SBIネット銀行カードローンでは、この増額申し込みのご案内が届いていない方が増額の申し込みをすることは出来ません。

申し込みをしたとしても審査すらしてもらえず、お断りされてしまいます。

つまり、増額をしたいというタイミングについていくつかご紹介をしましたが、増額申し込みのご案内が届いていなければ増額を希望したとしても申し込みすらできないのです。

この増額申し込みのご案内は、登録しているメールアドレスとWebサイト上でログイン後にメッセージボックスに届きます。

但し、この増額申し込みのご案内には申込期限が設けられており、この期限が過ぎてしまうと申し込みが出来なくなってしまいます。

このタイミングを逃した場合には次のお知らせが届くまで増額申し込みは出来ません。

住信SBIネット銀行カードローンの審査は厳しい!その理由は?

では、住信SBIネット銀行カードローンの増額申し込みには審査があるのでしょうか?

銀行側から増額申し込みの案内が届き、申し込みを促しています。ということは、増額できると判断されているからであり、実際には審査は必要がないように思われます。

ですが、増額申し込みの案内は利用者の利用状況を見て増額できるかどうかを判断しているだけで、実際には他社の借入残高や返済状況、収入などを細かく見ているわけではありません。

ということは、審査なしで増額を承認してしまうと住信SBIネット銀行にとって不利益になってしまう可能性もあるのです。

その為、増額申し込みのご案内を銀行側が出しているからといって審査がないということではないのです。

実は、新規申し込み時よりも増額申し込み時の方が、審査が厳しくなっています。

その理由は借入限度額が増加することにあります。

例えば、年収300万円程度の方が当初20万円の借入を希望したとします。他社への借入残高も含め50万円程度にしかならないとすれば、当然審査にはそれほど時間もかからず借り入れが可能となります。

ですが、100万円まで借入額を増加しようとするなら、当然現在の他社への借入残高と合わせて総量規制に抵触しないかどうかなどを確認したり、年収に変化がないかを確認したりしなければなりません。

更に、現在の返済状況なども確認して増額しても大丈夫なのかどうかを審査します。

これらのことから、新規で申し込みをする時よりも増額申し込み時の方が、審査が厳しくなるのです。

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新規借入からの改善状況も審査に影響する

では、審査ではどのような点を見ているのでしょうか?

まず、新規借入時から現在までに借入残高がどの程度減っているのかを確認します。

特に、他社にも借入がある場合にはその残高の合計がどの程度まで減額されているのかを確認するのです。

また、年収が上がっているかどうかも確認します。

増額申し込みをしても元々の年収が低ければ増額できない可能性もあり、年収額は審査で重視される点でもあるのです。

借入中に転職をしたりすると増額審査に悪影響

但し、年収を上げるために転職をしていると審査にはマイナス要素となる可能性があります。

カードローンの利用条件には「安定した収入のある方」とあります。

この安定した収入というのは継続して収入が得られる状況のことです。転職をするとこの安定した収入が期待できない可能性もあり、審査に落ちてしまう可能性があるのです。

特に転職してまだ3か月経過していないとなるとそのままその企業に残るのかどうかの判断が付きません。

多くの企業では、試用期間を設けていることがあり子の試用期間が概ね3か月なのです。つまり、3か月後に企業側から不採用とされる可能性もあれば、本人が就職を辞退する可能性もあります。

ということは、安定した収入が望めない状況になるということでもあり、増額審査にマイナスとなるのです。

今までの利用でトラブルがあると審査に通らない

転職以外にも審査に通過できない可能性のある条件があります。それが返済時のトラブルです。

例えば、1,2回程度の遅延であればうっかりミスと判断してもらえる可能性があります。ですが、毎月の様に遅延したり、数か月分を延滞していたりすると返済の意思が低いと判断されます。

返済の意思が低い方に今以上のお金を貸そうとは当然のこと思いませんので、審査に通過できないのです。

増額を希望しているのなら遅延・延滞をしない様に毎月しっかりと返済しましょう。

これら返済時のトラブルは住信SBIネット銀行カードローン利用に限ったことではなく、現在利用中のカードローンのほか、クレジットカードやスマホの毎月の支払いも同様です。

遅延・延滞はその事実が解消されるまで信用情報として記録されます。この記録が抹消されるのは遅延・延滞の事実が解消されてから半年ほどです。

増額を希望するなら遅延・延滞を解消した半年以降に申し込みをしましょう。

増額審査を受けたはずなのに限度額が下がることもある?

増額審査を受けたことで限度額が減額される可能性もあります。

何度も言っていますが、増額審査は新規申し込みよりも厳しく自分自身のスペックを上げていないと審査に通過しません。

それどころか、減額されてしまう可能性もあるのです。

増額審査では審査のやり直しがおこなわれる

増額を申し込んだ場合、審査を最初からやり直します。つまり、新たな条件だけを確認するのではなくもう一度最初から審査をし直すのです。

現在の年収額のほか、他社の借入残高や返済状況、クレジットカードやスマホなどのローンの支払い状況など、もう一度すべて確認します。

新規の審査では見逃されていた部分が見つかることも

新規審査では仮審査が最短30分とかなり早く結果が出ます。その後に本審査を行います。

増額するかどうかの審査では、仮審査からじっくりと行うことが出来ますので、新規申し込み時に見逃していた信用情報などが露見する可能性があります。

また、新規申し込み時に申告していた年収額が収入証明書を提出することで、実は現在の限度額まで貸し付けることが出来ない低所得であるとばれてしまう可能性もあるのです。

その結果、これ以上貸し付けることが出来ないどころか貸し付けの上限金額を引き下げる必要があると判断されるのです。

残高分の借入ができないケースもある

増額されたとしても、希望額まで増額されるとは限りません。

また、現在の借入残高が幾らであっても増額分はその残高に関係なく、現在の借入限度額と利用状況、申込者のスペックに応じて増額分を決定します。

その為、例えば現在の借入残高が30万円であったとしても、毎月真面目に返済し続けていれば増額されますし、借入残高が1万円でも同じように毎月真面目に返済し続けていれば増額されます。

ですが、その増額分はその残高に関係ありません。

例えば新規に申し込みをした時点で借入限度額が30万円だったとします。

その後急遽まとまったお金が必要となり増額申請をして審査に通過した場合、その増額分によっては金利が下がる可能性があります。

現在の借入限度額が30万円ということは100万円以下ですので金利は最高金利の14.79%です。

ですが、増額が認められ100万円を超える金額まで限度額が増額されれば金利は11.99%となります。一気に2.8%もの金利引き下げになるのです。

この金利設定は借入残高に関係なくあくまでも借入限度額に対して設定されますので、すべて返済していたとしても借入残高が満額残っていたとしても関係がありません。

月々の返済においては、借入残高によってその返済額が変わってきます。

借入限度額に関しては、借入残高がいくら残っていようと問題はありません。ですが、その後の返済となった場合ではどうでしょうか?

当初30万円の借入限度額で満額を借りて返済を続けていた方が、あるタイミングで80万円の増額をしたとします。

1つは約定返済のみで返済し続け借入残高が3万円となった時点で80万円の増額。
もう1つは約定返済を1年続けた後に80万円の増額。

どちらも借入総額は110万円となります。

借入残高 約3万円 約27万円
借入当初の金利(年) 14.79% 14.79%
当初返済回数(年) 144回(12年) 12回(1年)
増額分を含めた完済までの回数 445回(37年1か月) 357回(29年9か月)
増額後の金利(年) 11.99% 11.99%
支払利息総額 1,310,409円 1,525,420円

この表を見て頂ければお判りいただけると思います。

約定返済を続けた場合、その完済までに時間がかかってしまうのは当初の30万円をある程度まで返済し続けた場合です。

この30万円分の完済には13年4か月(160回)かかります。その後80万円分の借入が増えますのでまたそこから返済を続けることとなります。

ですが、利息を見て頂くとわかる通り80万円を増額した時点で借入限度額が100万円を超えますので金利が11.99%となります。

80万円を増額した時点での残高が最終的に支払う利息の違いとなって表れています。

確かに、当初の30万円を完済する前に80万円を借り入れた方が返済には時間がかかっていません。その差は88回(7年4か月)です。

ですが、利息は215,000円も多く支払うこととなってしまいます。

利息の面で考えれば、完済間近に増額したほうがお得といえます。

増額審査は慎重に受けるのがおすすめ

以上のことから、カードローンの増額を希望するなら自分のスペックを先ずは上げることを考えましょう。

また、他社カードローンの借入がある場合にはそれらを先に減額する努力をしましょう。

更に遅延・延滞がないように毎月しっかりと返済するようにしましょう。

借入を繰り返していると審査に通過できない可能性がありますので、最後の借入から最低でも半年間は新たな借り入れをしない様にしましょう。

返済の意志が強く借入を繰り返さない方の場合には、増額申し込みの案内が届きます。その案内が届いたら増額の申し込みが出来ます。

但し、審査は新規申し込み時よりも厳しく簡単には増額が出来ません。場合によっては借入限度額が減額されてしまう可能性もあります。

それらのリスクを念頭に、増額の申し込みはしっかりと準備をした上で慎重に申し込みをしましょう。

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