お金がない人でも海外留学はできる!留学費用を抑える方法を徹底解説!

お金がない人でも海外留学はできる

「海外で勉強して外国語を話せるようになりたい」「海外の留学経験を就活で活かしたい」そう考えている人は多いのではないでしょうか。

しかし、欧米諸国へ1年ほど留学すると渡航費や学費諸々を合わせて200~400万円程度の費用が必要になり、よほど裕福な世帯でもなければ捻出するのは難しいでしょう。

では、お金がない人は海外留学を諦めるしかないのでしょうか。

結論から言うとNOです。

昨今では、多くの企業や団体が留学費用が準備できない人向けに無料・低予算のサービスを提供していますし、現地でアルバイトなどをすれば生活費を事前に用意する必要はありません。

このページでは、留学費用を抑える方法について解説していきます。

また、留学をせずに海外で言語を勉強する方法についても解説するのでそちらも参考にしてください。

お金がない時はどうすれば良い?ケース別におすすめするお金を得る方法10選

現地で働いて生活費を稼ごう!

海外留学にかかる費用の項目としては以下などを挙げることができます。

  • 渡航費
  • 海外留学保険費用
  • 手続費用(パスポート・ビザの発行など)
  • 健康診断受信料
  • 授業料
  • 滞在費(家賃・水道光熱費など)
  • 食費
  • 教材費
  • 学費

留学保険費用やパスポートの発行費用などは留学前に払う必要がありますが、現地での食費や滞在費を滞在先で稼ぐことで、留学にかかる費用を抑えることができます。

しかし、留学生が現地で働くためには学生ビザでも就労が許可されている国である必要があります。

以下に学生ビザでアルバイトができる英語圏の国をまとめました。

留学先の国 許可されている就労時間
イギリス 20時間/週
オーストラリア 40時間/2週
ニュージーランド 20時間/週
アイルランド 20時間/週

また、留学生ができるアルバイトは本人の英語力によります。

全く英語が話せない場合は飲食店のキッチンなど会話が不要な仕事になるでしょうし、ある程度話せるのであれば、ローカルのレストランやホテルなどのサービス業で働くことも可能です。

現時点で英語が話せなくても留学はできますが、多少は話せた方が留学先での選択肢が広がります。

留学先で働くことを検討している方は、今のうちに英語のヒアリングとスピーキングを勉強しておきましょう!

トビタテ!留学JAPANで返済不要の奨学金を受け取る!

トビタテ!留学JAPANとは、2013年に文部科学省を中心に始まった海外留学支援制度のことで、以下にかかる費用を返済不要で受取ることができます。

  • 留学先の授業料(上限30万円)
  • 毎月の生活費
  • 渡航費の一部
  • 事前・事後研修の交通費と宿泊費
  • 壮行会の交通費

また、留学費用の負担以外でトビタテ!留学JAPANを利用するメリットとしては以下などを挙げることができます。

  • 事前研修を受けられる
  • 留学中にカウンセリングを受けられる
  • トビタテ生のコミュニティに参加できる
  • 他の奨学金制度と併用できる

しかし、トビタテ!留学JAPANは国が中心となって進めている制度であるため、書類の受理や手続が遅いという声も少なくありません。

トビタテ!留学JAPANの利用を検討している人は、早めの申請を心がけましょう!

ゼロ円留学で働きながらゼブ島で学ぶ!

ゼロ円留学とはアーグスやNILSなどが提供している留学支援制度のことで、フィリピンのセブ島で企業のインターン生として働くことで学費とホテル代が免除されます。

インターン生の職種としては以下などを挙げることができます。

職種 業務内容 メリット
学校運営スタッフ
  • 語学学校の生徒対応
  • 空港ピックアップ
英語力が身に付きやすい
コールセンター業務 日本語でのサービス案内や商品説明 周囲に日本人が多い
メディア業務 ブログ執筆・SNS運用 ITのノウハウを学べる

また、学費とホテル代の免除以外でゼロ円留学を利用するメリットとしては、以下などを挙げることができます。

  • 毎週20時間英語のマンツーマンレッスンを受けられる
  • 現地に日本人スタッフが常在しているため相談しやすい
  • 日本領事館と同ビルに学校があるため犯罪の被害に遭いづらい
  • 快適で清潔なホテルを利用できる

しかしゼロ円留学制度中の業務時間は月に120時間と長く、慣れない環境で勉強と仕事を両立させるのは簡単ではありません。

そのため、ゼロ円留学制度は海外で仕事の経験がしたい人向けの制度だと言えるでしょう。

無料の語学学校で学費をゼロにしよう!

海外にも地域のボランティアが運営している無料の語学学校があるため、上手く利用すれば留学費用の学費や教材費をゼロにすることができます。

しかし、無料の語学学校は規模が小さいため情報が少なく、インターネットで探してもほとんど見つからない場合が多いでしょう。

そのため、現地についてから自分の足と目で情報を収集する必要があります。

現地のツテを利用する・1ヶ月は有料の語学学校を利用するなどの工夫をおすすめします。

留学以外で海外で勉強する方法も検討しよう!

海外で学位を取得する場合などは留学する必要がありますが、生の言語に触れたい・海外で生活をしたいなどであれば、以下などの方法も検討する価値があります。

  • ワーキングホリデー
  • 海外ボランティア
  • WWOOF(ウーファー)

詳しくは次から見ていきましょう。

ワーキングホリデーで働きながら1年間海外で学ぼう!

ワーキングホリデーとは、日本国籍を有する18~30歳までの男女を対象に2ヶ国・地域間への休暇目的の入国・滞在期間中における旅行・就労を認める制度のことで、学生ビザと違い就労に関する制限はありません。

2020年5月2日現在ワーキングホリデーを利用できる国は以下の26ヵ国です。

  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • カナダ
  • 韓国
  • フランス
  • ドイツ
  • イギリス
  • アイルランド
  • デンマーク
  • 台湾
  • 香港
  • ノルウェー
  • ポーランド
  • ポルトガル
  • スロバキア
  • オーストリア
  • ハンガリー
  • スペイン
  • アルゼンチン
  • チェコ
  • チリ
  • アイスランド
  • リトアニア
  • スウェーデン
  • エストニア
  • オランダ

以下にワーキングホリデーにかかる費用をまとめました。

渡航前の費用(保険・手続費用・航空券など) +30万円
語学学校の学費 +30万円
滞在費 +140万円
ワーキングホリデー中のアルバイト代 -90万円
合計 110万円

ワーキングホリデーを利用すれば海外で勉強するだけではなく、滞在先で旅行へ出掛けることや資格を取ることも可能です。

勉強以外にも海外で多くのことを吸収したい!という方はワーキングホリデーを利用しましょう!

50万円で海外ボランティアをしよう!

NGOなどの国際ボランティアを運営しているところを利用すれば、滞在中の宿泊費や食費を負担することなく海外の現実を知ることができます。

以下に代表的な国際ボランティア団体であるNGO NICEの対象国をまとめました。

  • インドネシア
  • タイ
  • インド
  • フィリピン
  • ベトナム
  • カンボジア
  • ウガンダ
  • タンザニア
  • ケニア
  • エストニア
  • モルドバ
  • ロシア
  • ベルギー
  • スペイン
  • キルギス
  • アメリカ
  • メキシコ
  • エクアドル

海外ボランティアにかかるお金としては、プログラムの参加費と渡航費、保険などの雑費程度なので渡航先によっては50万円ほどで海外に1年間滞在することができます。

トビタテ!留学JAPANとは違い書類審査などはありませんが、先着順で参加の可否が決まるため、人気のある北欧・西欧・北米などはすぐに満員になることが多いです。

アメリカやベルギーなどにボランティアへいきたい方は早めに申し込みましょう!

WWOOFで農業を手伝いながら海外滞在しよう!

WWOOFとは地方の農家で農業の手伝いをすることで、食事と宿泊場所の提供を受けられるサービスのことです。

海外ボランティアと同じく食費や滞在費は全くかからないため、約50万円程度で1ヶ月は海外に滞在することが可能です。

2020年5月2日現在WWOOFに登録している対象国は以下の通りです。

  • オーストラリア
  • ニュージーランド
  • カナダ
  • フランス
  • ドイツ
  • スペイン
  • アイルランド
  • イギリス
  • デンマーク
  • オーストリア
  • スウェーデン
  • オランダ
  • ベルギー
  • ポルトガル
  • ノルウェー

WWOOFには現地でのサポートを提供する特別プランなどのサービスもありますが、基本的には自分一人で動くことを求められます。

そのため海外WWOOFを利用する前に一度国内WWOOFを体験することをおすすめします。

航空券を安く買って渡航費を抑えよう!

ここまで紹介した方法を利用すれば、学費や宿泊費・食費を抑えることができますが、渡航費は自身で負担する必要があります。

そのため、以下などの方法で航空券を安く買って渡航費を抑えることをおすすめします。

  • LCCを利用する
  • 午後便を利用する

詳しくは次から見ていきましょう。

LCCの利用を検討しよう!

LCCとは、ローコストキャリアの略称でJALやANAなどよりも安く航空券を買うことができます。

LCCなんて危険ではないのかと思う方もいますが、LCCを含む飛行機事故は1948年をピークに減少を続けておりLCCが登場した後も事故件数自体は増えていないことから、LCC=安全性が低いとは言えません。

LCCと大手航空会社との違いは機内食や飲み物・ブランケットが有料であるなどのサービスの差です。

サービスに替わるものを自分で持ち込んで、快適に安くLCCを利用しましょう!

午後に到着する便を利用する

多くの利用者は午後から現地で活動をするために午前に到着する便を好みます。

つまり、午後に到着する便は需要の少なさから比較的安く航空券が売られています。

午後到着後の夜は安いホテルを利用する・現地の空港で1泊するなどの工夫をして、遅く着く便を利用しましょう!

目的に合った方法で海外留学をしよう!

このページの内容をまとめると以下の通りになります。

  • 学生ビザでも就労できる国を選べば生活費を現地で稼げる
  • トビタテ!留学JAPANを利用すれば留学費用のほぼ全てを負担して貰える
  • ゼロ円留学を利用すれば学費とホテル代が無料になる
  • 無料の語学学校を利用すれば学費を払う必要はない
  • ワーキングホリデーを利用すれば勉強しつつ自由に働ける
  • 海外ボランティア・WWOOFを利用すれば50万円程度で海外にいける
  • LCCや午後便を利用すると渡航費を抑えられる

海外留学をする際は目的を明確にすることが重要です。

海外での勉強が主な目的であれば、トビタテ!留学JAPANや無料の語学学校の利用をおすすめしますが、海外での生活を重要視するならばワーキングホリデーや海外ボランティアの利用も検討するべきです。

自身の目的に合った方法でお得に海外へいきましょう!

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