福岡銀行の口座は即日開設できる?開設の流れ・注意点

印鑑と通帳とキャッシュカード

福岡銀行の預金口座は、同行でローンを利用したいとき・地元で給与受取口座が必要になったときに便利です。

とはいえ、全国展開している銀行ではないため、事前に口座開設している人はごく限られています。

「急に口座が必要になったけど、どうすればいいのか分からない」と困りがちですね。

慌ててあてずっぽうに行動すると、かえって口座利用開始まで時間がかかってしまいます。

この記事では、福岡銀行で当日中に口座開設できる方法・必要持参物を分かりやすくまとめています。

なるべく早く入出金できるようにするためのポイントを押さえて、スムーズに行動できるよう準備しましょう。

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福岡銀行の口座を即日開設する方法

福岡銀行の口座開設は、公式アプリまたは銀行窓口で手続き可能です。

口座情報がすぐ必要である場合、銀行窓口なら即日開設できます。それぞれの方法にメリット&デメリットがあるので、状況に合った方法を選択しましょう。

福岡銀行の口座開設方法
手続き方法 メリット デメリット
公式アプリ 土日祝でも手続きできる 口座情報がかかるまで2~3週間かかる
銀行窓口 当日中に口座開設手続きが完了する
  • 近くに支店がないと手続き不可
  • 平日の営業時間内の来店が必要

公式アプリから口座開設を申し込んだ場合、支店・口座番号等の情報をすぐに知ることが出来ません。口座利用開始はキャッシュカードの到着を待つ必要があります。

これに対し、銀行窓口での口座開設手続きなら、当日中に通帳を発行してもらうことが出来ます。

キャッシュカードは後日郵送されるものの、手続きしたその日から口座利用を始められます。

ただし平日の営業時間中(9時~15時)に口座利用者本人が来店しなければならないため、一般的な勤務時間の人にとっては最大のネックとなるでしょう。

【銀行窓口で開設した場合】一部店舗でキャッシュカード即時受取可

キャッシュカードは原則として後日発送ですが、一部の支店を除き、手続きしたその場で受け取ることが可能です。

【キャッシュカードの即時発行に対応する支店】

  • 東京支店・名古屋支店・大阪支店・広島支店・国際線ターミナル支店を除く全店舗(159ヶ店)
  • 熊本ファミリー銀行の全営業店(70ヶ店)
  • 親和銀行の全営業店(86ヶ店/東京支店を除く)

参考:福岡銀行ニュースリリース/2012年3月5日付

このように、九州全域のほとんどの銀行が即時発行に対応しています。

急ぎで口座利用を始めたい地元居住者であれば、銀行窓口で手続きするメリットが大きいと言えるでしょう。

口座開設の必要書類

口座開設にあたっては、手続き方法問わず「本人確認書類(身分証明書)」の原本が必要です。

銀行窓口でキャッシュカードを即時発行してもらう場合は、顔写真付きの書類を用意することが条件となります。

店頭でのキャッシュカード即時発行に対応する本人確認書類
  •  運転免許証
  • 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降交付のもの)
  • マイナンバーカード※通知カード不可
  • 旅券(パスポート)
  • 在留カード
上記書類が用意できない場合
  •  各種健康保険証
  • 各種福祉手帳
  • 各種年金手帳

…すべて「住所・氏名・生年月日の記載があるもの」に限ります。

本人確認書類以外の必要持参物(銀行窓口)
  • 届出用の印鑑(シャチハタ不可)
  • キャッシュカード発行費用(~1,080円/税抜き)
本人確認書類以外の必要持参物(公式アプリ)
  • 受信可能なメールアドレス
  • 届出用の印鑑(後日届く郵送物の返送に必要)

窓口に持参する届出印は、可能なかぎり認印ではなく銀行印を用意しましょう。

印鑑偽造による不正出金を極力防ぐことが出来ます。

【※銀行窓口のみ】本人確認書類と現住所が違う場合の追加書類

「引越しのあと住所変更手続きをしていない」等の理由で現住所が書類記載内容と違う場合、下記追加書類を準備して銀行窓口で手続きしましょう。

公式アプリからは口座開設できないため、注意が必要です。

【本人確認書類と現住所が違う場合の追加書類(住所確認書類)】

  • 現住所が記載された別の本人確認書類
  • 国税・地方税の領収書または納税証明書
  • 社会保険料の領収書
  • 公共料金の領収書

いずれも発行日から6ヵ月以内のものが必要です。

こちらも、本人確認書類と同じく原本を提示する必要があります。

準備できるものを確かめてから、口座開設手続きを始めましょう。

福岡銀行の口座開設手続きの流れ

事前に全体の流れを知っておけば、口座開設手続きをスムーズに進めることが出来ます。

公式アプリでの手続き銀行窓口で開設する場合・公式アプリを利用する場合に分けて、それぞれの流れを紹介します。

銀行窓口での手続き方法(即日開設OK)

まずは福岡銀行の店舗検索用ページから、最寄りの支店を探します。

平日9時~15時の間に持参物を忘れず用意してから向かいましょう。

【用意する持参物】

  • 本人確認書類(「口座開設の必要書類」参照)+必要に応じて住所確認書類
  • 届出用の印鑑
  • キャッシュカード発行手数料(~1,080円/税込)

ステップ①口座開設申込書を記入する

店頭にある口座開設申込書の所定欄を記入し、持参した届出用の印鑑を押します。

不備や記入漏れがあると改めて別の用紙に書き直す必要があるため、近くの行員に案内してもらいながら記入するのが無難です。

ステップ②受付窓口で口座種類&カード種類を指定する

福岡銀行の行員より、口座種類・キャッシュカード種類・オンラインサービスについて説明を受けて指定します。

カードの即時発行を希望するなら、口座種類は「普通預金口座」・キャッシュカード種類は「磁気カードもしくはICカード」を選びましょう。

口座種類は、通常は「普通預金口座」を選択すればOKです。

総合口座として機能し、定期預金・行政からの給付金・公共料金の支払など、様々な用途に使えます。

キャッシュカード種類は、まず磁気カード(発行手数料無料)が挙げられます。

これは従来からある磁気性のカードです。無料発行できるものの、磁気不良で使えなくなる・スキミングにより偽造される等のリスクがあります。

磁気カードは即日発行可能です。

次に挙げられるのが、ICキャッシュカード(発行手数料1,080円)です。

ICチップが埋め込まれており、セキュリティ性の高いカードです。

生体認証機能(静脈認証)を登録して、安全性を高めることも可能です。

アレコレカード(発行手数料1,080円)は、クレジットやキャッシング機能・交通系ICカード機能をワンセットに出来る、多機能キャッシュカードです。

便利ではあるものの、即日発行できないのがデメリットです。

カードを持たず、オンラインで手続きを完結させることもできます。

スマホやPCから入出金操作が可能な「ふくぎんダイレクトバンキング」を申し込むことが可能です。

セキュリティ上の懸念がない場合は、申し込んでおくことをおすすめします。

これらを指定すると、いよいよ店舗での口座開設処理が始まります。

ステップ③暗証番号&生体認証の設定

書類に不備がない場合、キャッシュカードの暗証番号(4ケタ)を行います。

生体認証付ICキャッシュカードを指定していた場合は、ここで指の静脈登録も済ませます。

いずれも滞りなく進めば、いよいよ口座開設手続きの最終ステップです。

ステップ④開設完了・通帳受け取り

通帳が発行され、この日から口座利用を始めることが出来ます。

カード即時発行に対応する支店なら、その場でキャッシュカードも併せて受け取ることが出来ます(多機能カードを指定していた場合を除く)。

②公式アプリを使った手続き方法(窓口に行くのが難しい場合)

予定があわず来店できない場合は、専用アプリから口座開設を行いましょう。

本人確認書類を撮影してアップロード提出する必要があるため、あらかじめ手元に準備しておくことをおすすめします。

【用意するもの】

  • 福岡銀行口座開設アプリ(iOS/Android)
  • 本人確認書類(「口座開設の必要書類」参照)
  • 届出用の印鑑(キャッシュカード受取後に必要)
  • 受信可能なメールアドレス(携帯メール・PCもしくはスマホ用メール)

※公式アプリからの手続きは、提出書類記載の住所=現住所であることが条件です。

引越し後住所変更手続きをしていない場合、前項の「銀行窓口での手続き方法」で口座開設しましょう。

迷惑メール受信拒否設定をすると、手続き中に届く福岡銀(info@app.fukuokabank.co.jp)からのメールが届かない可能性があります。

あらかじめ受信設定を確認・変更しておくことをおすすめします。

ステップ①アプリを起動して本人確認書類を撮影する

本人確認書類の撮影は、公式アプリ起動後に案内に従って行います。スマホの写真フォルダに入っている画像は使用できません。

運転免許証もしくはマイナンバーカードを提出する場合は、オモテ面・ウラ面の計2枚の画像が必要です。

提出する書類によって画像枚数が異なるため、アプリ内でチェックしましょう。

ステップ②基本情報を入力する

撮影終了後、銀行に登録する下記情報を入力します。

【公式アプリで入力する情報】

  • 氏名(漢字・カタカナ)
  • 生年月日(西暦)
  • 郵便番号・住所
  • 年齢・性別
  • メールアドレス
  • 口座開設を希望する支店名
  • キャッシュカード種類
  • 各種同意事項

これらの入力し、漏れがなければアプリ上の操作は終了です。

ステップ③「仮申込受付確認メール」を受け取る

アプリ操作終了後、入力したアドレス宛に「仮申込受付確認メール」が届きます。

内容に含まれるURLをタッチし、発行された受付番号をメモに控えましょう。

ステップ④キャッシュカード受取

受付番号が発行されてから2~3週間で、キャッシュカードと印鑑票が届きます。

郵送物は佐川急便の「受取人確認サポート」で発送されるため、受け取り時は本人確認書類(免許証など/提出した書類とは別のものでも可)を提示しましょう。

同封されているログイン情報を使えば、この日から口座利用を始められます。

ステップ⑤印鑑票の返送

まとまった額の出金や基本情報の変更にあたっては、印鑑の届出が必要になります。

郵送で受け取った印鑑票に届出印を押し、忘れず返送しましょう。

福岡銀行で口座開設する際の注意点

なるべく早く福岡銀行口座を用意する必要がある場合、申込内容・窓口来店時間の2点に注意しましょう。

「すぐにATMで入出金できる」と期待して来店しても、思わぬことが原因になって利用開始が遅れる場合があります。

多機能カードは郵送&審査に時間がかかる

福岡銀行で利用できる多機能キャッシュカード「アレコレカード」は、店頭で手続きしても即日発行されません。

郵送には10日~2週間かかり、公式アプリから手続きした場合でも通常送付期間に+3日~1週間程度かかる可能性があります。

加えて、クレジットカード機能・キャッシング機能を付与する場合は、所定の与信審査が行われます。

年収や資産などの情報も申告しなければならない上、審査のためさらにキャッシュカードが遅れてしまいます。

キャッシュカード機能は「預金口座の入出金+生体認証機能」までにとどめておくことをおすすめします。

銀行窓口は午後が混雑しがち

一般的に、銀行窓口は12時~15時が混雑のピークとなります。

この時間に来店すると受付に思わぬ時間がかかってしまい、他の用事に差し支えが出てしまいがちです。

出来るだけ午前中に銀行窓口に向かい、受付番号の発行を済ませるようにしましょう。

福岡銀行の口座をスムーズに開設しよう!

カードローン利用や給与振込口座の準備等で「すぐに福岡銀行の口座を用意する必要がある」という場面では、次のポイントを押さえて手続きしましょう。

【福岡銀行の口座を即日開設するためのポイント】

  •  平日の営業時間内(9時~18時)に銀行窓口で手続きする
  • キャッシュカードの即時発行に対応する支店を選ぶ
  • 必要持参物の不備に注意する※
  • キャッシュカード種類は「磁気カード」もしくは「ICカード」を選ぶ
  • なるべく午前中に来店する

※必要持参物:本人確認書類+(必要に応じて)住所確認書類+届出印+キャッシュカード発行手数料

どうしても来店する時間がなく公式アプリから手続きするなら、口座利用開始までに2週間~3週間かかります。

提出書類記載の住所が現住所でない場合は、アプリから手続き不可(銀行窓口に向かう必要あり)である点に注意しましょう。

事前にこれらのポイントを押さえておけば、急に預金口座が必要になってもスムーズに用意することが出来ますよ。

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