千葉銀行(ちばぎん)カードローンを大手8社と徹底比較!メリット・デメリット

ちばぎんカードローン

冠婚葬祭や入院など、急な出費で困ってしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。

カードローンは、そんなピンチの時にとても頼りになる存在です。

なかでも「千葉銀行カードローン」は乃木坂46のCMなどで注目されているカードローンですが、いったいどのような特徴があるのでしょうか。

この記事では、ほかのカードローンとの比較をしながら「千葉銀行カードローン」のメリットやデメリットを詳しくみていきます。

千葉銀行カードローンの基本情報

限度額 800万円
金利(固定金利・保証料込) 1.7%~14.8%
遅延損害金 19.8%(実質年率)
返済方法 残高スライド元利定額返済方式
返済期日 毎月1日
申込み条件 契約時の年齢が満20歳以上65歳以下の人、千葉銀行の営業地域内に居住または勤務している人。本人に安定した収入のある人
利用目的 自由 ※事業性資金は除く
担保・保証人 不要

千葉銀行カードローンのメリット

  • 用途が自由である
  • 全国の提携金融機関で借入・返済ができる
  • 自動引き落としのため返済忘れの心配がない

用途が自由である

「千葉銀行カードローン」は借入金の使途が自由であるという特徴があります。

ショッピングはもちろん、レジャーや美容などのサービスなどにも利用することが可能です。

基本的に「事業性資金」以外であれば用途の制限がありません。

ほかのカードローンからの借り換えはもちろん、複数の借入金を一本化する「おまとめローン」として利用できることも明記されています。

借入極度額は最高で800万円とかなり高く、金利で済ませた方が有利なケースも少なくありません。幅広いニースをカバーできも低いため、高額商品やサービスの個別ローンを組むよりも千葉銀行カードローンひとつる魅力的なカードローンといえます。

全国の提携金融機関で借入・返済ができる

「都市銀行」や「ゆうちょ銀行」などの提携金融機関のATMを利用して、全国のどこでも借入・返済をすることが可能です。

また「セブン銀行」や「E net(イーネット)」、「ローソン」のコンビニATMも利用できるため、銀行の営業時間外でもカードローンを利用することができます。

自動引き落としのため返済忘れの心配がない

カードローンの返済忘れは「延滞」という金融事故となるため、十分に注意する必要があります。

消費者金融などではATMで返済する形式が多いのですが、千葉銀行カードローンは指定銀行口座からの「自動返済」というかたちで返済を行います。

口座残高にさえ気をつけていれば返済忘れは発生しないので安心です。

千葉銀行カードローンのデメリット

  • 申し込みできる人の居住地域や勤務地に制限がある
  • 借入極度額によって金利が大きく異なる
  • 即日融資ができない

申し込みできる人の居住地域や勤務地に制限がある

千葉銀行カードローンは、千葉銀行の営業地域内に居住または勤務している人しか申し込みすることができません。

居住地については千葉銀行インターネット支店の営業地域内が対象で、「千葉県」「東京都」「茨城県」「埼玉県」の全域と「神奈川県横浜市・川崎市」となっています。

勤務地についてはさらに対象地域が狭くなり、千葉銀行本支店の営業地域内のみに限定されています。

対象地域外の人は一切申し込みができないため、あらかじめ確認しておく必要があります。

融資希望者の属性によって金利が大きく異なる

融資利率は借入極度額によって決定されます。

金利の上限と下限では10倍以上の開きがあるため、低金利で借りるためには高い借入極度額の審査をパスしなくてはいけません。

収入などが低く、小額利用しかできないような人にとってはデメリットといえる側面です。

即日融資ができない

WEB経由で申し込むことでスピーディーに手続きを行うことができますが、消費者金融のような「即日融資」はできません。

銀行系のカードローンには審査の際に「警視庁データベース」にアクセスして融資希望者の情報を照会することが義務付けられていますが、この作業で最低1日はかかってしまうのです。

どうしても緊急にお金が必要という人にとってはデメリットとなります。

千葉銀行カードローンの審査の流れを徹底解説

  1. 公式サイト「ネットでカンタンお申し込み」からエントリー
  2. 仮審査結果の連絡
  3. 必要書類を提出
  4. 正式審査結果の連絡
  5. 契約
  6. カード発行・借入

公式サイト「ネットでカンタンお申し込み」からエントリー

申し込みを行う際は、千葉銀行カードローンの公式サイトにアクセスして「ネットでカンタンお申し込み」からエントリーを行います。

一般のカードローンと異なり、「本人確認書類」はこの申し込みの段階で提出することに注意が必要です。

「運転免許証」や「パスポート」などのほか、「個人番号カード」や「健康保険証」なども本人確認書類として使用することができます。

書類はWEB上でアップロードするかたちになります。

なお、パソコンやスマートフォンが苦手な人は、電話やFAX、郵送などでも申し込みが可能です。

仮審査結果の連絡

申し込み手続きが完了すると、仮審査結果をメールや電話、郵送で連絡してもらえます。

本審査ではないので注意してください。

必要書類を提出

仮審査を通過すると、残りの必要書類を提出することになります。

提出するのは「所得証明書類」ですが、融資希望額が50万円以下の場合は不要です。

所得証明として使えるのは「源泉徴収票」や「給与明細書」、「住民税決定通知書」などです。

正式審査結果の連絡

書類の提出が完了次第、正式審査に入ります。

審査結果についてもメールや電話、郵送で回答されます。

審査の状況などによっては時間がかかる場合もあります。

契約

正式審査を通過すれば契約となります。

なお、千葉銀行の普通預金口座を持っていない場合は、この時点までに口座を作成しておく必要があります。

カード発行・借入

ローンのカードは自宅に郵送されます。

カードを受け取ればすぐに利用を開始できます。

当日の借入を希望する場合は、契約と同時に指定口座へ振り込みをしてもらうことが可能です。

千葉銀行カードローンの審査基準は厳しい?

銀行系カードローンは消費者金融のカードローンに比べて金利などの条件が有利です。

しかし、その分審査は厳格であると考えておく必要であります。

また、銀行独自の審査基準に加えて保証会社の審査基準もクリアする必要があります。

千葉銀行カードローンの保証会社には「エム・ユー信用保証株式会社」が指定されています。

エム・ユー信用保証株式会社とは「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の保証会社で、その名のとおりメガバンク系です。

しかし、エム・ユー信用保証株式会社は、比較的審査が緩いといわれている消費者金融「アコム」の保証会社としても知られており、過度に審査が厳しいということはありません。

他社での借り入れや返済状況などに問題がなければ、申し込みした人の属性に応じた融資枠が期待できます。

千葉銀行カードローンの貸付条件

「千葉銀行の営業地域」という申し込み制限を除けば、千葉銀行カードローンの貸付条件は決して厳しいものではありません。

「契約時満20歳以上65歳以下」と、年齢も上限がやや低いものの、安定した収入がある社会人であれば誰でも申し込みが可能です。

とくに職業や雇用形態に関しては幅広く受け入れており、「派遣」「パート」「アルバイト」でも申し込みができる点を公式サイトでも強調しています。

ただし、債務状況に関してはしっかりと審査されるので注意が必要です。

個人信用情報に注意

カードローンの審査でみられるのは年収や勤務先だけではありません。

他社のカードローンなどの利用状況なども「個人信用情報機関」で共有されていることに注意が必要です。

個人信用情報機関とは、いわゆる「ブラックリスト」のことで、遅滞や債務整理などの履歴が管理されています。

「日本信用情報機構(JICC)」という個人信用情報機関には主に消費者金融系の会社が加盟しており、事故の履歴だけでなく申し込み情報なども記録されています。

そのため、短期間に複数のカードローンを申し込んでいるような場合は注意が必要です。

ほかにも「シーアイシー(CIC)」という個人信用情報機関があり、こちらには主に信販会社やクレジットカード会社が加盟しています。

審査の際にはどちらの情報もみられることが多いため、「異動情報(事故情報)」がある場合は銀行系カードローンの審査を通過することは無理だと考えておいても間違いではありません。

銀行独自の審査とは

銀行系のカードローンには銀行独自の審査基準があることに注意が必要です。

千葉銀行カードローンは派遣やアルバイトでも申し込むことができますが、返済比率(1年の返済額と年収の比率)については厳格な判定がなされます。

また、「警視庁データベース」の参照に加えて、銀行系の個人信用情報機関「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」にもアクセスを行って審査を進めます。

KSCは一般社団法人全国銀行協会(JBA)が管理する機関ですが、JICCやCICよりも情報保持期間が長いという特徴があります。

個人信用情報機関に登録された異動情報は5年間で消去されることが一般的ですが、KSCでは官報情報などが10年間にわたって保持されます。

そのため、過去に債務整理などを行ったことがある人は、10年以上経過しているか確認しておくことが必要です。

千葉銀行カードローンの金利を徹底解説

千葉銀行カードローンの金利は

“千葉銀行カードローンの金利は「借入極度額」によって変わります。

利用者の属性によって金利が異なるため、申し込みの前にあらかじめ金利の全体像を把握しておくことが大切です。

極度額100万円未満は14.8%以上

極度額「100万円未満」の場合は一律で実質年率14.8%の金利です。

例えば50万円を借りる場合、消費者金融などのカードローンでは実質年率18%前後です。

それらの商品と比較するとかなり有利な金利といえます。

極度額100万円以上340万円以下は条件によって金利が異なる

極度額 「100万円以上290万円以下」では実質年率9.0%~12.0%、極度額「300万円以上340万円以下」では実質年率年6.0%~12.0%と、この金額帯のみ幅を持たせた金利設定となっています。

つまり、借りる条件や利用者の属性などによって金利が設定されるということです。

特に「300万円以上340万円以下」では金利が倍になる可能性もあるため、審査結果をみて慎重に検討する必要があります。

極度額350万円以上では利息がヒトケタ台に

極度額 「350万円以上400万円以下」では実質年率5.5%、極度額 「410万円以上500万円以下」では実質年率4.3%とかなり低い金利で固定されています。

また、極度額 「650万円以上510万円以下」では実質年率4.0%、極度額 「660万円以上790万円以下」では実質年率3.5%とさらに金利が下がっていきます。

限度額800万円では利息が1%台に

千葉銀行カードローンの利息は極度額が上がるにつれて段階的に低利になっていく設定ですが、極度額が最高の800万円に達すると実質年率1.7%にまで下がります。

千葉銀行カードローンの金利を他社と徹底比較

大手8社との金利を比較

千葉銀行カードローン 1.7%~14.8%
プロミス 4.5%~17.8%
アイフル 3.0%~18.0%
レイクALSA 4.5%~18.0%
アコム 3.0%~18.0%
三菱UFJ銀行カードローン 1.8%~14.6%
三井住友銀行カードローン 4.0%~14.5%
みずほ銀行カードローン 2.0%~14.0%
楽天銀行カードローン 1.9%~14.5%

消費者金融に比較すると、銀行系カードローンは圧倒的に金利が低いことがみてとれます。

下限金利・上限金利とも低く、利用額にかかわらず有利な条件で借入が可能です。

なかでも千葉銀行カードローンの下限金利は最高水準といえる条件です。

もっとも有利な銀行系カードローンはどこか

上限金利・下限金利とも金融機関によって細かく異なる設定のため、自分に合ったカードローンを利用することが大切です。

千葉銀行カードローンは高額利用で圧倒的に有利です。

千葉銀行カードローンの返済を徹底解説

返済日

千葉銀行カードローンの返済日は「毎月1日(銀行休業日の場合は翌営業日)」です。

自分の都合に合わせて返済日を選択できるようなカードローンもありますが、千葉銀行カードローンはあらかじめ返済日が指定されているため注意が必要です。

うっかり残高不足になったりすることのないよう、口座を管理しておく必要があります。

残高不足で約定返済を延滞してしまった場合は、新規の借入が停止されてしまいます。

なお、約定返済日にかかわらず「随時返済」も可能です。

ただし、この場合はいわゆる「繰上げ返済」のような形になるため、毎月1日の約定返済は通常通り行われます。

混同して銀行口座の残高不足にならないよう確認しておく必要があります。

返済方法

返済方法は、指定した千葉銀行の普通預金口座からの「自動返済」のみとなっています。

消費者金融のカードローンでは、コンビニ払いなどさまざまな返済方法を選ぶこともできますが、千葉銀行カードローンではそういった支払い方法の選択はできないので注意が必要です。

随時返済については、千葉銀行や提携銀行、提携コンビニのATMでいつでも行うことが可能です。

また、千葉銀行の店頭窓口やインターネットバンキング(ちばぎんマイアクセス)、テレフォンバンキングでも随時返済が可能です。

なお、ATMの種類や時間帯によっては別途利用手数料がかかることがあるので、あらかじめ確認しておく必要があります。

メンテナンス時間帯なども調べておくと安全です。

返済額

“千葉銀行カードローンの返済額は、借入残高に応じて変わる仕組みです。

無理のない返済計画を立てるために、必ず事前に把握しておくことが大切です。

借入残高が「50万円以下」の場合

「10万円以下」が2000円、「10万円超20万円以下」が4000円です。

借入残高が10万円上がるごとに返済額は2000円ずつ上がっていく設定です。

借入残高「50万円超100万円以下」の場合

「50万円超100万円以下」の返済額は10,000円です。

借入残高が「100万円超800万円以下」の場合

「100万円超200万円以下」が30,000円、「200万円超300万円以下」が40,000円です。

さらに借入残高が100万円上がるごとに返済額は10,000円ずつ上がるという設定になっています。

千葉銀行カードローンを利用した人たちの口コミ

年齢 41歳
年収 250万円
借り入れ目的 買い物
借入額 10万円
性別 男性

「来店不要、WEBで申し込み手続き完結であることに惹かれて申し込んでみました。低額の借入は収入証明書も不要です。銀行系ということですが、審査が迅速だったのに驚きました。また、自分の属性ですぐに借りることができたので、審査はかなり緩いという印象です。極度額が低いので上限金利になりますが、消費者金融のカードローンと比較するとかなり低金利です。職場に確認電話があったので、その点だけは注意しておいたほうがよいかもしれません。」

年齢 39歳
年収 450万円
借り入れ目的 生活費
借入額 30万円
性別 女性

「銀行系なので厳格な審査を覚悟していましたが、実際に申し込んでみると非常にスピーディーな対応でした。特に気に入っているのがインターネットバンキングで借入ができることです。金利は上限の14.8%ですが、銀行系だけあって平均より低めなので不満はありません。また、返済は銀行口座からの自動引落という点もよいと思います。楽なだけでなく、ATMなどの手数料が不要だからです。電話対応なども親切だったので、はじめての人にもおすすめできるカードローンだと思います。」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする