カードローンの仮審査とはなにか? 仮審査の内容と注意点を解説

カードローンの仮審査

カードローンを申し込むと、仮審査の後、本審査へと進んでいきます。

しかし、仮審査とはいったいなんなのでしょうか。

このページでは、仮審査とはなにか?仮審査と本審査の違いとはなにか?などについて説明していきます。

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カードローンの仮審査とはなにか?

個人情報を確認する審査

仮審査とは、専用のコンピューターを使って申告した情報をチェックすることです。

大手のカードローンの場合、仮審査の時間は数十分程度です。

仮という名前がついているため、簡単な審査しか行わないと思いがちですが、決して簡易的な審査ではありません。←修正しました。

仮審査でチェックされる情報は多く、主に以下のものが調べられます。

  • 住所
  • 連絡先
  • 性別
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 収入

カードローン会社によっては、個人信用情報もこのときにチェックされます。

【point】
個人信用情報とは、クレジットやローンの契約、申し込みの記録のこと
個人信用情報には、他社からの借り入れ件数、借り入れ総額、延滞情報などが含まれる

会社によっては個人信用情報もチェックされるため、決して簡単な審査とは言えません。

仮審査でも落ちたら記録される

ところで、カードローンの仮審査を受けた申し込み記録も例外なく、信用情報機関に登録されてしまいます。

そのため、他のカードローン会社からも申し込みしていることは分かってしまうのです。

また、仮審査に落ちてしまった場合も、落ちたという情報は記録されてしまいます。

記録された情報は最大で6ヶ月間保存されます。

その間に他のカードローン会社に申し込むと、審査に通過しづらいことがあります。

在籍確認が仮審査で行われるかは会社による

仮審査で勤務先を確認するならば、在籍確認も仮審査でされるのでしょうか。

【point】
在籍確認とは、金融機関が「借入れ希望者が本当に申告した職場に勤めているのか?」を確認すること
初めて借り入れを行うとき、ほぼ必ず在籍確認が必要になる

在籍確認に関しては、カードローン会社によって対応が異なります。

仮審査のときに行う会社もあれば、本審査の最終段階で行うこともあります。

仮審査と本審査の違いとはなにか?

本審査はより詳しく調べられる

仮審査と本審査の違いはなんでしょうか。

まず、本審査は人の手でより詳しく調べられます。

プロミスとアコムの仮審査の結果は、申込みをしてからそれぞれ2分後、1分後に連絡が来ましたが、本審査の結果はプロミスが41分後、アコムが2時間37分後でした。

この時間の違いを見るだけでも、本審査は詳細まで調べられるということが分かります。

本審査で申告内容と事実を照合する

また、本審査では申告内容と事実を照らし合わせます。

在籍確認も事実との照合の一つです。

照合の一環として、収入証明書や本人確認書類の提出を求められることがあります。

仮審査で見られる3つのポイント

①収入の安定性

仮審査で見られる1つ目のポイントは収入が安定しているかどうかです。

収入が安定しているかどうかは、貸し倒れのリスクと直結するので金融機関が必ずチェックするポイントです。

収入の安定性は職業との関連性が強いために、どんな職業に就いているのかがチェックされます。

評価の高い順に挙げると以下の様になります。

  • 公務員
  • 医師や弁護士
  • 正社員
  • 派遣社員やアルバイト
  • 自営業や会社経営者

しかし、自営業者や会社経営者でも経営している年数に比例して評価は上がっていきます。

安定した収入は不可欠な条件ですが、借入額が50万円以下ならば、特に大きく影響することはありません。

②過去6ヶ月以内のローン情報

過去6ヶ月以内のローン情報も、チェックされるポイントです。

6カ月以内にカードローンの契約をしたり、クレジットカードを何枚も作ったりしていれば、不自然と判断されます。

目安として、6カ月以内に3社以上の申し込みをおこなっている場合は、仮審査で落ちてしまう可能性が高くなります。

③支払いの遅延や滞納

滞納の回数が3回以上になると、仮審査に通らなくなります。
また、他社から借入をしていることもマイナス評価になります。

総量規制の対象となる年収の3分の1以上の融資を受けている場合はもちろんですが、今回の借入で総量規制のラインを越える場合も、審査に落ちる確率が高まります。

【point】
総量規制とは「年収の3分の1以上は借り入れることができない」とする貸金業法の規則のこと。
なお、銀行のカードローンは銀行法に基づいているため、総量規制の対象外になる

過去に踏み倒しをした場合、過去5年以内に債務整理をしている場合なども信用情報に傷がついているとみなされます。

仮審査で気をつけたい5つのこと

①属性を良好な状態にしておく

仮審査で見られる属性とは、以下に挙げるものです。

  • 年収
  • 勤続年数
  • 他社からの借り入れ件数
  • 借り入れ総額
  • 延滞記録

年収は高いに越したことはありませんが、大事なのは安定性です。

100万円以上の年収があるのならば、年収額を上げるよりも収入を安定させた方が、審査に通りやすくなります。

勤続年数に関しては、長ければ長いほど高い評価に繋がります。

目安として、5年以上の勤務が高い評価になります。

他社からの借り入れ件数や、借り入れ総額は少なければ少ないほど、評価が高くなります。

延滞記録はいうまでもなく、1件もない方が審査に通過しやすくなります。

審査で見られる属性は可能な限り、良好にしておきましょう。

②虚偽の申告をしない

審査に通るため、年収や勤務先を偽る人は決して少なくありません。

しかし、虚偽の申告は発覚した段階で、審査に落ちてしまいます。

悪質な虚偽申告をすると、個人信用情報機関に登録され、すべての金融機関で共有されてしまいます。

虚偽の申告は絶対にやめましょう。

③仮審査の申込みをキャンセルしない

仮審査をキャンセルしてしまうと「審査の申込みをした」事実だけが個人信用情報機関へ登録されます。

6カ月間を経過すると記録は削除されますが、それまでの間は申込みをするごとに他のカードローン会社に知られてしまいます。

その記録を見て「何らかの事情があってキャンセルをしたのではないか?」と疑われることがあります。

1件ぐらいのキャンセルであれば、審査の大きな影響はありません。

しかしキャンセルを繰り返すと、信用できないと判断されてしまいます。

仮審査のキャンセルは、安易にしないようにしましょう。

④同時の申込みを少なくする

同日に複数のカードローンへ申込みをしたり、1カ月内で3件から4件以上申込みをした場合は、申込みブラックで審査に落とされることがあります。

【point】
申し込みブラックとは、短期間に複数の審査を申し込んでいる人のリストのこと

消費者金融系は、総量規制を必ず守らなければならないため、借り入れ件数を厳しくチェックしています。

たとえば、仮審査の前に多く借り入れていると、「お金にとても困っているのではないか?」と判断されることがあります。

また、年収に対しての返済利率が高くなっているにも関わらず、複数社に申し込みをしている場合も、良い印象をあたえません。

以上のことから、同時の申込みは多くても1カ月に2件程度にするのが無難といえます。

⑤借入れ件数と借入れ総額を減らしておく

仮審査を受ける前に、借入件数と借入総額を減らしておくと、「計画性がある」と判断されて審査に通りやすくなります。

また、年収の3分の1に近い金額を借りている場合は、総量規制を超えないにためにも、返済を進めておきましょう。

仮審査に落ちたらすべき3つのこと

①金利の高い会社に申し込む

消費者金融によって、審査の基準は違います。

そのため、他の会社に再度申し込みすることは決して無駄ではありません。

特に金利の高い会社に申し込むのがおすすめです。

金利が高いということは、多くの利息を払う必要があるということです。

債務者に多くの利息を払ってもらうことで、金融会社は貸し倒れのリスクを軽減する代わりに柔軟に審査に対応しています。

そのため、ブラック以外の理由で落ちてしまった場合は、金利の高い会社に申し込んでみましょう。

②審査に落ちた原因を取り除く

審査に落ちた原因だと思われることを取り除くことで、再審査に通過する可能性を上げられます。

審査で見ているところは、どの金融機関もほぼ同じだからです。

審査に落ちた原因の取り除き方としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 延滞や滞納を解消する
  • 他社からの借り入れ額や借り入れ件数をへらす
  • 希望額を年収に合った額にする

仮審査に落ちてしまった場合は、借り入れの返済を進め、延滞や滞納を解消してから再審査を受けましょう。

③審査に落ちてから6ヶ月の期間を空ける

再申し込みのタイミングも重要です。

一度審査に落ちてしまうと、その情報は個人信用情報機関に6ヶ月登録されてしまうからです。

6ヶ月後には審査落ちの情報が削除されるので、最低6ヶ月まで待ったほうがよいでしょう。

仮審査に通って本審査に落ちることはあるのか?

仮審査で詳しく調べていればOK

仮審査で詳しく調べている場合、例えば在籍確認も仮審査で行っていれば、本審査で落ちることはほぼありません。

申告内容のみのチェックだと落ちることがある

しかし、仮審査では申告内容のチェックしかしていない場合は、詳細なチェックをされる本審査で落ちてしまう可能性があります。

仮審査で通り、本審査で落ちる場合は主に以下のケースが考えられます。

  • 在籍確認が取れなかった
  • 証明書の提出がなされなかった
  • 虚偽の申告をしていた

仮審査に通ったとしても、気を抜かないようにしましょう。

カードローンの仮審査の前に簡易チェックをしてみましょう。

カードローンの仮審査を受ける前に、シミュレーションをしてみることをおすすめします。

たとえば、プロミスであれば公式のホームページで簡易チェックを受けることができます。

簡易チェックを受けても融資不可という結果が出ることはほぼありません。

代わりに「借り入れ可能かどうか判断できなかった」という結果が出ます。

借り入れ可能かどうか判断できなかったと表示された場合は、仮審査に申し込んだとしても、落ちてしまう可能性が高いです。

簡易審査での合格=仮審査の合格ではありませんが、申し込みの記録が残ることなく、金融機関の目安を知ることができます。

カードローンの仮審査を受ける前に、一度各社の簡易チェックを受けることをおすすめします。

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