銀行カードローンは2018年から即日融資ができない!その理由と対処法

銀行カードローンは2018年から即日融資ができない

まとまったお金が必要なのに手元にないというときに、役に立つのがカードローンです。

カードローンには消費者金融と銀行カードローンの2種類があり、それぞれおおまかな特徴が異なります。

消費者金融は金利が高めですが、審査がスピーディで即日融資可能なところが多いです。

一方、銀行カードローンは金利が低めですが、即日融資はできず審査は早くても翌営業日までかかります。

ここでは、どうして銀行カードローンは審査に時間がかかるのか、また審査時間を短くするためにはどうすればよいかといったことを紹介していきます。

銀行カードローンの審査基準は厳しい?落ちる人の特徴と通らない時の対策

銀行カードローンは2018年から即日融資が不可能へ

消費者金融では、即日融資可能と謳っているところがたくさんあります。

銀行カードローンもかつては即日融資が可能でした。しかし、2018年からは不可能になっています。

これは、銀行が審査を厳格化させたからです。

その背景には、消費者金融が総量規制を導入して年収の3分の1を越える金額を貸さないようになったのに対し、銀行は規制がなかったという事情があります。

消費者金融で融資を受けられなくなった人が銀行カードローンを利用するようになり、自己破産件数が増加したり過剰融資が頻発したりといった問題が起こったのです。

そこで、銀行も自主規制を行いました。

その一環として審査が厳しくなり、警察データベースに照会を行うといったこともするようになって、時間がかかるようになったのです。

審査が最短でも翌営業日までかかるようになった

審査にかかる時間は、銀行によってさまざまです。

中には、2週間もかかるというところありますが、多くの銀行では最短で翌営業日としています。営業日とは、銀行が業務を行っている日のことです。

通常は月曜から金曜日までの平日を指し、祝日であれば営業日ではありません。つまり、月曜日に申し込むと審査が終わるのは最短で火曜日になりますが、金曜日に申し込んだ場合は、土日は営業日ではありませんので月曜日まで待つことになるのです。

月曜日が祝日の場合は火曜日になります。

なお、「最短で翌営業日」というのは、何も問題がなくスムーズに審査が進んだ場合です。審査の状況に合わせて、もっと日数がかかることもあります。

審査手続きに警察データベースの照合作業が追加された

銀行カードローンの審査では、申し込みがあると警察データベースに照会を行って、反社会勢力に属する人間でないかをチェックしています。

この照会作業の結果が銀行に戻ってくるのに、早くて翌営業日、遅いと2週間かかるのです。

そのため、銀行カードローンの審査はそれより早く終わらせることはできません。

ただし、2週間かかるというのは稀なケースです。銀行がカードローンの申し込みを受けて行う照会には、一次照会と二次照会があります。

一次照会は氏名や住所などの簡単なデータのみを送り、照合するというものです。

ここで問題がない人は翌営業日に結果が届きます。

しかし、一次照会で引っかかったときは、詳細なデータを送って再度照合を行うのです。この結果が出るのに、遅いときで2週間かかります。

特に、問題の無い一般人の場合は、二次照会まで行う可能性は低いでしょう。

カードローンの審査期間は翌営業日のものから1週間かかるものまで様々

銀行カードローンの審査にかかる時間は銀行によりさまざまです。また、申込者の状況によっても異なります。

正社員としての勤続年数が長く安定した年収があり、クレジットヒストリーに問題がない人は審査もスムーズに進み、翌営業日に審査結果が来る人も多いでしょう。

しかし、アルバイトやパートの人、正社員でも年収が少ない人、そして過去にクレジットカードやローンを利用して返済の遅延があった人などは、審査に時間がかかることが一般的です。

なお、クレジットヒストリーとは、信用情報機関に登録されている情報のことで、クレジットカードやローンの利用状況や返済履歴などが分かります。

支払いの遅延がある、他社から過剰に融資を受けているなど、クレヒスの内容が悪い人は要注意です。

審査に影響し、完了までに時間がかかる可能性が高くなります。

三井住友銀行やネットバンクなら翌営業日に審査が終わる可能性大

カードローンを申し込むなら、少しでも早く融資を受けたいという人は多いでしょう。

融資を受けるなら、まずは審査に通らなければなりません。そこで、審査が少しでもスピーディな銀行を選ぶ必要があります。

銀行カードローンの中で審査が翌営業日に終わる可能性が高いのは、国内3大メガバンクの1つ、三井住友銀行のカードローンです。

また、ネットバンクのカードローンも審査完了が比較的早いでしょう。

銀行カードローンの審査時間を早めるコツ

銀行カードローンの審査時間を早めるコツとしては、以下などが挙げられます。

  • 平日の午前中に申込む
  • WEBから申込む
  • 借入希望額を抑える
  • 急いでいることを伝える
  • 不備なく必要書類を提出する
  • 在籍確認の対策をする

詳しくは次から見ていきましょう。

平日の午前中に申込む

審査を早く受けるためには、申込者の少ない時間帯に申し込むことが効果的です。

基本的に平日の夕方や土日祝日の前日などは申込者が多く、逆に平日の午前中などは申込者が少ない傾向にあります。

銀行カードローンから早く融資を受けたい場合は、平日の午前中に審査の申し込みを終わらせましょう!

WEBから申込む

銀行カードローンはWEBや電話、店頭窓口などいくつかの方法で審査を申込むことができますが、早く融資を受けたい場合はWEBから申込むことをおすすめします。

WEB申込みは電話や店頭窓口とは違い申込者の混雑によって待たされる可能性が低く、朝の通勤時間など隙間時間に手持ちのスマートフォンから申し込めるため、平日の午前中に済ませやすくなります。

また銀行カードローンによってはWEB申込者限定のサービスなども提供しており、金利面などの優遇が受けられます。

早く銀行カードローンを利用したい場合は、積極的にWEB申込みを利用しましょう!

借入希望額を抑える

銀行にとって高額の融資をおこなうことは、貸し倒れの際の損失額を増やすことに他なりません。

そのため借入希望額を高く設定している申込者は慎重に時間を掛けて審査されますが、希望借入額を10〜30万円程度に低く設定している場合は、貸し倒れの際の損失額が少ないと判断されるためスピーディーな審査が期待できます。

早く銀行から融資を受けたい場合は、できるだけ借入希望額を抑えて審査を申込みましょう!

急いでいることを伝える

早く銀行から融資を受けたい場合は、急いでいる旨を電話を掛けて伝えるのも良いでしょう。

なぜなら一部の銀行は急いでいる旨を伝えてきた申込者を優先的に審査しているためです。

カードローンの審査を申込み次第、銀行カードローンのコールセンターの電話を掛けましょう!

不備なく必要書類を提出する

銀行カードローンの審査では以下の書類を提出する必要がありますが、書類に不備があると確認や訂正の分だけ時間がかかります。

  • 本人確認書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)
  • 収入証明書(3ヶ月分の給与明細書・源泉徴収票・確定申告書など)

なお借入希望額を50万円以下に設定している場合は、収入証明書の提出は不要になるケースが多いです。

銀行から早く融資を受けたい場合は、借入希望額は多くても50万円以下に設定しましょう!

在籍確認の対策をする

基本的に銀行カードローンの審査では在籍確認が実施されます。

在籍確認は申込者が申告したとおりの職場に勤めているか確認する審査のことで、大抵の銀行カードローンでは申込者の職場に直接電話を掛けることで実施されます。

以下に在籍確認が完了するケースと完了しないケースをまとめました。

在籍確認が取れるケース 在籍確認が取れないケース
  • 申込者本人が電話に出た
  • 職場の人間が申込者の不在(休暇・外出)を伝えた
  • 誰も電話に出なかった
  • 電話に出た人間が申込者を把握していなかった

なお在籍確認は申込者のプライバシーに配慮して、銀行名やカードローンといった言葉を使用せず、以下などの形で電話が掛かってきます。

「私〇〇(審査担当者)と申しますが、□□(申込者)様はいらっしゃいますか?」

しかし会社に社名や用件を話さない電話が掛かってくることは不自然であり、電話を取った職場の人間から「あれはなんの電話だったのか」と聞かれることは避けられないでしょう。

また在籍確認が完了するまで、カードローンの審査は次に進みません。

そのためスピーディーかつ職場の人間にバレずに銀行から融資を受けたい場合は、以下などの在籍確認対策は必須と言えます。

  • 銀行に相談する
  • 職場の人間に電話対応を頼む

詳しくは次から見ていきましょう。

銀行に相談する

まずは在籍確認について銀行へ相談の電話を掛けましょう。

場合によっては、以下などの特別な対応が受けられます。

  1. 在籍確認を実施する前に申込者に連絡する
  2. 申込者が指定した時間帯に在籍確認を実施する
  3. 在籍確認の電話を書類提出で代替する

なお在籍確認について相談をする際は、審査担当者(在籍確認の電話を掛けてくる人)の名前を聞いておきましょう。

詳しくは次から説明しますが、職場の人間に電話対応を頼みやすくなります。

職場の人間に電話対応を頼む

在籍確認についての相談が完了次第、職場の人間に電話対応を頼みましょう。

その際は以下のように頼むと、カードローンの利用を怪しまれません。

「用件や社名を話さない〇〇(審査担当者)さんから電話が掛かってきたら、個人的なクレジットカードの件だから自分に回すか『後で本人から折り返させる』って伝えて欲しい」

在籍確認の対策をしっかり整えて、スピーディーかつ秘密裏に銀行カードローンの審査を受けましょう!

2018年から即日融資を受けるには消費者金融がおすすめ!

銀行カードローンは、金利も低く、銀行が運営しているということで安心感もあります。

しかし、審査に時間がかかりますので、できるだけ早くお金を借りたい人にはあまり向いていないでしょう。

即日融資を受けたいのであれば、消費者金融の利用がおすすめです。

審査時間は最短30分!自動契約機を使えば1時間で借入可能

消費者金融によって審査にかかる時間は異なりますが、最短30分で審査が完了するところも多いです。

申込は、店舗の窓口や自動契約機でもできますし、スマートフォンやパソコンを使ってインターネットで行うこともできます。

さらに、電話や郵送での申込に対応しているところもあるでしょう。

店舗や自動契約機で申し込んだ場合、すぐに審査が開始されます。

また、インターネット申込の場合は時間帯によって異なり、深夜など審査時間外に申し込んだ場合は翌営業日になってから審査が始まるでしょう。

審査では、勤務先に電話がかかってきて在籍確認されますので、きちんと電話に出るようにしましょう。

通常、社名ではなく個人名でかかってくるため、カードローンに申し込んだことを会社の人に知られる心配はありません。

審査の結果は、窓口の場合はすぐに伝えられますし、自動契約機の場合も画面に表示されたり電話がかかってきたりします。

インターネット申込の場合は電話かメールで連絡が来るでしょう。審査に通過すれば、必要書類を提出して契約となります。

借入は、指定の口座に振り込んでもらうこともできますし、カードを受け取ったらコンビニなどにある提携ATMを利用することもできます。

なお、自動契約機ではカードの発券までがスムーズに進むため、申込から借入まで1時間ということも珍しくありません。

金利の高さは無利息期間サービスでカバー

銀行カードローンと比べ、消費者金融は金利が高いのがネックです。

金利は3.0~18.0%というように下限と上限が設定されており、どの金利が適用されるかは、結果が出るまで分かりません。

しかし、最初の借入では上限金利が適用されることが多いでしょう。

なぜなら、限度額が高額なほど低い金利が設定されることが一般的ですが、最初は設定される限度額があまり高くないからです。

銀行カードローンは上限金利が14.0%や14.5%というところが多いですが、消費者金融ではほとんどのところが18.0%です。

金利の差は、長く借りるほどネックとなるでしょう。

しかし、大手の消費者金融では、初回利用では1カ月間利息なしというサービスを設定していることが少なくありません。

無利息期間内は余計な金利を払わずに済むため、金利が高くなる分がカバーできます。

即日融資に対応しているおすすめのカードローン

即日融資に対応しているおすすめのカードローンとしては、以下などが挙げられます。

  • プロミス
  • アコム
  • アイフル
  • レイクALSA
  • ノーローン

商品概要やおすすめポイントなど詳しくは次から見ていきましょう。

プロミス

プロミスバナー

商品概要
限度額 500万円まで
金利(実質年率) 4.5%~17.8%(新規契約のみ)

プロミスは、金利が4.5%~17.8%と、上限金利が他の大手消費者金融の上限金利18.0%に比べてやや低めです。

また、初回の利用に限り、メールアドレスの登録とWeb明細の利用で、30日間無利息サービスが適用されます。

申込は店舗や自動契約機で行うこともできますが、Web完結も可能です。

さらに、返済方法を口座振込にすれば、カード発行の有無も選べます。カードなしを選べば自宅に郵便物が届くことがないため、家族にもバレにくいでしょう。

カードを発行しない場合、借入は振込のみになりますが、カードがあれば全国にあるATMが利用可能です。

プロミスの審査基準を徹底解説!審査に落ちる人と通る人の違いとは?

アコム

アコム

限度額 1万円~800万円
金利(実質年率) 3.0%~18.0%

アコムは「はじめてのアコム」と歌うCMが有名です。名前は聞いたことがあるという人も多いでしょう。

プロミス同様、初回の利用に限って30日間の無利息サービスを行っています。

ただし、返済期日を35日ごとに設定することが必要です。

申込は、店頭や自動契約機でも可能ですし、インターネットでもできます。

また、店頭や自動契約機での申込では、審査に通過すればその場でカードが発行され、すぐに借入可能です。

一方、インターネット申込では、カードの発行は店頭や自動契約機で行うか、郵送してもらうかが選べます。同居の家族に知られたくない人は、来店すると良いでしょう。

また、アコムは消費者金融としては非常に珍しくクレジットカード会社と提携しており、カードローン機能が付帯されたクレカを選ぶことも可能です。

アコムのカードローンを大手8社と徹底比較!メリット・デメリット

アイフル

アイフル

商品概要
限度額 1000円~800万円
金利(実質年率) 3.0%~18.0%

アイフルでも、初回利用に限り最大30日間無利息サービスを提供しています。

プロミスやアコムのような初回利用以外の適用条件はありませんので、利用しやすいでしょう。

申込は店頭や無人契約機のほか、インターネットも可能です。また、インターネット申込の際に「カードレス」「口座振込」を選べば、自宅に郵便物が届くこともありません。

カードは後で発行することもできますし、スマホにアプリをダウンロードすればカードの代わりとなり、セブン銀行ATMが利用できます。

なお、アイフルの自動契約機は、他の消費者金融の自動契約機とは大きく異なります。

部屋に入るとあるのは書類やスキャナー、カード発行機などです。

記入した書類や本人確認書類などをスキャナ―で読み込ませると審査が始まり、審査通過後に契約してカード発行機のボタンを押すとカードが出てきます。

よくあるタッチパネル式の機械を想像していると、少し驚くかもしれません。

アイフルのカードローンを大手8社と徹底比較!メリット・デメリット

レイクALSA

レイクALSA

商品概要
限度額 1〜500万円
金利(実質年率) 4.5〜18.0%

レイクが扱うカードローンには、180日間無利息タイプと30日間無利息タイプの2種類があります。

前者は、契約から180日間は借入額の5万円は無利息になるというものです。

5万円以上借り入れたときは、超えた金額に対して利息が発生します。

5万円とはいえ、180日間も無利息になるのは、他の消費者金融にないサービスでしょう。

片や、後者は5万円といった金額の縛りはなく、契約日から30日間は無利息になるというものです。

借入を希望する金額によって得になる方を選ぶと良いでしょう。

申込は、自動契約機や電話のほか、スマートフォンやパソコンでインターネット申込をすることも可能です。

インターネット申込の場合、時間内であればすぐに審査結果が届き、画面で確認することができます。

審査に通過したら、インターネットで契約して即日振込を依頼することもできますし、自動契約機まで行って契約すれば、その場でカードが発行され、ATMで借入が可能です。

レイクALSAのカードローンを大手8社と徹底比較!メリット・デメリット

ノーローン

ノーローン

商品概要
限度額 1〜300万円
金利(実質年率) 4.9〜18.0%

ノーローンは、新生銀行グループが運営する消費者金融です。

大きな特徴は、「何度でも1週間無利息サービス」を提供していることでしょう。

これは、初回の利用の場合に最初の1週間が無利息となり、きちんと返済すれば翌月以降も1週間無利息サービスが適用されるというものです。

きちんと完済さえすれば何度でも適用されますので、お得に利用できるでしょう。

ノーロンの申込は、インターネットか電話で受けつけています。

即日融資を希望する場合は、インターネット申込で即日振込サービスを選択しましょう。すると、審査に通過しだい指定の口座に希望額が振り込まれます。

その後、契約書類とカードが自宅に送られてきますので受け取りましょう。

ノーローンの審査は厳しい・甘い?審査落ちする7つの原因を紹介

銀行カードローンで即日融資は受けられない!消費者金融を利用しよう!

このページでは銀行カードローンと即日融資について解説してきました。

繰り返しになりますが、2018年移行銀行カードローンでは即日融資を受けることができなくなりました。

そのため、現在カードローンで即日融資を受けたい場合は消費者金融系カードローンを利用する必要があります。

ただし消費者金融系カードローンは銀行よりも金利が高く、高額の融資には向いていません。

金利と審査速度、どちらを優先するかを考えた上で、利用する金融機関を選びましょう!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする