おまとめローンの審査に通りやすい人の7つの特徴を分かりやすく解説

色々な業者から借入をしてしまい、返済がなかなか終わらず困っているという方は多いです。そういった方に、おまとめローンはよく利用されています。

複数業者からの借入を一本化できる便利なおまとめローンですが、自分が審査に通るか不安に感じている方もいるでしょう。

おまとめローンは一般的なカードローンとは審査基準が異なります。

では、どういった人がおまとめローンの審査に通りやすいのでしょうか。

今回はおまとめローンの審査に関して詳しく解説しているので、おまとめローンの利用を検討している方は参考にしてください。

おまとめローンを徹底比較!ローンを一本化して賢くお得に返済

おまとめローンの審査は難しい!その理由は?

おまとめローンというのは、簡単に言うと複数の業者からの借金を1つのローンにまとめるというものです。

カードローンの中にはおまとめローン用のプランもあり、それを利用することで借金を一本化することができます。

おまとめローンもカードローンの一種なので基本的には同じものですが、審査に関しては基準が全く異なるのです。

同じ業者でも、普通に利用する場合とおまとめローンとして利用する場合では審査の基準が変わるので注意しましょう。

基本的にはおまとめローンのほうが審査は厳しくなります。

例えば他のカードローンの審査に何度も通ってきた方でも、おまとめローンの審査に落ちてしまうケースはよくあるのです。

では、なぜおまとめローンの審査は難しいのか、その理由を詳しく見ていきましょう。

新規借入時に比べて金額が非常に大きい

おまとめローンの審査が厳しい理由は色々ありますが、一番影響しているのが貸し付けする金額です。

一般的なカードローンでも、貸し付け金額が多くなればなるほど審査が厳しくなります。

おまとめローンの場合、複数の借入を1つにまとめるという性質上、基本的に通常のカードローンよりも貸し付ける金額が多くなるため、審査が厳しくなるというわけです。

お金を貸す業者からすると、貸し付け金額が多くなると貸し倒れのリスクが高くなります。

たくさんのお金を貸すわけですから、本当に返済できる人かどうか厳しく審査するのは当然です。

普通にカードローンでお金を借りるなら、借入金額を低くすれば審査はそれほど厳しくはならないでしょう。

しかし、おまとめローンは新規借入時に比べると金額が多くなるため、審査は慎重に行われるのです。

おまとめ前より必ず金利が低くならなければいけない

おまとめローンを利用する目的は、借金を減らし返済をしやすくすることです。

その上で重要になるのが金利です。金利が高くなればなるほど、返済しなければならない金額が増えてしまいます。

おまとめローンを利用する場合、基本的にはおまとめ前より金利を低くする必要があるのです。

金利は基本的に借入金額が多くなればなるほど低くなります。そのため、複数の業者のローンを1つにまとめるおまとめローンは、おまとめ前より金利は低くなるのが基本です。

しかし、借入額が多くなり金利が低くなると審査基準は厳しくなります。これがおまとめローンの審査基準が厳しい理由の1つです。

おまとめローンの審査に通りやすい人とは?7つの特徴

一般的なカードローンよりも審査が厳しいおまとめローンですが、審査に通りやすい人と通りにくい人がいます。

ローンの審査は年収や信用情報など、様々な要素が関わってくるのです。

おまとめローンを利用したいけれど、自分が審査に通るか不安という方もいるかもしれません。では、どういった人達がおまとめローンの審査に通っているのでしょうか。

審査に通りやすい人には7つの特徴があります。

ここからは、その特徴について詳しく解説していきます。

どういった人が審査に通りやすいのか知っておけば、おまとめローンを申し込む時の目安になります。

自分が審査に通るか不安に感じている方は参考にしてみてください。

【1】年収が高いほど通りやすい!最低でも200万円以上は確保しよう

まずおまとめローンの審査に通りやすい人の特徴が、年収の高い人です。

ローンの審査において年収の高さは大切な要素になります。やはり年収が高いほうが返済能力があると判断されるので、審査に通りやすくなります。

どの程度の貸し付けを行うかで必要な年収は変わりますが、最低でも200万円以上は確保するとよいでしょう。

あまりにも年収が少ないと、可能な借入額が少なくなってしまいます。

おまとめローンの場合、複数の借入をまとめなければならないので、多額の貸し付けが必要になることが多いです。

借入額が多い場合には、さらに高い年収が必要とされることもあるので注意しましょう。

【2】勤続年数は短くても1年以上あるのが望ましい

ローンの審査において、どういった職場に勤めているかも重要な基準になります。

さらに、勤続年数の長さも審査に通るかどうかに大きく関わってくるのです。

おまとめローンの審査に通過する人は、同じ職場に長く勤めているという特徴があります。

勤続年数が長ければ金融機関の信用を得やすいというわけです。働き始めたばかりの人は、すぐに会社を辞めてしまうのではないかという不安を持たれてしまいます。

金融機関側からすると、お金を貸している人が仕事を辞めてしまうというのは大きなリスクです。

仕事がなくなれば返済ができなくなり、金融機関は大損してしまうことになるからです。

そのため、勤続年数が長く会社を辞める心配が少ない人のほうがお金を貸しやすくなるというわけです。

勤続年数は長ければ長いほど良いですが、短くても1年以上はあるほうが良いでしょう。

もし転職などをして勤続年数が1年未満の場合は、まず勤続年数を増やしてからおまとめローンの申し込みをしたほうが良いかもしれません。

【3】借金・延滞などの金融事故が過去にない

これまでに借金や延滞などの金融事故を起こしたことがない人は、おまとめローンの審査に通りやすくなります。

カードローンやクレジットカードを利用している時、様々な理由で借金の返済ができなくなることを金融事故と言います。

よくブラックリストに載ると言われるのがこれにあたります。金融事故を起こすとその情報が信用情報機関に記録されるのです。

銀行や消費者金融では、審査時に信用情報をチェックし、申込者に金融事故の過去がないか調べます。

金融事故の情報は共有されているものなので、自分が黙っていても必ずバレてしまいます。

過去に借金の延滞などをしていると、信用を得ることが難しくなり審査に通らなくなります。

おまとめローンは審査基準が厳しくなっているので、金融事故の情報が信用情報機関に載っている人は審査に通らないと思っておいたほうがよいでしょう。

金融事故を起こしてしまったら信用情報から消えるまで待つ

金融事故を起こしてしまうと、おまとめローンの利用が難しくなりますが、一生利用できないかというとそうではありません。

金融事故が信用情報として登録されるのは、5年から10年の間と言われています。

ある程度の期間が経ち信用情報から金融事故の情報が抹消されれば、おまとめローンを利用することは可能です。

信用情報機関はJBAやCIC、JICCなど様々なものがありそれぞれ金融事故が登録される期間が変わります。

もし借金の延滞や債務整理などの金融事故を起こしてしまった場合は、情報が消えるまで待ってから申し込みするとよいでしょう。

金融事故は借金の延滞以外にも、クレジットカードなどの強制解約、自己破産や個人再生などの債務整理、携帯電話料金の滞納などでも起こるので注意してください。

【4】まとめたいローンの数は3社以下であること

まとめたいローンの数が少ない人は、おまとめローンの審査に通りやすくなります。

なぜかというと、ローンの数が増えればそれだけ借入金額が増えることになるからです。

例えば1社からの平均借入額が20万円程度と少なかったとしても、5社から借入していると合計100万円の借入額になってしまいます。

それを1つにまとめると、おまとめローンの貸付額が多くなるので審査が厳しくなってしまうのです。

業者によって変わりますが、まとめたいローンの数は3社以下に抑えるとよいでしょう。

3社程度なら借入額も少なく済みますし、業者からそれほど警戒される心配もないので、審査に通る可能性は十分あります。

【5】住宅ローンや自動車ローンの借入もないのが望ましい

おまとめローンの審査は、カードローン以外にどの程度の借入があるかもチェックされます。

他からの借入が多いと審査に通らないことがあるので注意してください。

住宅ローンや自動車ローンを組んでいる方も多いですが、なるべくならどちらの借入もないのが望ましいです。

おまとめローン以外に借入があると、毎月の返済の負担が増えてしまうので、貸し倒れのリスクが高まります。

業者からすると、住宅ローンや自動車ローンの返済があると、本当におまとめローンの返済もできるのか心配になってしまいます。

様々なローンを組んでいる場合は、ある程度返済をしてローンの件数が少なくなってから、おまとめローンを申し込んだほうが審査に通りやすくなるでしょう。

【6】同時に申し込んでいるおまとめローンがない

色々な業者がおまとめローンのサービスを提供しています。

少しでも審査に通る可能性を高めるために、同時に複数の業者に申し込もうと考えている人がいるかもしれません。

しかし、それは審査に通る可能性を低くしてしまう行為です。

ローンを申し込むとその記録が残るので、業者側はあなたがどの業者にローンを申し込んだのか把握しています。

複数業者のおまとめローンを同時に申し込みすると、信用度がマイナスになることもあるのです。

たくさんのローンに申し込みしているということは、相当お金に困っているのではないかと悪い印象を与えてしまいます。

短期間に何度もローンの申し込みをしている人のことを申し込みブラックと言います。申し込みブラックになると、それだけで審査に通らないケースもあるので注意してください。

【7】家賃の支払いなどの固定出費がない

おまとめローンの審査に通るためには、いかに返済能力があるかをアピールできるかが重要です。

毎月の出費が多くなればなるほど、返済能力に不安を持たれてしまいます。例えば賃貸物件に住んでいる方よりも持ち家に住んでいる方のほうが審査に通りやすいのですが、これは毎月の家賃の支払いが影響しているのです。

持ち家なら家賃という固定出費がなくなりますが、賃貸に住んでいる方の場合家賃を支払わなければならないため、毎月の出費が多くなり返済に充てられるお金が少なくなります。

そうなるとおまとめローンの審査を受ける時不利になってしまいます。

おまとめローンの審査に限りませんが、ローンを組む時は持ち家に住んでいる方のほうが、審査に通りやすいという特徴があります。

おまとめローンの審査に通りやすくするポイント

おまとめローンの審査に通るためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

一般的なカードローンよりも審査が厳しいので、少しでも審査に通る可能性を高めるためにも、ポイントをしっかり知っておきましょう。

年収や他の業者からの借入件数など様々な要素が審査に影響しますが、全く同じ条件だったとしても審査に落ちる人と通る人が出てきます。

それはなぜかというと、申し込む時の情報の記入の仕方や業者の選び方などでも審査の合否が変わってくるからです。

一番大切なのは、いかに相手の信用を得るかということです。どうすれば相手からの信用を得ることができ、審査に通りやすくなるのか詳しく見ていきましょう。

まとめたい金額を正確に記入する

おまとめローンを申し込む時には、総額でいくら借入を受けているのかをしっかり把握し、記入する必要があります。

おまとめローンは複数業者からの借入を一本化するものなので、総借入額を正確に把握していなければなりません。

もしまとめたい金額に誤りがあると、返済額が足りず他の業者への返済ができなかったり、多く借りすぎてしまい無駄に利息を払うことになってしまいます。

余計な借入を増やさないためにも、自分の借金状況を正確に把握して申告するようにしましょう。

カードローンを利用している人の中には「だいたいこのくらい借りている」と感覚だけで総額を把握している人もいますが、それではおまとめローンの申し込み時に正確な金額を申告できなくなるので注意してください。

年収の記載で嘘をつかない

年収が多ければ多いほど、ローンの審査に通りやすくなります。

そのため、申し込みする時に本来の年収よりも多い金額を記入するという方もいます。

しかし、年収の記載で嘘をつくのは厳禁です。年収によって自分が返済可能な金額が変わってくるので、そこで嘘をついてしまうと後々大変なことになります。

また、嘘をついて契約をしてしまうと、それがバレた時にペナルティが課せられることもあるので注意してください。

おまとめローンの場合、借入額が多くなるケースがほとんどなので、収入証明書の提出が求められることもあります。

収入証明書の年収と、申告した年収が違うと嘘をついていることがバレて、相手の印象を悪くしてしまいます。

嘘をつくことはマイナスにしかならないので絶対にやめましょう。

他社の借入件数が多くても正直に記入

おまとめローンの申し込みをする時、色々な情報を記入することになるのですが、他社からの借入件数も記入しなければなりません。

たくさん借入があると審査に落ちるのではないかと心配になり、少なく書いてしまう人もいますがこれは厳禁です。

カードローンやクレジットカードを利用すると、その情報が信用情報機関に登録されます。

おまとめローンの審査をする時に、業者は信用情報機関の情報をチェックするため、他からどの程度の借入件数があるかはすぐにバレてしまいます。

嘘の情報を記入すると、それだけで信用を失い審査に落ちることもあるので、借入件数は正直に記入しましょう。

おまとめ対象のローン金利は正しく書かないと大変なことに…

総返済額というのは、借入金額だけでなく利息も入れて計算しなければなりません。利息は金利によって変わるので、どのくらいの金利で借入しているかを把握することは大切です。

おまとめローンは複数の借入を一本化するものなので、おまとめ対象のローン金利を正確に把握し、記入しないと大変なことになります。

金利を間違えているとお金が足りず、せっかく融資を受けても他の業者への返済ができない場合もあるのです。

それではおまとめローンを利用する意味がありません。

おまとめローンを申し込む時は金利を正しく記入して、他の業者からの借入をしっかり完済できるようにしましょう。

今借りているローンを返せるものから完済してい

複数の業者から借入を受けていて、返済に困っている人の中には利息を返すだけで精一杯という方もいるでしょう。

ローンは返済期間が長くなればなるほど、返済総額が増えていきます。大切なのは少しでも早く完済することです。

おまとめローンを利用する場合は、少しでも返済総額を減らすために、返せるものから完済していくようにしましょう。

借入件数を素早く減らすことができれば、その分おまとめローンで融資を受ける額も少なく済みます。

おまとめローンを申し込む前に、どの業者のローンから返済していくかしっかり計画を立てておくとよいです。

銀行おまとめローンの審査は年々難化!しっかり対策しよう

低金利で総量規制もない銀行カードローンは、気軽に利用できるカードローンとして人気でしたが、自己破産者が増えてきたということで審査の厳格化が行われました。

それもあり、銀行おまとめローンの審査も年々難化しています。

複数のローンを一本化できるおまとめローンは非常に便利ですが、誰でも簡単に審査に通るわけではないので、利用する前は事前にしっかり対策しておく必要があります。

年収はどの程度必要か、どういった要素が審査に有利に働くかなどをしっかり把握し、事前準備してから審査に臨むようにしましょう。

難化が進む銀行のおまとめローンですが、しっかり対策すれば審査に通る可能性は十分にあります。

またおまとめローンを利用することで、返済に困っていた借金を見直すことができるなどのメリットもあるのです。

おまとめローンがどういったものなのか理解し、上手く活用することが大切です。

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