不動産投資で1億円を借りる!審査基準と借りる流れを解説!

1億円を借りる

不動産はうまく運用すれば莫大かつ安定した利益が得られます。

そのため老後のためなどに不動産の投資を検討している方は多いでしょう。

しかし不動産を購入するための資金として、1億円を借りたい場合はどうすれば良いのでしょうか。

結論から言うと不動産を購入する資金がない場合は、銀行などが提供する不動産投資ローンを利用しましょう。

このページでは不動産投資ローンで1億円を借りる流れや、1億円を借りられる人の特徴などを解説していきます。

また、不動産投資ローンで1億円を借りやすくする方法についても解説するので、そちらも参考にしてください。

不動産投資ローンで1億円借りる流れ

不動産投資ローンで1億円借りる流れは以下のとおりです。

  1. ①事前審査
  2. ②本審査
  3. ③契約・融資開始

詳しくは次から見ていきましょう。

①事前審査

まずは不動産投資ローンの事前審査を受けましょう。

Webで完結するケースもありますが、1億円ほどにもなると面談という形で金融機関に何度か来店する必要も出てくるでしょう。

またその際に審査担当者から事業計画について聞かれる可能性があります。

こういった不動産を購入してこのように運用する予定と、しっかり話せるようにしておきましょう!

②本審査

事前審査に通った後は本審査が実施されます。

事前審査は支店が中心となって審査をおこないますが、本審査は本店がベースとなって審査をおこないます。

事前審査に通り本審査で否決となるケースはまれですが、事前審査と本審査の間で以下などの金融事故を起こすと否決になる可能性があります。

  • クレジットカードの支払い延滞
  • カードローンの返済の遅れ
  • カードの強制解約
  • 携帯電話料金の滞納
  • 保証会社経由の家賃滞納
  • 保証会社などの代位弁済
  • 奨学金の返済滞納
  • 連帯保証人の返済滞納

事前審査に通ったとしても本審査の可決まで気を緩めないようにしましょう!

③契約・融資開始

本審査に通れば晴れて1億円の借り入れができるようになります。

多くの金融機関では本支店に来店した上で金銭消費貸借契約を結ぶことになるでしょう。

実際に融資されるタイミングは金融機関によって異なりますが、物件の引き渡し日に融資が実施され、融資金との引き換えで物件の引き渡しを受けるケースが多いです。

不動産投資ローンで1億円借りる際の注意点

不動産投資ローンで1億円借りる際の注意点としては、以下などが挙げられます。

  • 金融機関よりも先に物件を探そう
  • 初期費用が3000万円ほどかかる

詳しくは次から見ていきましょう。

金融機関よりも先に物件を探そう

不動産投資ローンを利用しようと思い、いきなり銀行にいって「1億円を貸して欲しい」と言っても門前払いをされるでしょう。

なぜなら銀行は申し込み者の属性に加えて、購入する予定の不動産を確認した上で融資をおこなうためです。

不動産と金融機関選びはどちらも重要ですが、金融機関の審査を申し込む前に収益性が高い物件を探すことから始めましょう!

初期費用が物件購入費用の3%ほどかかる

不動産を購入する際には物件の購入費用以外に以下などの初期費用がかかります。

  • 収入印紙代
  • 各種保険料(火災保険・地震保険など)
  • 不動産登記費用(多くは登録免許税)
  • 司法書士報酬(相場は10〜15万円程度)
  • 固定資産税
  • 不動産取得税(固定資産税評価額×3%で計算する。購入後、半年〜1年後に支払い)
  • その他振り込み手数料など

なお登記申請に必要な書類は法務省にて公表されており、必ず司法書士を利用する必要はありませんが、スムーズに買主から不動産を購入したい場合は雇った方が良いでしょう。

また初期費用は物件購入費用の3%が目安になるため、1億円の物件を借りる場合は約3000万円の初期費用が掛かります。

金融機関からお金を借りる際は、購入費用以外のお金もしっかりと計算しておきましょう!

不動産投資ローンで1億円借りられる人の特徴

不動産投資ローンで1億円借りられる人の特徴としては、以下などが挙げられます。

  • 自己資金が多い
  • 物件の収益性が高い
  • 年収が高い
  • 属性が良好
  • 勤続年数が長い

詳しくは次から見ていきましょう。

自己資金が多い

自己資金とはいわゆる貯金のことで、借りずに利用できるお金のことです。

特に不動産投資ローンの場合は想定以上の空室の発生や、急なリフォーム費用に対応するためにも自己資金の有無は大きな審査基準になるため、できるだけお金を貯めてから審査を申し込みましょう!

物件の収益性が高い

1億円を銀行から借りて20〜35年で返済する場合、月々の返済額は30〜50万円ほどになり、一般的なサラリーマンの平均月収を上回る返済が必要になります。

そのため不動産投資ローンの返済の多くは物件の収益がまかなうことになり、物件の収益性は非常に厳しく審査されます。

以下の収益性の高い物件の特徴をまとめました。

  • 駅が近いなど利便性が高い
  • 高台にあるなど災害のリスクが少ない
  • 築年数が少ない

購入物件の収益性を見誤ると、不動産投資ローンの審査に通らないばかりが、不動産投資自体に失敗します。

1億円の審査を受ける前に、購入する予定の物件をしっかりと調査しておきましょう!

年収が高い

自己資金と同じ理由で、急なトラブルに対応するためにはある程度の年収が必要になり、年収が高ければ高いほど補てんが容易になるため、審査に通りやすくなります。

また金融機関によっては年収のラインを設定している場合があり、例えばオリックス銀行不動産投資ローンなどは最低でも500万円の年収が必要です。

1億円の審査を受ける前に、給与明細書などで自身の収入状況をよく確認しておきましょう!

属性が良好

属性とは勤務先や業種などの返済能力に関わる事項のことで、以下などが属性情報に該当します。

  • 年齢(働き盛りである30〜50歳は審査に通りやすい)
  • 職業(一部上場企業など安定している職業は審査に通りやすい)
  • 雇用形態(正社員は審査に通りやすい)
  • 勤務先(公務員などは特に審査に通りやすい)
  • 収入形態(歩合制などは審査に通りづらい)
  • 居住年数(長く住んでいるほど審査に通りやすい)
  • 居住形態(持ち家だと審査に通りやすい)
  • 住宅ローンか家賃の負担額(負担額が少ないほど審査に通りやすい)
  • 持っている電話の種類(固定電話があるとやや審査に通りやすい)
  • 健康保険の種類(社会保険や組合保険に加入していると審査に通りやすい)

1億円の審査を受ける前に、自身の属性情報を確認しておきましょう!

勤続年数が長い

一般的に勤続年数が長ければ長いほど離職率は低いため審査に通りやすくなります。

逆に勤続年数が半年以内など短い場合は審査に通りづらいでしょう。

ただし勤続年数に関しては年収や物件の収益率ほど重要視される訳ではありません。

勤続年数が短い方は次から紹介するコツを実践しましょう!

不動産投資ローンで1億円を借りる際のコツ

不動産投資ローンで1億円を借りる際のコツとしては、以下などが挙げられます。

  • 利用していないクレジットカードを解約する
  • 企業に勤めている間に1億円を借りる
  • ローンや固定費を見直す
  • 不動産会社に相談する

詳しくは次から見ていきましょう。

利用していないカードを解約する

クレジットカードやカードローンは持っているだけで借金の可能性があると判断されるため、利用していなくとも審査に影響があります。

そのため現在利用していないクレジットカードやカードローンがある場合は、解約を検討しましょう。

なお、一度解約したクレジットカードやカードローンを再度利用するためには、もう一度審査を受け直す必要があります。

クレジットカードやカードローンを解約する際は、本当に今後利用する予定がないかを考えておきましょう!

企業に勤めている間に1億円を借りる

将来不動産収入のみで生計を立てていく予定であっても、独立後に不動産投資ローンを利用するのは考えものです。

なぜなら企業に勤めているというだけで一定の信用があり、お金を借りやすくなるためです。

またリスクマネジメントの観点からも独立してから高額の融資を受けることはおすすめできません。

企業に勤めている間に1億円を借りましょう!

ローンや固定費を見直す

金融機関の審査とはつまるところ、月々安定して返済ができるかどうかです。

そのためローンや固定費を見直すと、返済に回せる額を上げることができるため、審査に通りやすくなります。

まずはスマートフォンの通信料金や水道光熱費など削減しやすい費用から見直していきましょう!

不動産会社に相談する

多くの不動産会社は懇意にしている金融機関があり、紹介を受けることでスムーズに融資が受けられます。

また金融機関以外の人間からもアドバイスを受けることができるため、不動産会社は積極的に利用しましょう!

1億円の返済に不安がある場合は空室保証を利用しよう!

このページでは1億円を不動産投資ローンで借りる際の審査について解説してきました。

もし1億円の返済に不安がある場合は、保証料金を払って空室保証を受けるのも良いでしょう。

見込んだ一定の額まで賃料としての保証が受けられます。

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