ノーローンの金利は年4.9%~18.0%!他社と利息のお得さを比較!

ノーローンの金利

新生銀行グループの消費者金融カードローンである、ノーローン。

独自の無利息サービスが人気の同ブランドですが、他社と比較して金利や利息はどうなのかという点が、気になる人も多いでしょう。

この記事ではノーローンと他のカードローンの金利を比較し、さらにノーローンで支払う利息を減らす方法も解説していきます。

この記事を読むことで、ノーローンでの借り入れをさらにお得にできるようになるでしょう。

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ノーローンの上限金利は年18.0%

ノーローンの実質年率は4.9%~18.0%です。

上限金利の18.0%というのは、1年で借りた金額の18%の利息が発生することを意味します。

1年で18%ということは、それを12で割ると月の金利が出ます。12で割ると1.5%であるため、ノーローンの月利は単純計算で1.5%です。

これは10万円を1カ月借りると1,500円の利息がかかることを意味します。

ただし、ノーローンには「なんどでも1週間無利息」というサービスもあるのが特徴です。

これによって、最初の1週間は利息が0円となるため、単純計算で初月の利息は1,125円となります。

消費者金融カードローンの中では標準的な金利

ノーローンの金利は、消費者金融カードローンの中では標準的な金利です。消費者金融カードローンとは、大手のブランドでは下記のものです。

  • プロミス
  • アイフル
  • アコム
  • SMBCモビット
  • レイクALSA
  • ダイレクトワン

これらのほとんどは上限金利が18.0%で、ノーローンと同じ利率となっています。

例外はプロミスの17.8%、ダイレクトワンの20.0%です。

しかし、プロミスとの差は0.2%しかなく、ダイレクトワンと比べるとノーローンの方が2.0%低金利となります。

このため、他の消費者金融カードローンと比較してノーローンの金利が高くなることはほとんどありません。

プロミスにわずかな差をつけられているのみで、その他のブランドと比較すると標準的な金利といえます。

ノーローンの金利を他の金融機関と比較!

ノーローン以外でも、多くの消費者金融や銀行がカードローンを提供しています。

その金利を一覧にすると下記のとおりです。

カードローン名 金利(年)
プロミス 4.5%~17.8%
アイフル 3.0%~18.0%
アコム 3.0%~18.0%
SMBCモビット 3.0%~18.0%
レイクALSA 4.5%~18.0%
ダイレクトワン 4.9%~20.0%
ジェイスコア 0.8%~12.0%
三井住友銀行 4.0%~14.5%
みずほ銀行 2.0%~14.0%
バンクイック 1.8%~14.6%
楽天銀行 1.9%~14.5%
イオン銀行 3.8~13.8%
じぶん銀行 2.2%~17.5%

下限金利については、ノーローンの4.9%より低いところが多くあります。

しかし、一般的な借入金額ではどのカードローンでも下限金利が適用されることは、まずありません。

そのため、下限金利の比較については不要と考えてください。

カードローンの金利はどうやって決まる?利息を減らすにはどうすれば良い?

ノーローンの金利は銀行カードローンと比較すると高い

ノーローンの金利は、銀行カードローンと比較すると高くなります。

銀行カードローンの上限金利は一般的に14.5~14.6%です。

ノーローンの上限金利は18.0%であるため、3.4~3.5%高い金利となります。

利息でいうと、ノーローンは先に書いたとおり「10万円を1カ月借りると1500円の利息」が発生します。

一方、銀行カードローンの利息は同じ条件で約1200円です。

つまり、10万円を1カ月借りたとき、ノーローンは銀行カードローンより約300円多くの利息を払うことになります。

しかし、すべての銀行カードローンがノーローンより低金利なわけではありません。

金利がノーローンと同レベルの銀行カードローンもあります。

たとえば、ジャパンネット銀行の「ネットキャッシング」は上限金利が18.0%で、ノーローンと同じです。

オリックス銀行カードローンの上限金利は17.8%で、ノーローンとほとんど変わらない利率となっています。

7日以内に完済できれば銀行カードローンよりお得!

一部の例外を除けば、ノーローンの金利は銀行カードローンよりも高いもの。

しかし、7日以内に完済できれば、銀行カードローンよりも低利息で借り入れできます。

理由は、ノーローンには「何度でも1週間無利息」のサービスがあるためです。

文字通り1週間無利息で借り入れできるため、この期間内で完済すれば銀行カードローンよりもお得となります。

正確には、1カ月で完済しても僅差でノーローンの方がお得です。

たとえば、10万円を1カ月借りたとしましょう。

そのとき、ノーローンと銀行カードローンの利息はそれぞれ下の金額になります。

銀行カードローンの金利は14.5%で計算したものです。

  • ノーローン…約1125円
  • 銀行カードローン…約1200円

このように、ノーローンの方が約75円安くなります。

無利息サービスがなければ、ノーローンの方は約1500円となり、300円高くなるはずだったのです。

しかし、無利息サービス分を適用するとこのように、1カ月が終了する時点までは、まだ優位を保っています。

ノーローンより金利が低いところに申し込むべき?

これからカードローンの申し込みをしようと考えている場合、ここまで説明してきた金利が気になるでしょう。

ノーローンより低金利なところを選ぶべきかどうかで、悩む人もいるはずです。

結論をいうと、低金利でも審査に通るのであればその方が有利です。

しかし、低金利なカードローンは審査が厳しくなるため、借り入れ自体ができなくなる可能性もあります。

お金がどうしても必要な事情があるならば、借り入れを確実に成功させることを考えるべきです。

そのようなケースでは、ノーローンも含めた消費者金融のカードローンは、銀行より金利が高くてもおすすめといえます。

利息が下がれば返済負担が減る

低金利なカードローンで借り入れをした場合、当然月々の利息は小さくなります。

そのように利息が下がれば、返済の負担も小さくなるわけです。

このため、審査に通る自信があれば、できるだけ低金利なカードローンに申し込むべきといえます。

ただし、先ほど説明したとおり、最初の1カ月で完済できるのであれば、銀行カードローンよりもノーローンの方が低利息になります。

返済負担を小さくしたいのであれば、ノーローンも含めた消費者金融の無利息サービスを考慮しつつ、銀行と比較する必要があります。

金利が低いとその分審査が厳しくなる

借り入れの審査は、金利が低いほど厳しくなります。

その代表が住宅ローンや奨学金といえるでしょう。これらの借り入れほどではないにしても、銀行カードローンも消費者金融よりは低金利です。

その分審査も厳しくなるため、信用度がギリギリの人では審査に落ちるリスクもあります。

もしそのような不安があれば、銀行カードローンよりノーローンなどの消費者金融に申し込むべきといえるでしょう。

「ノーローンですら落ちそう」という場合は、中小業者を検討することになります。

通りやすさと返済しやすさのどちらを優先するか判断すべし

どのカードローンを選ぶかは、審査の通りやすさと返済のしやすさのどちらを取るかを決めることです。

自身の信用度に自信がない場合や、必ず借り入れをしなければいけない事情がある場合は、審査の通りやすさを重視しましょう。

逆に、信用度に自信がある場合や、万が一落ちてしまってもかまわないという場合は、返済のしやすさを重視する方法が適していると言えます。

ノーローンを金利以上にお得に使うコツ

ノーローンを金利以上にお得に使うには、5つのコツがあります。

これらのコツは他のカードローンや住宅ローンなどの返済でも通じる部分があるため、理解しておくと役立つことが多いでしょう。

ここではそれらの5つのコツを説明していきます。

できるだけ無利息期間内に使い切る

ノーローンには「何度でも1週間無利息」というサービスがあります。

1週間以内に完済すれば利息がかからないため、金銭的なデメリットがゼロになるわけです。

1週間で完済できなくても、たとえば8日で完済したら「利息は1日分」となります。

極めて少額であるため、わずかにオーバーしてしまっても問題はありません。

しかし、理想はやはり利息ゼロ円で借りることだといえます。

仮にオーバーしても短い日数で済むよう、できる限り7日間での完済を目指すようにしましょう。

金欠になるタイミングで何度も借入をおこなう

ノーローンの無利息サービスは「何度でも」利用できるのが特徴です。

このため、金欠になるタイミングで繰り返し利用できます。

たとえば給料日前など、毎月決まったタイミングで金欠になる人もいるでしょう。そのとき、最低限必要な金額だけを借り、すぐに完済すればいいのです。

そうすれば利息もかからず、資金繰りもスムーズになります。また、返済の実績を積み重ねることでクレジットスコアが上がる点もメリットです。

なお、このように「何度でも」無利息サービスを利用できるのは、大手の中ではノーローンだけの特徴です。

まず、無利息サービスを提供している消費者金融と銀行のカードローンを一覧にします。

カードローン名 無利息期間
プロミス 30日間利息0円
アイフル 30日利息0円
アコム 30日間金利0円
ひめぎんクイックカードローン(愛媛銀行) 30日間無利息
カードローンスーパークイカ(北日本銀行) 30日間無利息
ネットキャッシング(ジャパンネット銀行) 30日間無利息
カードローン「セレカ」(静岡銀行) 最大45日間利息キャッシュバック

最後のセレカ以外は、すべて30日間無利息という内容です。

セレカはキャッシュバックという形なので、一度は利息を払います。

その後、精算されてその利息が戻ってくるという仕組みです。手順は異なるものの、事実上の無利息サービスといえます。

これらのいずれのサービスにしても、「初回のみ」の適用です。ノーローンのように何度でも適用されることはありません。

ジャパンネット銀行のネットキャッシングは、公式サイトのトップページに「30日間、何回借りても利息0円」と書かれています。(2019年7月3日時点)。

一見すると何度でも利用できるように見えますが、あくまで最初の30日間だけです。

たとえば10日で完済し、残り20日の間にまた借りて完済したとしたら、その2回目の借り入れも無利息になります。

逆に、30日を過ぎたらもう無利息サービスは利用できません。その点では、他社のサービスとほとんど同じものということです。

このように、他のカードローンが初回の30~45日しか無利息サービスを利用できないのに対し、ノーローンは唯一繰り返し利用できます。

このメリットをうまく活用すると、金利以上にノーローンをお得に使えるでしょう。

限度額を増額して金利を下げる

カードローンでは、限度額が増えるほど金利が下がっていきます。これは、普通の商品でいう「まとめ買い割引」と同じ要領です。

「贔屓にしてくれているお客さんなのでサービスをする」という発想といえます。また、融資する金額が大きければ、利率が低くても利息は大きくなります。

そのような理由からも、限度額が大きくなれば金利が下がるのです。

ノーローンで限度額の増額を希望する場合は、お問い合わせダイヤルに電話をかけます。

審査後に結果が連絡され、承認されればノーローン側が認めた分だけ増額される仕組みです。

なお、ノーローンの最高限度額は300万円となっています。もしこの金額まで増額されたら、下限金利の4.9%が適用される可能性もあるでしょう。

そこまでは行かなくても、限度額が増えるほど低金利になりやすいのは確かです。

ノーローンをお得に利用したい人で、増額の審査に通る自信がある人は、申し込んでみるのもいいでしょう。

ノーローンの増額審査は厳しい?即日で増額できる?

頻繁に随時返済をおこなう

ノーローンでも他のカードローンでも、支払う総額を小さくするには、完済を早めることが重要です。

そのためには、頻繁に随時返済を行うのがいいでしょう。

ノーローンは提携ATMによって、いつでも好きなときに随時返済をできます。

コンビニではセブン-イレブンやローソン、ファミリーマートなど、ほぼすべてのチェーン店のATMを利用可能です。ショッピングセンターではイオン銀行のATMを使えます。

クレジット系ではセゾンカードのATMと提携しており、レイクALSAのATMは借り入れも返済も無料です。

レイクALSAのATMは、看板などの表記が以前の「新生銀行カードローン・レイク」のままになっていることもありますが、ノーローンとの提携には基本的に問題ありません。

銀行のATMは、大手の銀行ではセブン銀行とイオン銀行のATMに対応しています。地方銀行では下記の銀行のATMを利用可能です。

  • スルガ銀行
  • 東京スター銀行
  • 西日本シティ銀行
  • 愛知銀行
  • 第三銀行
  • 広島銀行
  • 山陰合同銀行
  • 福岡銀行
  • 熊本銀行

アコムやプロミスなどと比較すると、提携している銀行のATMはやや少ない印象です。

しかし、コンビニのATMはほぼすべて対応しているため、不便を感じることはないでしょう。

また、スマートフォンやパソコンからの返済もできます。

これは「リアルタイム返済」と呼ばれるサービスで、ATMでは対応していない下記の大手銀行も対応しています。

  • 三井住友銀行
  • ゆうちょ銀行
  • りそな銀行
  • 楽天銀行

その他、多くの地方銀行も対応しており、いずれも返済手数料は無料です。

利用のためには、事前に各金融機関でネットバンキングに登録しておく必要があります。

日頃からネットバンキングを使っている人であれば、すぐに利用可能です。

これらの方法で随時返済を頻繁に行えば、より小さい利息でお得にノーローンを利用できます。

まとまったお金が入ったら一括返済する

小まめな随時返済に加えて、まとまったお金が入ったときには一気に完済するようにしましょう。

たとえばボーナスが入ったときなどに、このような一括返済をするのがおすすめです。

注意点は、一括返済はコンビニなどの一部のATMではできないこと。

理由は、全額返済する以上、1円単位の支払いが必要になるためです。

こうした支払いができるのは、下の方法のいずれかとなります。

  • レイクALSAのATM
  • リアルタイム返済(ネットバンキング)
  • 指定口座に対する、銀行ATMからの振り込み

レイクALSAのATMは通常通りに操作できます。

リアルタイム返済も、入力する数字を1円単位にするのみです。

最後の振り込みは、返済用の口座をノーローンに問い合わせします。

「近場にレイクALSAのATMがない」「ネットバンキングにも登録していない」というケースで、こうした支払いが必要になることもあります。

ノーローンで全額返済をする際は、完済予定日における支払総額を電話で確認することが必要です。

つまり、指定口座への振り込み以外の方法でも、電話は必ずすることになります。

そのついでに口座を教えてもらうと考えれば、振り込みによる返済もそれほど不便な方法ではないでしょう。

ノーローンの利息を上手に減らそう!

ノーローンに限らず、カードローンを利用するのであれば返済を早めに行い、利息を上手に減らしていくことが重要です。

特にノーローンの場合は「なんどでも1週間無利息」のサービスがあるため、借りるタイミングと金額を工夫することで、利息を大幅に少なくすることも可能です。

この記事で紹介したような工夫をしながらノーローンをお得に利用し、できるだけ早めに完済するようにしましょう。

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