関西みらい銀行(関西アーバン銀行)カードローンの返済方法を徹底解説!毎月の返済額をシミュレーション

関西みらいカードローン(旧関西アーバン銀行/旧近畿大阪銀行)は、最高金利12.475%の低金利で無理なく返済できる点が魅力的です。

とはいえ、カードローンの返済の仕組みは、金融関係者でないと分かりづらいものです。いざ契約に成功してみると、こんな疑問が浮かびがちではないでしょうか。

  •  余裕のあるときに繰上返済できるよう、返済方法の種類や手数料を知りたい
  • 「何回くらいで返済が終わるのか」「1回の返済でどのくらい借入残高が減るのか」が分かりづらい
  •  利息を節約して早く返済できるコツを知りたい

キャッシング初心者でも分かりやすく、関西みらい銀行カードローンの返済方法について徹底解説します。

関西みらい銀行(関西アーバン銀行)カードローンの返済方法

関西みらいカードローンには3種類の返済方法が用意されています。

毎月の定額返済方法として「口座引落」を指定する必要があり、追加で返済する方法(随時返済)の手段として「りそな系列銀行ATMからの返済」「りそなネットバンキングからの返済」の2通りの方法が用意されています。

関西みらいカードローンの返済方法

  1. 口座引落(毎月5日/約定日の指定は不可)
  2. 返済対応の提携ATMから随時返済
  3. りそな銀行「マイゲート」からの随時返済

りそな銀行の預金口座があれば、ネットバンキングから24時間365日リアルタイム(利用手数料無料)で返済することが出来ます

注意点として、②③いずれかの方法で返済しても毎月定額返済という扱いにはなりません。①の口座引落が出来なかった場合、ATMまたはネットバンキングから返済しているにも関わらず滞納扱いとなってしまいます。

引落日と残高には十分注意しましょう。

提携ATMで返済に対応するのは「りそな銀行系列」のみ

関西みらい銀行はコンビニ・ゆうちょATMとも提携済ですが、これらは借入利用のみ対応しています。

ATMからの現金返済は、りそなグループである「りそな銀行・埼玉りそな銀行・旧近畿大阪銀行支店」の各ATMから入金する必要があります。旧関西アーバン銀行支店のATMは利用できません。

随時返済の際は、事前に最寄りの対応ATMの場所をチェックしておきましょう。

返済対応ATMの営業時間・手数料

返済時、毎月返済額からATM手数料も差し引かれます。効率よく完済を目指せるよう、出来るだけ手数料無料の時間帯に手続きをしましょう。

【「関西みらいカードローン」返済対応ATMの営業時間&手数料】
りそな銀行・埼玉りそな銀行ATM旧近畿大阪銀行支店(全店共通):
平日8:45~18:00(時間外手数料108円)

関西みらい銀行(関西アーバン銀行)カードローンの「残高スライド方式返済」とは

関西みらい銀行カードローンの返済方式は「残高スライド方式返済」です。

この返済方式では、借入残高に合わせて毎月返済額が固定されています。返済が進むと段階的に毎月返済額が引き下げられ、月々の負担が減っていきます。

【借入残高別】関西みらい銀行の毎月返済額
借入残高 毎月返済額(固定)
50万円以下 1万円
50万円超~100万円以下 2万円
100万円超~200万円以下 3万円
200万円超~300万円以下 4万円
300万円超~400万円以下 5万円
400万円超~500万円以下 6万円
500万円超~600万円以下 7万円
600万円超~700万円以下 8万円
700万円超~800万円以下 9万円

例えば初回100万円の借入を行った場合、翌月から2万円ずつ自動引落されます。返済が進んで借入残高が50万円を切ると、その翌月から1万円/月の固定返済額に変更されます。

このように「残高に応じて毎月の固定返済額がスライドする」という方式は、関西みらい銀行を含むほとんど全てのカードローンで採用されています。

「残高スライド方式返済」の利息計算方法

「残高スライド方式」で気を付けなければならないのは、利息と元金充当額の計算方法です。

返済する都度、発生した利息が毎月返済額から差し引かれ、残りが元金(利息発生前の借入残高)に対する返済分として充当されています。

【残高スライド方式の返済内訳】利息=元金×年利÷365日×前回返済日から今回返済日までの日数

元金充当額(実質的な返済分)=毎月返済額(固定)-利息(上記式で計算した年利の日割り)

【例】関西みらい銀行(金利12.475%)で50万円キャッシングした場合
初回返済(借入30日後)の返済内訳…
利息:元金50万円※×年利12.475%÷365日×30日=5,126円
毎月返済額:1万円(銀行指定の固定額)
元金充当額:1万円-5,126円=4,874円
返済後の元金:元金50万円※-元金充当額4,874円=495,126円

返済2回目の返済内訳…
初回返済内訳の式にある「元金(※印)」を495,126円に置き換え「利息」→「返済後の元金」の順で再計算。

上記の例だと、初回返済時は支払った額の半分以上が利息として徴収されています。順調に返済を続けることで、利息額は安くなります。

利息は元金に対する比率として計算されているからです。

毎月固定額だと、意識しなければ返済内訳に気付くことができません。「きちんと支払っているのになかなか残高が減らない」という悩みの元になります。

関西みらい銀行(関西アーバン銀行)カードローンの返済をシミュレーション

より早く元金を減らしながら総返済額・総支払利息を節約するには、余裕があるときに随時返済(繰上返済)をすることが大切です。

実際に「①随時返済しなかった場合」「②継続的に随時返済をした場合」の2パターンで返済シミュレーションしてみましょう。

【例】関西みらい銀行で80万円(金利12.475%)でキャッシングした場合
①随時返済しなかった場合

  • 総返済回数:94回(7年9カ月)
  • 返済額/月:1~23回目は2万円・24回目~最終回は1万円
  • 総返済額:1,165,434円
  • 総支払利息:365,434円②毎月5日に1万円の随時返済をした場合
  • 総返済回数:43回(3年7ヵ月)
  • 返済額/月:1~13回目は3万円・43回目~最終回は2万円
  • 総返済額:971,787円
  • 総支払利息:171,787円

口座引落で漫然と返済をしていては、大型ローンにも匹敵する返済期間になりかねません

毎月1万円の随時返済をするだけで、返済期間・総支払利息ともに半分以下まで圧縮できることが分かります。

早く完済して日々の生活に差し支えが出ないようにするには、随時返済を含めた返済プランを立てる必要があります。

表のように「毎月いくら」と決めず、ボーナス等のまとまった収入を優先的に随時返済にあてれば、よりスピーディに・利息も節約することができます。

まとまったお金が入ったら一括返済で完了させよう

関西みらいカードローンの借入残高を上回る収入の見込みが立てば、思い切って一括返済を済ませて残債をゼロにしましょう。

完済日を境に利息が発生することはなくなり、またいざという時に繰り返し借入出来るようになります。

完済実績があれば銀行からの利用評価も高くなり、限度額増額の審査に通りやすくなるというメリットも得られます。

一括返済の方法

一括完済の方法は「りそな系列銀行ATM」または「りそなマイゲートからの即時返済」のいずれかです。

一括返済時の注意事項として、1円単位の端数まできちんと入金する必要があります。

ざっくり千円単位で入金すると、完済できない・借入残高を上回る返済額を入金してしまうといった失敗が起こります。

おすすめは「マイゲートからの即時返済」

りそな系列のATMから現金返済する場合、かならず平日時間内に返済しなければなりません。

時間外は硬貨の受付をしてもらえず、手数料も発生してしまうからです。

そこでおすすめなのが「りそなマイゲートからの即時返済」です。

りそなマイゲートから一括返済すると、以下のようなメリットがあります。

  • 預金口座から1円単位で返済できる
  • 手数料がかからない
  • 借入残高を確認しながら入金できる

マイゲートからの一括返済であれば、関西みらいカードローンの利用状況を確認して
借入残高を間違えることなく入金することが出来ます。

夜中でも手続きすることが出来るため、忙しい人・残業の多い人でもスキマ時間に手続き出来ます。

マイゲートの利用には、初期登録が必要です。一括返済できる見込みが立った時点で、公式サイトから利用開始登録を進めておきましょう。

増額申請のメリット&注意点

「どうしても随時返済が難しい」という場合、あえて増額申請することをおすすめします。

利用限度額が引き上げられると同時に、契約金利も低く設定されるからです。

関西みらいカードローンでは限度額別に金利を定めており、10~800万円でそれぞれ次のように変化します。

【限度額別】関西みらいカードローンの金利
限度額 金利(年)
10万円 12.475%
30万円 12.475%
50万円 12.475%
70万円 12.475%
150万円 11.5%
200万円 9.0%
300万円 7.0%
400万円 4.5%
500万円 4.9%
600万円 4.5%
700万円 4.0%
800万円 3.5%

利用限度額150万円から段階的に金利が下がり、最高額ではわずか3.5%となります。

限度額は大きく・なるべく追加キャッシングを控えるようにすることで、返済回数や総支払利息の根本的な圧縮に繋がります。

増額審査の条件

限度額の増額は、審査の上で利用実績が良好と判断された場合のみ受け付けてもらえます。

関西みらいカードローンの増額審査に通るには「最低でも契約後1回以上キャッシング利用していること」「6ヵ月以上の返済実績があること」が条件です。

増額審査で重視されるのは以下の条件です。

  • カードローン新規契約日以降の返済状況
  • 信用情報(クレジットヒストリー/クレヒス)
  • りそな系列銀行・旧近畿大阪銀行・現関西みらい銀行の利用状況

増額審査を受ける直近1年以内に滞納があると、著しく不利となります。

他社のローン利用状況が分かる「信用情報」も重視されています。関西みらいカードローン利用中に他金融機関で返済トラブルを起こすと、審査に通ることは非常に困難です。

一方で、系列・合併前の各銀行での利用頻度が高いと、増額審査に有利となる可能性があります。

「給料受取口座に指定する」「預金残高が多い」「大型ローンや多目的ローンの契約がある」といった状況は、銀行にとって好印象です。

条件を整え、より有利なタイミングで増額審査に申し込みましょう。

増額申請のデメリット

一方で、増額申込にはデメリットも存在します。

新規契約時と同じように審査が行われるため、時間がかかりカードローン利用に制約を受けてしまう可能性が否めません。

関西みらいカードローンで増額申込をするデメリットは、以下の通りです。

  • 回答までに1~2週間ほど時間がかかる
  • 利用限度額を逆に減らされたり、カード利用停止処分を受けたりする可能性がある
  • 勤務先確認のため、銀行の担当者から架電される

「近日中に少し追加借入をするのでこの機に金利を引き下げておきたい」と考える人は、少なくありません。

しかし、増額審査完了まで長期間待たされてしまうことがあります。

また、増額はあくまでも「利用条件の見直し依頼」という手続きです。

関西みらい銀行の判断で、かえって契約条件を厳しくされてしまう・再度在籍確認があるといった不都合が生じる可能性もあります。

こうしたデメリットを踏まえ、利用実績に自信のある・十分時間に余裕があるといった場合にのみ増額申込をおすすめします。

年1回の自動契約更新のタイミングで増額されることもある

関西みらい銀行では、カードローン契約を1年ごとに更新しています。

このタイミングで、利用実績が良好である契約者に限り、自動的に増額してもらうことが出来ます。

返済を継続しているうちに契約金利が下がることも考えられるので、慌てずに様子を伺ってみてもよいでしょう。

まとめ:随時返済を上手く使ってお得に使おう!

関西みらい銀行カードローンの返済は「毎月定額の口座引落」に「ATMまたはネットバンキングからの随時返済」を組み合わせる方法です。

残高スライド方式という特性上、定額返済だけでは利息・返済期間ともに増大してしまいます。

積極的に随時返済を行い、まとまった収入の見込みがあれば一括返済も検討しましょう。

一括返済時は「りそなマイゲートからの返済」がおすすめです。いつでもスマホやPCから・手数料無料で端数まで余さず返済することが出来ますよ。

どうしても随時返済が難しい場合、利用限度額の増額申請をすることもひとつの手です。

審査に通ることで契約金利も低くなるというメリットがあるものの、カード利用にさまざまな制約を受けてしまう可能性があることに注意しましょう。

利息の仕組み・返済のコツについて理解を深めると、他社のカードローンを選ぶときにも役立ちます。

無理のない範囲でスピード完済を目指し、関西みらい銀行の利用体験をよりお得なものにしましょう。

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