北洋銀行カードローンの保証会社はSMBCコンシューマーファイナンス！審査にどう影響する？

北洋銀行カードローンの審査基準に強い影響を与えているのが「保証会社」の存在です。

保証会社は審査業務も受託していることが多く、消費者金融・信販会社といった自社でもローン運営経験豊かな会社がつとめる傾向にあります。

「どんな特徴をもつ企業が保証業務を行っているのか」を理解しておくと、北洋銀行カードローンの契約条件や審査基準について理解を深めることが出来ますよ。

• そもそも保証会社とは何か
• 北洋銀行カードローンの保証会社名
• 保証会社の数＆企業形態と審査基準の関係
• 保証会社が原因で審査に落ちてしまうパターン

これらについて、あまり知られていないカードローンの仕組みを理解できるよう解説します。

北洋銀行カードローンの審査は甘い？厳しい？審査で見られるポイント

カードローンの保証会社とは何か

「保証会社」とは、カードローン会社が長期滞納・債務整理に備えて契約する会社のことです。

貸し倒れリスクが高まったときは、借入残高の全額もしくは一部を保証会社が立て替えます（代位弁済）。

銀行系カードローンへ新規申込をする際は、ほぼ必ず保証会社との3社契約が申込条件となります。

指定された企業に保証を認められない限り、カードローン審査に通過することは出来ません。

参考：北洋銀行カードローンの申込条件（商品概要より抜粋
「SMBCコンシューマーファイナンス（株）の保証を受けられる方」

カードローンを運営する金融機関が「貸付条件を満たす」と判断していても、保証会社が「利用限度額分の保証はできない」と主張する場合があります。

貸し倒れによる損失を最終的に被るのは保証会社なので、指定された企業の同意を得るまでは契約に応じてもらえません。

保証会社の判断は、銀行系カードローンの審査可否に関わる最重要項目だと言えます。

保証会社は審査業務も受託している

近年では、保証会社が貸付審査そのものも金融機関から委託されています。

貸付審査と保証審査をバラバラに行うより、審査業務の重要な工程をまとめて保証会社にまかせたほうが、効率的に運営できるからです。

北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」の場合、銀行の審査部門が行うのは申込～契約の最終的な部分のみです。

他の地銀系カードローンでも、審査工程は社外秘としながら同様のプロセスを踏んでいる金融機関がほとんどです。

保証会社＝消費者金融系or信販会社系の大手企業

保証会社として指定されるのは、消費者金融または信販会社系列の企業です。
潤沢な資本がありキャッシング商品の取扱い経験が豊富で、銀行よりも効率的かつ柔軟な審査が行えるからです。

保証会社の性格によって審査難易度も変化し、難易度が低い順に「消費者金融＞信販会社＞自社保証系」となるのが一般的です。

この法則にあてはめるなら、北洋銀行の審査は比較的優しいと言えます。

保証業務を受託できる大手ローン会社の数は限られており、ここで挙げた企業だけで全国の銀行系カードローンの保証を行っています。

同時に審査業務も受託しており、保証会社が共通していると審査通過の傾向も酷似することがよくあります。

北洋銀行カードローンの保証会社「SMBCコンシューマーファイナンス」とは？

北洋銀行カードローンの保証を担う「SMBCコンシューマーファイナンス」は、消費者金融の「プロミス」を経営する企業です。

2011年より三井住友フィナンシャルグループに完全子会社されており、SMBCモビットとも関係のある企業です。

2018年3月時点で全国189社と保証提携しており、このうち69社が銀行に対するものです。

グループ社内で提携することも多く、ほぼ自動化された独自の仮審査システムを持つ会社でもあります。

SMBCコンシューマーファイナンスが保証を務める銀行一覧

SMBCコンシューマーファイナンスに保証業務を任せている銀行であれば、北洋銀行カードローンと同じ審査結果となる可能性が非常に高いと考えられます。

運営金融機関は別でも、審査業務は同じ社内で行われているからです。

裏を返すと、ここで挙げたいずれかの銀行でカードローン審査否決の結果が出た場合、北洋銀行の審査にも落ちる可能性が比較的高い状況です。

保証会社が1社のみだと審査は厳しい？

北洋銀行の指定保証会社は1社ですが、2社以上指定している銀行に比べて審査が厳しいということはありません。

ネット上には「保証会社の数が多いほど審査が甘い」という説がまことしやかに流れていますが、これは正しいとは言えません。

こうした意見の背景には、保証会社が複数社になると代位弁済の負担額も分散される（1社あたりの保証額が小さくなる）という誤解があるようです。

しかし実際には、保証会社の負担が分散されることはありません。

カードローン商品概要記載の保証会社の数に関わりなく、最終的に契約するときはいずれか１社だけだからです。

したがって、その数にかかわらず、どの保証会社も「自社で利用限度額を全額保証するもの」として与信判断を下しています。

つまるところ、保証会社の数は「保証審査を何回受けられるか」程度の違いに留まります。

SMBCコンシューマーファイナンスの単独保証である北洋銀行カードローンは、他社と比べて特別審査が厳しいわけではないと分かります。

北洋銀行カードローンの審査難易度は「プロミス」と同じ？

カードローン審査は、銀行系が最も厳しく・消費者金融系は柔軟かつ甘いのが特徴です。

北洋銀行カードローン（銀行系）とその保証会社直営のプロミス（消費者金融系）についても、同じことが言えます。

たとえ同じ会社が審査業務を行っていても、北洋銀行のほうが厳しく審査されているのです。

北洋銀行とプロミスの審査基準の違い

北洋銀行とプロミスでは、審査の際に重視する点が異なります。

プロミスでは年収と希望融資額のバランス・信用情報の2点が審査判断に繋がると言っても、過言ではありません。

一方の北洋銀行では、プロミスの基準に加えて「職業・肩書・居住形態・自行の利用状況」に対する審査を行われています。

審査で重視される項目がプロミスに比べて多いため、結果的に「収入の多い人でも属性が原因で否決される」というケースが発生しやすくなります。

保証会社が同じ他金融機関との審査難易度比較

審査難易度を知るには、保証会社が同じ別の金融機関と金利比較するのが近道です。

同保証会社であれば「高金利＝審査が甘い・低金利＝審査が厳しい」という法則があります。

紹介したSMBCコンシューマーファイナンスを指定保証会社とする銀行から、3社をピックアップして比較します。

この3社の契約条件から、審査基準は甘い順に「ジャパンネット銀行＞北洋銀行カードローン≒三井住友銀行」であることが読み取れます。

金利と審査難易度が強く関係している理由は、保証料の存在にあります。

カードローン金利には保証料が含まれており、貸し倒れや滞納の予想発生率に合わせて保証料は上下しています。

つまり「保証料が高い＝貸し倒れリスクが高く審査難易度が低い＝金利が高い」「保証料が安い＝貸し倒れリスクが低く審査難易度が高い＝金利が安い」という関係が成り立つのです。

審査の通りやすさを重視している人は、北洋銀行カードローンと同じSMBCコンシューマーファイナンスを保証指定する金融機関と、契約金利を比較してみましょう。

【注意】プロミスで返済トラブルを起こしていると審査通過は絶望的

プロミスで返済トラブルを起こした場合、北洋銀行カードローンの審査に通ることは困難です。

保証会社の社内リストには利用者記録が残されており、審査の際に参照されてしまうからです。

この状態を社内ブラックと呼び、同じ保証会社が契約に関わるカードローンの審査に通ることはできません。

心あたりのある人は、SMBCコンシューマーファイナンスによる保証を避けてカードローンを選びなおしましょう。

独自の審査基準を求めるならジェイスコアがおすすめ

銀行系カードローンは保証会社によって審査基準がほぼ固定化され、申込者ひとりひとりの状況に対する柔軟な審査は期待できません。

そこでおすすめなのが、近年登場した次世代型のキャッシングサービス「J.Score（ジェイスコア）」です。

ソフトバンクとみずほ銀行が出資したこのサービスでは、簡単な質問に答えるだけで診断AIが返済能力を評価（スコアリング）します。

診断AIは膨大な生活パターンを学習しており、申し込む人の性格や置かれている状況も貸付判断の材料となるのが特徴です。

金利は一般的な銀行系カードローン（14～15％）より低く設定されており、最高限度額は北洋銀行と同じゆとりの1,000万円です。

契約条件はAIスコアや診断された性格傾向をもとに細かく設定され、正式にキャッシングを申し込んだ際に仮審査部門へと引き継がれます。

借入前から金利・限度額が分かる

従来型のカードローンのデメリットは、保証会社による審査が行われるまで契約条件（金利・限度額）が分からない点でした。

ジェイスコアなら、Web上でのメールアドレス登録から10分ほど・AIスコアリングが終了した時点で契約条件が分かります。

「希望融資額を満額借りられるのか」「希望通りの低金利で契約してもらえるのか」と不安に思う必要はありません。

その内容も極めて本審査結果に近く、契約可否メールや融資を待っている間にじっくりと取引プランを練ることが出来ます。

まとめ

銀行系カードローンでは、保証と審査業務の委託先となる「保証会社」が審査基準に強く影響します。

消費者金融系の「SMBCコンシューマーファイナンス」に保証委託する北洋銀行カードローンの注意点・審査基準に関する分析結果をまとめると、次の通りです。

注意点として、プロミス関連で返済トラブル経験があると、北洋銀行で借りることは出来ません。社内ブラックとして登録されてしまっているからです。

保証会社は数が少なく、同じ指定保証先の銀行系カードローンであれば、審査結果も同じものになりやすいのがネックです。

審査マニュアルが画一的であり、あまり申込者の状況を理解してくれるとは言えません。

そんなときは、新しく出た「AIスコアレンディング」なども選択肢にいれることもおすすめします。

保証会社や審査の仕組みの知識を活用すれば、自分にあったカードローン選びが容易になりますよ。