賃貸の違約金を払わないとどうなる?不払いによるリスクと請求された時の対処法を解説!

賃貸の違約金を払わないとどうなる?

「急に大家から違約金を請求されたけれど、払いたくない!」そういう方は多いでしょう。

しかし、違約金を払わないとどういったことが起きるのか気になりますよね。

結論から言うと違約金を払わないと保証会社から訴えられる可能性があるため、違約金の不払いはおすすめできません。

このページでは、賃貸の違約金を払わないとどういったことが起きるのかについて解説していきます。

また大家から違約金を請求された時の対処法や、今後違約金を発生させない方法についても解説するので、現在違約金を請求されている人はそちらも参考にしてください。

賃貸の違約金を払わないどうなる?生じるリスクを解説!

賃貸の違約金を払わないことで生じるリスクとしては、以下などが挙げられます。

  • 不動産会社から催促され続ける
  • 保証人に請求がいく
  • 保証会社から訴えられる可能性がある

詳しくは次から見ていきましょう。

賃貸の違約金を払わないどうなる?不動産会社から催促され続ける!

現在大家から違約金を請求されているということは、大家から見て何か重大な契約違反があったということです。

違反行為がきちんと契約書に明記されており、請求されている違約金が相場(家賃の1〜2ヶ月分)を超えていなければ、基本的に違約金は払わなければなりません。

支払を拒否することもできますが、正統な理由がなければ引越した後も不動産会社から催促され続けるでしょう。

場合によっては、違約金に遅延損害金(お金を払わないことによるペナルティ)も足されて請求される可能性もあります。

契約書通りの違約金を請求されている場合は、きちんと払った方が良いでしょう。

賃貸の違約金を払わないどうなる?保証人に請求がいく

借主が賃貸の違約金を払わなければ、保証人に請求がいきます。

そうなれば保証人に迷惑が掛かるのはもちろん、借主の信用情報に傷がつく可能性もあります。

今後賃貸物件の契約を断られることも出てくるでしょう。

契約書通りの違約金を請求されている場合は、きちんと払うことをおすすめします。

賃貸の違約金を払わないどうなる?保証会社から訴えられる可能性がある!

賃貸の契約にあたって保証会社を利用している場合は、保証会社が貸主に代わって違約金を立て替えるため、大家から請求されることはありません。

ただしその場合は保証会社から違約金を請求され、支払に応じなければ訴えられる可能性があります。

違約金を払わない全ての借主が訴えられる訳ではありませんが、保証会社を通している場合、裁判を起こされる可能性は高いです。

契約書通りの違約金を請求されている場合は、きちんと払うことをおすすめします。

賃貸の違約金を払わないどうなる?違約金を請求された時の対処法を解説!

現在大家から違約金を請求されている時の対処法としては、以下などが挙げられます。

  • 違約金の相場を確認する
  • 契約書を確認する
  • 大家と交渉する

詳しくは次から見ていきましょう。

賃貸の違約金を払わないどうなる?請求された時は違約金の相場を確認しよう!

現在大家から賃貸の違約金を請求されている場合は、違約金の相場と請求されている金額を確認しましょう。

違約金の相場を大きく超える請求を受けている場合は、払わなくても良い可能性があるためです。

なお、過去に違約金を争った裁判では違約金の相場について、以下のような判決が出ています。

一般的な賃貸契約の違約金は家賃の1ヶ月とする例が多数見受けられ、1ヶ月というのは大家が次の入居者を見つけるまでの所要期間としても妥当性が高いため、違約金は家賃の1ヶ月分とするのが妥当である。

ただし、地域によっては家賃の2ヶ月分を請求しているケースもあるため、違約金の相場は1〜2ヶ月分と考えておきましょう。

賃貸の違約金を払わないどうなる?請求された時は契約書を確認しよう!

現在大家から賃貸の違約金を請求されている場合は、契約書と大家の主張を確認しましょう。

違約金の請求は契約書に基づいておこなわれる必要があるため、契約書にないことを理由に請求されている場合、違約金を払う必要はありません。

まずは落ち着いて保管してある契約書の「違約金に関する事項」を確認してみましょう!

賃貸の違約金を払わないどうなる?請求された時は大家と交渉しよう!

契約書や相場を確認次第、大家と交渉をしましょう。

賃貸の違約金はあくまでも大家と借主の間の契約であるため、当事者同士が合意すれば支払う必要はありません。

請求されている違約金が相場よりも高い、契約書に記載されていない場合はきちんとその旨を伝えましょう。

また契約書に記載されている通りの請求であったとしても、一度交渉してみることをおすすめします。

謝罪した上で支払が難しいことを上手く伝えれば、分割払いや減額に応じて貰える可能性はあります。

賃貸の違約金を払わないどうなる?違約金が発生するパターンを解説!

今後違約金を払わないためにも、違約金が発生する代表的なパターンを確認しておきましょう。

  • 途中解約
  • 家賃滞納
  • ペットを無断で飼っていた
  • 騒音トラブルを起こした

詳しくは次から見ていきましょう。

賃貸の違約金を払わないどうなる?途中解約をすると違約金が発生する!

賃貸の違約金が発生する最も代表的なパターンが、途中解約による請求です。

通常賃貸契約には1〜2年程度の契約期間が設定されており、解約するためには契約書の手続きに従って1〜2ヶ月前に申し出なればなりません。

設定された期間よりも早く借主の都合で解約した・契約書の手続きを無視した場合などは、違約金が請求されます。

また昨今はフリーレント(契約してから1〜3ヶ月の家賃が無料になる物件)での違約金請求が増えています。

フリーレントは一見するとお得な物件に見えますが「契約から○ヶ月以内に解約する場合は、家賃○ヶ月分の違約金を請求する」といった規約が盛り込まれているケースが多いため、利用する際には注意しましょう。

賃貸の違約金を払わないどうなる?家賃滞納は違約金が発生する!

賃貸の違約金が発生するパターンとしては、家賃滞納が挙げられます。

先ほども説明した通り、違約金は重大な契約違反があった場合に請求されるもので、家賃の滞納はこれにあたります。

1度や2度の家賃滞納であれば手違いの可能性もあるため、請求される可能性は低いですが、滞納が常態化していると違約金が発生することもあるでしょう。

当然その場合は滞納していた家賃と会わせて請求されるため、一度に数十万円の請求を受けることもあります。

なるべく家賃は滞納しないようにしましょう!

賃貸の違約金を払わないどうなる?ペットを無断で飼っていた場合は違約金が発生する!

ペット不可の物件でペットを飼育していた場合も、違約金が発生する可能性があります。

なぜならペットの飼育は部屋の内装に傷やにおいがつくケースが多く、大家の資産にダメージを与えるためです。

場合によっては、違約金に加えて原状回復の費用を請求されることもあるでしょう。

「バレなければ問題ない」と考えるのではなく、きちんと相談することが重要です。

賃貸の違約金を払わないどうなる?騒音トラブルを起こした場合は違約金が発生する!

頻繁に騒音トラブルを起こしている場合は、近隣住民への迷惑を防止するために違約金が発生することがあります。

ただし騒音トラブルに関しては自身の生活環境を改善することで防げるケースが多く「今後は取り外しができる防音材を使う」「深夜に人を呼ばないようにする」などの具体的な対策を提示すれば、免除される可能性もあるでしょう。

賃貸の違約金を払わないどうなる?違約金の発生を防ぐ方法を解説!

今後違約金を払わないためにも、違約金の発生を防ぐ方法を確認しておきましょう。

  • 契約書を確認する
  • 疑問点を聞く

詳しくは次から見ていきましょう。

賃貸の違約金を払わないどうなる?契約書をよく確認して違約金の発生を防ごう!

違約金の発生を防止するために最も重要なことは、事前に契約書を確認することです。

途中解約などで違約金が発生する場合は、必ず重要事項説明書と賃貸借契約書で説明がなされています。

また賃貸物件を契約する上では禁止事項も確認しておきましょう。

中には楽器や石油ストーブ、ベランダの使い方について細かく定められている場合があり、知らないうちの契約違反を防ぐことができます。

賃貸の違約金を払わないどうなる?疑問点を聞いて違約金の発生を防ごう!

賃貸物件を契約する際に疑問点があれば必ず聞いておきましょう。

特に契約書の記載されていない事項についてはトラブルの種になりがちです。

互いのためにも分からないことがあれば、契約前にしっかりと聞いておくことをおすすめします。

賃貸の違約金は払わないと裁判を起こされる可能性がある!まずは貸主と交渉してみよう!

このページでは賃貸の違約金を払わないとどうなるか、などについて解説してきました。

繰り返しになりますが、賃貸の違約金は契約書通りのものであれば、原則払わなければなりません。

また、違約金の不払いが続ければ最終的に訴えられる可能性もあるでしょう。

現在違約金を請求されている場合は、契約書と大家の主張を確認した上で、正統なものであれば払うことをおすすめします。

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