事業ローンの審査は甘い?自営業・個人事業主も通りやすい金融機関を紹介!

審査が甘い事業ローン

通常のカードローンで借り入れたお金は事業資金に利用することはできません。

そのため、事業ローンの利用を検討している事業者の方も多いでしょう。

事業ローンを利用するならば、審査に通りやすい金融機関に申し込みたいですよね。

このページでは、審査の甘い事業ローンのランキングや、審査に通りやすくなるコツなどを紹介していきます。

審査の甘い事業ローンランキング!

まずは、審査の甘い事業ローンのランキングを1位から5位まで紹介します。

ランキングは以下の通りです。

1位 ビジネクスト
2位 ビートレーディング
3位 ニチデン「事業者ローン」
4位 アクトウィル「事業資金融資」
5位 オリコ「CREST for BIZ」

各事業ローンのメリットや注意点については、次の項を参考にしましょう。

ビジネクスト

ビジネクスト

数あるカードローンの中で、特に審査に通りやすいとされるのがビジネクストです。

ビジネクストの公式ホームページには「過去の財務内容だけでなく現状のご商売に鑑み融資実行の可能性を検討してまいります」とあります。

つまり、赤字決算を出していてもビジネクストなら審査に通る可能性があります。

しかし、2期連続の赤字決算をしていたり、過去に長期(2ヶ月)以上の延滞をしている場合はビジネクストでも利用は難しいでしょう。

そういった方は、ファクタリングや日本政策金融公庫の利用を検討しましょう。

ビジネクストの審査は赤字でも通る?審査に落ちる理由と落ちた時の対処法

ビートレーディング

ビジネクスト

審査の通りやすさでは、ビートレーディングも定評があります。

ビートレーティングはファクタリング会社の一つで、一時期は申込者の98%が審査に通過していました。

さらに、30万円から3億円までの融資を最短12時間で受けることができます。

ビジネクストの融資限度額が1000万円であることを考えると、破格の融資額だと言えます。

デメリットとしては、ビートレーディングの支店は東京・大阪・福岡にしか支店がないため、地方の企業であると相談が受けづらい点です。

そういった方は、出張相談を申込むと良いでしょう。

ニチデン「事業者ローン」

ニチデン「事業者ローン」

ニチデンは地域の特化している金融業者の一つで、奈良や大阪などの関西圏であれば即日融資が可能です。

ニチデン「事業者ローン」のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット
  • 関西圏だと審査に通りやすい傾向にある
  • 返済期間が最長20年に設定されている
デメリット
  • 上限金利が17.52%とやや高め
  • 審査によっては不動産担保が必要になる

上限金利が17.52%とやや高めに設定されている分、審査の通過率は高いと言えます。

また、返済期間が最長20年に設定されているため、無理のない返済プランを組むことができます。

しかし、長期の返済は金利が高くなることを意味します。

月々の返済額と、総返済額のバランスを見て借り入れることをおすすめします。

アクトウィル「事業資金融資」

アクトウィル「事業資金融資」

アクトウィルも高い審査通過率を誇っています。

アクトウィルの強みは、事業者ローンの種類を豊富に提供していることです。

そのため状況に合ったローンを選ぶことで、審査の通過率を上げることができます。

アクトウィルが提供しているローンは下記の通りです。

  • 信用保証融資
  • 不動産担保融資
  • 商業手形割引
  • 有価証券担保融資
  • 車担保融資
  • ファクタリング融資
  • 商業手形担保融資
  • 売掛債権担保融資

多くのものを担保にできる点が、アクトウィルの魅力と言って良いでしょう。

デメリットとしては、不動産や自動車を担保にする場合は、手数料が高くつくという点です。

不動産担保融資や車担保融資の利用を検討している方は気をつけましょう。

オリコ「CREST for BIZ」

オリコ「CREST for BIZ」

オリコのCREST for BIZも審査に通りやすいと言われます。

オリコのCREST for BIZは法人化していない個人事業主専用の事業ローンです。

そのため、最大融資額も300万円と低く設定されていますが、その分審査スピードと通過率には定評があります。

また、CREST for BIZは総量規制の対象外なので、年収の3分の1以上の借り入れができる点も魅力の一つだと言えるでしょう。

審査が甘いのはノンバンクの事業ローン

ここまで、審査が甘い事業ローンンについて照会してきました。

しかし、上記のランキングには一つも銀行系の事業ローンンがありません。

なぜならば、銀行系事業ローンは、ノンバンクの事業ローンよりも審査に通りづらいためです。

理由については、次の項で解説します。

銀行系事業ローンが審査に通りにくい理由

銀行系事業ローンが審査に通りづらい理由は以下の通りです。

  • 銀行系事業ローンは面談が必要になる
  • ノンバンクの事業ローンよりも金利が低いため、厳しく審査が行われる

ノンバンクと銀行系事業ローンはそれぞれメリットとデメリットがあります。

金利や手厚いサービスを重視する方は、銀行系事業ローンが向いています。

しかし、審査の通りやすさや、融資までのスピードはノンバンクの方が上だと言えます。

自身のニーズに合った金融機関で、融資を受けましょう。

審査の甘い事業ローンの選び方

このページの最初に、おすすめの事業ローンを紹介しました。

しかし「自分で事業ローンを探したい」「上記の中で利用したいと思えるものがなかった」という方もいるでしょう。
そのため、ここからは審査の甘い事業ローンの選び方について解説をします。

以下の項で挙げる特徴を持っている事業ローンであれば、高い確率で審査に通過するでしょう。

無担保で借入が可能

審査の甘い事業ローンの特徴の一つは、担保を必要としないことです。

なぜならば、担保が必要な事業ローンは、担保自体の査定が必要になります。

そのため、必然的に審査自体の難易度が上がります。

一方、担保が不要な事業ローンであれば、担保の問題で審査に落ちることはありません。

また、担保が不要な分、融資に前向きな金融業者だと判断できます。

まずは、無担保・保証人不要の事業ローンを探すと良いでしょう。

金利が高い

金利の高さからも、審査の通りやすさを判断することができます。

なぜならば、金利が高い事業ローンは、貸し倒れがあっても利息で補うことができます。

そのため、利用対象者を広く設定し、審査に通りやすくしています。

以下にノンバンクと銀行系事業ローンの金利を表にまとめました。

事業ローン 金利
ビジネクスト 年3.1%~18.0%
ニチデン「事業者ローン」 年4.8%~17.52%
静岡銀行「しずぎんビジネスクイックローン」 年5.0%~年14.9%
東京スター銀行「スタービジネスカードローン」 年6.5%~年14.5%

上限金利が18.0%程度であると、比較的審査に通りやすいと言えるでしょう。

審査の申込フォームが簡易的

審査の通りやすさを判断できるものとしては、申込フォームを挙げることができます。

申込フォームの入力次項が多ければ多いほど、審査の基準が多いことを意味します。

そのため、申込フォームが簡易的・項目が少ない事業ローンは審査に通りやすいと言えるでしょう。

審査手続きが簡単・審査が短い

また、申込フォームを含めた審査の流れからも、審査の通りやすさを測ることができます。

審査の手続きが多かったり、審査自体が長い金融機関は慎重に申し込み者をチェックしています。

そのため、利用したい事業ローンがあれば、審査の流れや審査時間をチェックすることをおすすめします。

事業ローンに通りやすくするコツ

ここからは、事業ローンに通りやすくするコツについて紹介します。

審査に通りやすくするコツは以下の通りです。

  • 事業計画書を準備する
  • 希望借入額を下げる
  • 利益計画を立てる
  • 経営者の信用情報をクリーンに保つ
  • 他社借入は出来るだけ減らしておく

どの事業ローンでも有効なコツであるため、申し込む前にチェックしておきましょう。

事業計画書を準備する

まずは、事業計画書を準備しましょう。

事業計画書に記載するべき事項としては、例えば以下のものが挙げられます。

  • 事業のビジョンや目的
  • 事業の概要
  • 自社サービスの強みや特徴
  • 市場環境や競合についての情報

事業計画書のテンプレートはインターネットからダウンロードすることができます。

計画書の作成に不安がある方は、テンプレートを利用すると良いでしょう。

希望借入額を下げる

事業ローンに通りやすくするためのコツとしては、希望借入額を抑えることもおすすめです。

借入額が高ければ高いほど、金融機関にとっては貸し倒れのリスクが上がります。

そのため、希望借入額が高い申込者は厳しく審査が行われます。

事業ローンの中には千円単位で融資額を設定できる商品もあります。

希望借入額は、必要最低限の額にすることをこころがけましょう。

利益計画を立てる

利益計画を立てることも、審査の通りやすさに繋がります。

利益計画とは、以下の項目などを定めた計画書のことです。

  • 売上高
  • 従業員や役職者の給料
  • 水道光熱などの固定費
  • 借入金の利息

事業計画書と共に利益計画を提出することで、計画性や返済能力をアピールすることができます。

経営者の信用情報をクリーンに保つ

事業ローンの審査の際は、経営者の信用情報もチェックされます。

そのため、個人的なローンの利用であっても、滞納は必ず避けましょう。

信用情報は、JICC(日本信用情報機構)・CIC(指定信用情報機関)などに照会を依頼することで、確認できます。

事業ローンに申込む前に、自身の信用情報を確認することをおすすめします。

他社借入は出来るだけ減らしておく

事業ローンに通りやすくするためには、他社借入を減らすことも重要です。

他社借入がある分、新規借入の返済に回せる額が少なくなるため、審査に不利に働くためです。

完済をして、借入件数を減らすことも重要ですが、借入額を減らすことも効果的です。

そのため、事業ローンの審査前は、月々の返済額を上げることをおすすめします。

最初の審査を確実に通過することが重要

必ず融資を受けたいからと言って、多くの事業ローンに同時に申し込むことはおすすめできません。

審査の申し込み件数が多いと「お金に非常に困っている」とみなされて、審査の通過に悪影響を及ぼすためです。

そのため、自身のニーズに合った事業ローンを一つ決めて、確実に審査に通過することが重要です。

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