金利の低いビジネスローンはどこ?上限金利のランキングと返済額を抑える方法を解説!

ビジネスローンの金利

個人向けのカードローンでの借入金を事業資金に充てることはできません。

そのため、運転資金などを調達するためにはビジネスローンを利用する必要があります。

どうせなら金利の低いビジネスローンを利用して、返済額を減らしたいですよね。

このページでは金利の低いビジネスローンや、金利の低いビジネスローンを利用する際の注意点について解説していきます。

またビジネスローンの金利をさらに下げる方法も紹介するので、そちらもチェックしましょう。

金利の低いビジネスローンのランキング

ビジネスローンの金利には上限金利と下限金利が設定されていますが、チェックするべきなのは上限金利です。

なぜなら多くの事業者は上限金利での貸付になるためです。

特に初めて利用するビジネスローンであれば、ほぼ確実に上限金利が適用されます。

以下に上限金利が低い順でビジネスローンをまとめました。

ビジネスローン 金利
住信SBIネット銀行「事業性融資(dayta)」 1.99〜7.99%
ジャパンネット銀行「ビジネスローン(yahoo!ショッピング、ヤフオク!出店者向け)」 1.45〜8.20%
三菱UFJ銀行「ビジネスローン融活力」 2.35〜9.00%
トライフィナンシャルサービス「ビジネスローン 」 6.80〜12.65%
ジャパンネット銀行〔ビジネスローン (freee会員専用)〕 1.45〜13.75%
ジャパンネット銀行「ビジネスローン (法人・個人事業主向け)」 4.80〜13.80%
みずほ銀行「みずほスマートビジネスローン」 1.00〜14.00%
東京スター銀行「スタービジネスカードローン」 6.50〜14.50%
静岡銀行「ビジネスクイックローン」 5.00〜14.90%
リクルート「パートナーズローン(極度型)」 2.00〜14.90%
エスワイシー「ビジネスローン 」 7.50〜15.00%
クラウドバンク・フィナンシャルサービスビジネスローン 6.00〜15.00%
エニー「ビジネスローン 」 6.90〜15.00%
オリコビジネスサポートプラン/証書貸付タイプ 6.00〜15.00%
オリコビジネスサポートプラン/クレジットライン設定タイプ 6.00〜15.00%
オー・ジェイ「ビジネスローン ・事業資金融資」 10.00〜15.00%
アクト・ウィル「ビジネスローン ・事業資金融資」 7.50〜15.00%
トラストクラブビジネスローン 1.70〜16.80%
ニチデン「事業者ローン」 5.50〜17.52%
ビジネクスト 5.0~18.0%
クレディセゾン「マネーカード(カードローン)」 6.47〜17.70%
オリックスVIPローンカード Business 6.00〜17.80%
プロミス自営者カードローン 6.30〜17.80%
ユニーファイナンス「事業者向けビジネスローン 」 12.00~17.95%
ビジネクスト「ビジネスローン 」 3.10〜18.0%
三鷹産業ビジネスローン 6.00〜18.00%
CREAT for Biz(クレスト フォービズ) 6.00〜18.0%
ビジネスローンエール500 9.80〜18.00%
ビジネスパートナー「スモールビジネスローン」 9.98〜18.00%
アイフル「事業サポートプラン(無担保ローン)」 6.00〜18.00%
アコム「ビジネスサポートカードローン」 12.00〜18.00%
Carent「ビジネスローン 」 5.0~18.0%

ビジネスローンの金利が高い理由

最も金利が低いビジネスローンでも上限金利は8%、アイフルやアコムなどの消費金融系ビジネスローンにもなれば18.0%もの金利がかかります。

公的融資制度の金利は高くとも3%程度であり、比較してみるとビジネスローンの高金利さがよく分かります。

ビジネスローンが公的融資よりも金利が高い理由としては、以下などが挙げられます。

  • 営利目的の融資であるため
  • 即日融資が受けられるため
  • 公的融資を利用できない人が申し込んでいるため

詳しくは次から見ていきましょう。

営利目的の融資であるため

大前提として、ビジネスローンを提供している銀行や消費者金融は営利目的で融資をしています。

利益を出すためにどうしても金利を高く設定せざるを得ません。

しかし公的融資制度は、政府からの事業を継続してもらうための援助といった側面が強いため、金利が低く設定されているのです。

即日融資が受けられる

公的融資制度の方が金利は低く設定されていますが、ビジネスローンの方が融資速度は圧倒的に上です。

特に消費者金融系ビジネスローンであれば、申し込んだその日に融資を受けることも可能です。

しかし即日の融資をおこなうということは、金融機関にとって審査に十分な時間を取れないことを意味します。

そのため貸し倒れのリスクを軽減するために、金利が高く設定されています。

公的融資制度を利用できない人が申し込んでいる

公的融資制度は政府からの援助という側面があることは説明しました。

しかし公的融資制度の枠には限りがあり、多くの事業者が申し込むため審査を厳しくせざるを得ないのが実情です。

そして公的融資制度を利用できなかった事業者をメインターゲットにしているのが、ビジネスローンです。

公的融資制度を断られ、資金調達ができない事業者は多少金利が高くともビジネスローンを申し込みます。

そのためビジネスローンは金利を高く設定できるのです。

金利の低いビジネスローンへ申し込む際の注意点

このページの最初に金利の低いビジネスローンをランキング形式で紹介しました。

しかし何も考えずに金利の低さだけでビジネスローンを選ぶのは危険です。

理由としては、以下などが挙げられます。

  • 金利の低いビジネスローンは審査難易度が高い
  • 金利の低いビジネスローンは融資に時間がかかる
  • 金利だけで返済額が決まる訳ではない

詳しくは次から見ていきましょう。

金利の低いビジネスローンは審査難易度が高い

金利の低さは金融機関にとっての利益の少なさを意味します。

そのため確実に貸付金を回収できる事業者に融資しなければ、すぐに大赤字を出してしまいます。

以上より金利の低いビジネスローンの審査は厳しく難易度が高いと言えるでしょう。

金利の低いビジネスローンを利用する際は、審査に通りやすくするために報告書をしっかりと作成する・借入希望額を抑えるなどの工夫をしましょう!

金利の低いビジネスローンは融資に時間がかかる

先ほども説明した通り、金利の低いビジネスローンでは確実に貸付金を回収する必要があります。

そのため貸付金を回収できる事業者かどうか、時間をかけて慎重に審査されるため、審査に時間がかかります。

以下に機関ごとの融資にかかる時間の目安をまとめました。

機関 融資にかかる時間
公的融資機関 1週間以上
銀行 3.4営業日
消費者金融 最短即日

金利の低さと審査速度は両立しません。

金利と審査速度、どちらを重視するかを考えた上で、利用する金融機関を決めましょう!

金利だけで返済額が決まる訳ではない

金利が低い=返済額が抑えられると思いがちですが、ビジネスローンの返済額は金利だけで決まる訳ではありません。

例えば70万円を金利18%で借りて、毎月最低返済額の1万3000円で返していくと、完済までに111ヶ月かかり、合計返済額は143万9414円になります。

しかし同じ条件で月々2万円で返すと、完済までの期間が50ヶ月になり、合計返済額は99万9979円になります。

つまり、返済額を抑えるためには金利の低いビジネスローンを利用するよりも、月々の返済額を上げた方が効果的です。

ビジネスローンを利用する際は注意しましょう。

ビジネスローンの金利を下げる方法

ビジネスローンの金利を下げる方法としては、以下などが挙げられます。

  • 高額の融資を受ける
  • キャンペーンをうまく利用する

詳しくは次から見ていきましょう。

高額の融資を受ける

基本的にビジネスローンは高額の融資になればなるほど、金利は下がっていきます。

極度額(そのビジネスローンで借りられる限界額)まで借りれば、下限金利で利用することも可能でしょう。

そのため、追加で借り入れる場合は一社に絞ると借入額を上げやすいでしょう。

キャンペーンをうまく利用する

一部の銀行や消費者金融系ビジネスローンは金利を下げられるキャンペーンを実施しています。

2020年6月現在利用できるキャンペーンとしては、以下などが挙げられます。

  • 楽天銀行の会員キャンペーン
  • オリックスVIP会員キャンペーン

他にも不定期でキャンペーンを実施している金融機関は多くあります。

利用したいビジネスローンがあれば、定期的に公式サイトをチェックしておきましょう!

条件をよく確認した上で金利の低いビジネスローンを利用しよう!

このページではビジネスローンの金利について解説してきました。

今回の内容をまとめると以下の通りになります。

  • 金利の低いビジネスローンとしては、住信SBIネット銀行「事業性融資(dayta)」ジャパンネット銀行「ビジネスローン(yahoo!ショッピング、ヤフオク!出店者向け)」などが挙げられる
  • ビジネスローンは営利目的の融資であり、スピーディーな貸付に対応しているため金利が高い
  • 金利の低いビジネスローンは審査難易度が高く、審査時間も遅い
  • 金利の低いビジネスローンでも返済期間が長引くと最終的な返済額は高くつく
  • キャンペーンを利用する・借入額を上げるとビジネスローンの金利を下げられる

ビジネスローンを選ぶ際に金利は重要なポイントですが、金利の低さだけで選ぶのは危険です。

条件などをしっかりと確認した上で利用するビジネスローンを選びましょう!

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