「不動産の投資に1000万円を借りたい」「事業を継続させる上でどうしても1000万円が必要!」そういった状況はありますよね。
このページでは1000万円を金融機関から借りる方法について解説していきます。
また1000万円を借りる際の審査基準や、金融機関以外から1000万円を借りる方法についても触れていくので、借り入れを検討している方はそちらも参考にしてください。
1000万円を金融機関から借りる方法
1000万円を金融機関から借りる方法としては、以下などが挙げられます。
- 銀行系カードローン
- 消費者金融系カードローン
- 目的別ローン
- ビジネスローン
特徴や注意点については次から詳しく見ていきましょう。
銀行系カードローンは利便性が高い!
銀行系カードローンとは、その名前のとおり銀行が提供しているカードローンであり、利用用途に縛られないのが特徴です。
中にはWebから申し込める・金利優遇が受けられるカードローンもあることから、利便性を重視しつつ1000万円を借りたい場合は一つの選択肢になるでしょう。
しかし、銀行系カードローンの利用極度額は多くても800万円程度であり、1つの銀行から1000万円を借りるのは現実的ではありません。
銀行系カードローンのみで1000万円を借りる場合は、複数のカードローンを利用するなど工夫しましょう!
銀行系おまとめローンなら年収の3分の1以上を借りられる!
中には借金をまとめるために1000万円を借りたい人もいるでしょう。
カードローンを利用する際にハードルとなるのが年収の3分の1以上の融資を禁止する総量規制ですが、銀行系おまとめローンは総量規制の対象外であるため、年収の3分の1以上の借入が可能です。
しかし、おまとめローンを利用すれば必ず金利が減る訳ではありません。
しっかりと借り換え先の商品概要をよく読んでから、銀行系おまとめローンの審査を申し込みましょう!
消費者金融系カードローンなら即日融資が受けられる!
消費者金融系カードローンとは、銀行ではない金融機関(消費者金融)が提供しているカードローンであり、即日融資に対応しているのが特徴です。
しかし1000万円以上借りられるカードローンがないのは銀行と同じであり、誰でも即日融資を受けられる訳ではありません。
また、消費者金融系カードローンの金利は18〜20%と高めに設定されているため、利用には注意が必要です。
「1000万円の一部を即日借りたい!」という場合には消費者金融系カードローンの利用を検討しましょう!
目的別ローンなら低金利かつ審査に通りやすい!
目的別ローンとはその名前のとおり、ある目的にのみ利用できるローンのことで、代表的な商品としては以下などが挙げられます。
- カー(自動車)ローン
- ブライダルローン
- 不動産ローン
目的別ローンはカードローンとは違い、設定された目的以外には利用できないというデメリットはありますが、その分金利が抑えられており極度額も高く設定されているのが特徴です。
1000万円を借りたい理由が明確である場合は、目的別ローンの利用を検討しましょう!
ビジネスローンなら事業性資金に使える!
ビジネスローンは事業資金に使えるローンのことで、事業に関わるお金を借りたい場合はビジネスローンを利用する必要があります。
借入額が高額になりやすいため、即日融資を受けることはできませんが、最大で数億円の借り入れが可能です。
なお、カードローンや目的別ローンで借りたお金を事業資金に利用することは契約違反であり、発覚すればローン会社から一括返済が求められます。
事業に関わるお金を借りたい場合は、必ずビジネスローンを利用しましょう!
金融機関から1000万円を借りる際の審査基準
上記では金融機関から1000万円を借りる方法を紹介してきました。
金融機関からお金を借りる際に共通する審査基準としては、以下などが挙げられます。
- 安定した収入があるか
- 信用情報に傷がないか
- 他社借入が多くないか
詳しくは次から見ていきましょう。
安定した収入があるか
金融機関の審査では安定した収入が求められます。
以下にこのページで紹介した借入方法の利用条件の一部をまとめました。
借入方法 | 金融機関名 | 利用条件 |
---|---|---|
銀行系カードローン | みずほ銀行 | 安定かつ継続した収入が見込める |
消費者金融系カードローン | アコム | 安定した収入と返済能力がある |
目的別ローン | 横浜銀行(マイカーローン) | 安定継続した収入がある |
ビジネスローン | ちば興銀(ビジネスローン ALLDAY) | 安定継続した収入がある |
金融機関から安定した収入があると判断されるためには、少なくとも以下の条件を満たしている必要があります。
- 月々の収入に大きなバラつきがない
- 今後も収入が得られる見込みがある
- 連続して3ヶ月以上収入を得ている
1000万円のローンを申し込む前に、自身の収入状況をよく確認しておきましょう!
信用情報に傷がないか
金融機関の審査では信用情報がチェックされます。
そのため過去に以下などの金融事故を起こして信用情報に傷がついている場合、審査に通るのは難しいでしょう。
- クレジットカードの支払い延滞
- カードローンの返済の遅れ
- カードの強制解約
- 携帯電話料金の滞納
- 保証会社経由の家賃滞納
- 保証会社などの代位弁済
- 奨学金の返済滞納
- 連帯保証人の返済滞納
しかし信用情報には保存期間が設定されているため金融事故の解消から5〜10年経過していれば、審査に通る可能性があります。
上記の金融事故に心当たりのある場合は、1000万円のローンを申し込む前に、信用情報を確認しましょう。
信用情報を確認する方法
信用情報はCICやJICCなどの個人信用情報機関へ信用情報の照会を依頼することで、確認できます。
信用情報を確認する流れは以下のとおりです。
- ①CICとJICCの公式サイトにアクセス
- ②信用情報の照会を依頼
- ③クレジットカードで照会費用を支払う(1件につき1000円)
- ④照会結果を受け取る
なおJICCはWebから手続きをおこなうと、照会結果は郵送されてくるため、即日信用情報を確認することができません。
早くJICCの信用情報を確認したい場合は、窓口で直接申請しましょう!
他社借入が多くないか
金融機関の審査では他社の借り入れ状況が確認されます。
特に以下に当てはまる場合、カードローンの審査に通るのは難しいでしょう。
- 既に年収の3分の1の額を借りている
- 4件以上のローンを利用している
詳しくは次から見ていきましょう。
既に年収の3分の1の額を借りている
消費者金融系カードローンは総量規制によって年収の3分の1以上の融資を受けることができません。
銀行系カードローンは総量規制の対象外ですが、2018年より多重債務者問題を受けて銀行も年収の3分の1以上の融資を実施しなくなりました。
そのため1000万円をカードローンで借りるためには、少なくとも3000万円の年収が必要になります。
他社からお金を借りている・年収が3000万円以下の場合は、総量規制や自主規制の対象外である目的別ローンやビジネスローンを利用しましょう!
4件以上のローンを利用している
ローンの利用件数が多いと以下などの理由から審査に通りづらくなります。
- 返済に回せるお金が少なくなる
- 債務整理をする可能性が高いと判断される
具体的に「4件以上のローンを利用している場合は利用不可」と審査基準を公表している金融機関はほぼありませんが、債務整理をおこなう多重債務者が平均4件のカードローンを利用していることを考えると、4件という数字は1つの基準だと言えます。
現在4件以上のローンを利用している場合は、返済を進めるかおまとめローンを利用してから金融機関の審査を受けましょう!
1000万円を金融機関以外から借りる方法
1000万円を金融機関以外から借りる方法としては、以下などが挙げられます。
- 日本政策金融公庫
- ファクタリング
- クラウドファンディング
詳しくは次から見ていきましょう。
日本政策金融公庫なら2.0%の低金利で借りられる!
日本政策金融公庫は日本政府が出資をおこなっており、営利目的での融資ではないため、2.0%という超低金利での利用が可能です。
また日本政策金融公庫は中小企業の支援に力を入れていることから、事業年数が短くても融資が受けられる点も魅力の一つだと言えます。
しかし融資にあたっては決算書や事業計画書の提出が求められ、融資担当者との面談も必要になります。
しっかりと事前準備をした上で、日本政策金融公庫の審査を申し込みましょう!
ファクタリングなら返済の必要なし!
ファクタリングは売掛債権(まだお金を受け取っていない仕事)を売却することで資金を調達する方法であり、厳密には借入ではありません。
債権があればほぼ100%お金にできるため、昨今利用者が増えていますが、手数料の高さには注意が必要です。
現在事業を営んでいて、売掛債権がある場合はファクタリングの利用を検討しましょう!
クラウドファンディングならお金以外で返せる!
クラウドファンディングとは、インターネットで出資者を募るサービスのことで、短期間かつ高額の資金調達が可能です。
しかし、1000万円以上の出資を受けるためには出資者が非常に魅力的に感じるサービスや製品を提供する必要はあり難易度は相当に高いと言えます。
まずはクラウドファンディングのサイトを見て、1000万円以上の出資が集まっているサービスや製品を探すことから始めましょう!
1000万円を借りる方法は豊富!注意点を把握して借入先を選ぼう!
このページでは1000万円を借りる方法について見てきました。
1000万円を借りる方法は多いですが、どれも簡単に融資を受けられる訳ではありません。
しっかりと審査基準や注意点などを確認してから借入先を選びましょう!