北洋銀行カードローンはおまとめローンに使える?審査は厳しい?

「毎月返済額を少しでも減らしたい」
「何社からも高金利で借りていて、利息がかさんでいる」

こんな時、現在借入中のキャッシング残債をより金利の低い銀行系カードローンに借り換えることをおすすめします。

北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」は、最高限度額1,000万とゆとりの設定が魅力的です。多額の借り換え・4社以上の一本化におすすめですよ。

  • 北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」の特徴
  • 借り換え目的に向いているかどうか
  • 借り換え利用時の返済シミュレーション

道内在住かつキャッシング残債の一本化を検討している人へ、北洋銀行カードローンがおまとめに向くかの判断材料となる情報を解説します。

北洋銀行カードローンの審査は甘い?厳しい?審査で見られるポイント

北洋銀行カードローンはおまとめローンとしても利用可能

北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」は、預金口座を持っていなくても道内在住者なら申込できるカードローンです。

主要コンビニATMのほとんどを提携先としてカバーしており、いずれも手数料無料で利用できるのがメリットです。

北洋銀行カードローン「スーパーアルカ」の基本情報
金利 年1.9%~14.7%
限度額 10~1000万円借入方法※:極度額貸付 証書貸付
申込条件
  • 北海道在住かつ勤務者で満20~69歳であること(70歳になった時点で借入不可)
  • 安定した収入のある人(パート・アルバイト・専業主婦・主婦・学生OK)
資金使途 事業性資金を除き自由
借入方法 提携ATM
返済方法 銀行振込・提携ATM
提携ATM 北洋銀行・青森銀行・ゆうちょ銀行・セブン銀行ATM・ローソンATM・イーネット対応ATM

【注意】北海道在住かつ道内勤務者しか申し込めない

北洋銀行の申込条件では、あくまでも地元北海道の人しか契約対象とならない旨が明記されています。

参考:スーパーアルカの申込条件

  • 北海道内で居住し、勤務していること。
  • 満20~69歳であること(70歳になった時点で借入不可)
  • 安定した収入のある人(パート・アルバイト・専業主婦OK)

住まいが北海道でも、勤務先が本州だと申込することは出来ません。

事前に申込条件に当てはまるかチェックしてから借り換え先候補にいれましょう。

北洋銀行カードローンはおまとめ利用に適している?

借り換え目的で銀行系カードローンを検討する場合「いくらまで借り換えできるか(限度額)」と「現在の契約条件より金利が低いか」の2点が重要です。

北洋銀行カードローンについてそれぞれ分析すると、次の通りです。

北洋銀行カードローンは1000万円までおまとめ可能

借り換え目的でカードローンを検討する場合「借り換え先カードローンの最高限度額>現在の借入残高合計」が選び方の基準となります。

最高限度額が大きいほど、他社借入合計がまだ多く残っている状態でもおまとめ先として選ぶことが出来ます。

北洋銀行カードローンの限度額を、借り換え目的で選ばれることの多いネット銀行を中心に比較してみます。

最高限度額比較
銀行タイプ 銀行名 最高限度額 金利(年)
地方銀行 北洋銀行「スーパーアルカ」 1000万円 1.9%~14.7%
都市銀行・メガバンク系 三菱UFJ銀行 500万円 1.8%~14.6%
りそな銀行 800万円 3.5~12.475%
三井住友銀行 800万円 4.0~14.5%
みずほ銀行 800万円 2.0%~14.0%
ネット銀行系 楽天銀行 800万円 1.9~14.5%
ソニー銀行 800万円 2.5~13.8%
オリックス銀行 800万円 1.7~17.8%
じぶん銀行 800万円 1.7~17.5%
ジャパンネット銀行 1,000万円  2.5~18.0%

業界全体から見ると「スーパーアルカ」の最高限度額はトップクラスであると分かります。

まだ思うように返済が進んでいない人なら、多額の残債でも一本化できる数少ない金融機関として北洋銀行を選べます。

金利も他社カードローンと比べると平均的

おまとめローンを選ぶ際は、最低金利・最高金利を比較するだけでは足りません。利用限度額に合わせて段階的に引き下げられる金利にも注目する必要があります。

北洋銀行カードローンの利用限度額ごとの金利をチェックしてみると、同水準の他社カードローンと比べてとごく平均的です。

限度額別の金利比較(~500万円)
限度額 北洋銀行 ジャパンネット銀行 三井住友銀行
100万円未満 14.70% 18.0% 12.0%~14.5%
100万円~149万円 13.5% 15.0% 10.0%~12.0%
150万円~199万円 12.5% 12.0% 年8.0%~10.0%
200万円~249万円 11.5% 10.0% 7.0%~8.0%
250万円~299万円 10.5% 8.0% 7.0%~8.0%
300万円~399万円 9.0% 6.5% 7.0%~8.0%
400万円~499万円 7.0% 6.0% 6.0%~7.0%

限度額250万円まではやや高めですが、以降は他社とほぼ変わりません。金利を最重要視するのであれば、他の会社と並行して検討することもおすすめできます。

北洋銀行の「おまとめローン審査」は厳しい?

北洋銀行の審査は、決して厳しいものではありません。銀行によるローン審査は、職業や勤務先企業規模といった社会的ステータスに関する部分も重視されるのが一般的です。

しかし、北洋銀行ではあまり重視されません。

消費者金融系の「SMBCコンシューマーファイナンス」に保証と審査業務を委託しており、社会的ステータスよりも返済能力に重きを置いた審査が行われているからです。

「借り換え目的」の審査は生活費用途より厳しい

北洋銀行に限らず、借り換え目的のカードローン審査は、消費目的(生活費目的)の申込に対するものより厳しくなります。

おまとめ目的という性質上、高額融資かつ長期返済に及んでしまうことは避けられないからです。

したがって、借り換え目的の審査では「今の家計収支」より「将来にわたってずっと返済を続けられるか」という視点が重視されます。

本来はあまり重視されない勤務先情報・肩書きといった属性が、審査結果へ強く影響してしまいます。

預金口座利用者には審査優遇がある?

北洋銀行では、カードローン審査基準に「自行利用状況」を盛り込んでいる可能性があります。

地銀系カードローンの運営には、では、預金残高を増やしてほしいという思惑も絡んでいるからです。

こうした審査優遇の有無は内部情報となり、一般に公開されていません。

しかし、案内レターが届いた人しか入会できない同行の別のカードローン条件をチェックしてみると、北洋銀行が優良顧客だと判断する基準が分かります。

北洋銀行で優良顧客向けの案内を受ける条件

  • 住宅ローン・自動車ローンなどを利用中
  • 定期預金や積み立てをしている
  • ローン完済実績がある
  • 5年以上利用しており、その間頻繁に入出金している

この条件に当てはまる人は、スーパーアルカの審査でも優遇される可能性があります。

過去の利用でトラブルがあった場合は審査に悪影響

北洋銀行で何らかの利用トラブルをおこしていた場合、借り換え審査に通過する望みはほぼありません。社内に利用者記録が残されており、審査時に参照されてしまうからです。

このように、金融機関から要注意人物として警戒されてしまうことを「社内ブラック」と呼びます。

過去に心当たりのある人には、別のカードローン・フリーローンを借り換え先として選ぶことをおすすめします。

北洋銀行カードローンのおまとめ利用をシミュレーション!

消費者金融3社の借入を北洋銀行カードローンで一本化する場合を仮定し、実際にどのくらい安くなるのかチェックしてみましょう。

借り換え後の返済イメージを「①返済期間を変えずに毎月返済額を安くしたい」「②今まで通りの毎月返済額で構わない利息を節約したい」の2つに分けて計算します。

借り換え前の状況…

借入先 借入額 金利 毎月返済額 総返済額 利息
A社 80万円 17.8% 29,000円(最終返済月21,516円) 1,036,516円 236,516円
B社 80万円 15.0% 28,000円(最終返済月15,901円) 995,901円 195,901円
C社 50万円 18.0% 19,000円(最終返済月13,772円) 640,747円 140,747円
合計 210万円 76,000円 2,673,164円 573,164円

A~C社の合計210万円の残債を、北洋銀行(金利11.5%)でまとめた場合…

繰上返済のパターン①予定通り36回で完済を目指す

毎月返済額 69,249円(-6,751円)
返済回数 36回(借り換え前の返済計画と同じ)
総返済額 2,492,972円
利息 392,972円(-180,192円)

繰上返済のパターン②もともと支払っていた毎月返済額を変更しない

毎月返済額 76,000円(借り換え前と同額)
返済回数 33回(-2回)
総返済額 2,451,253円
利息 351,253円(-221,911円)

どちらの返済計画でも、完済時の総支払利息は約20万円も安くなります。

もともと計画した返済回数を守った場合では月々約7,000円の節約に繋がり、借り換えが家計に良い影響を与えることは確実だと言えます。

北洋銀行カードローンのおまとめ利用に向く人・向かない人

北洋銀行カードローンは「高額の借り換えをしたい」「直近でカードローンを利用したものの金利面で不満がある」という人におすすめできます。

限度額にゆとりがあるため、あまり返済が進んでいないうちに一本化しようと感がる場合に最適です。

消費者金融水準(17~18%)の高金利で返済している人であれば、利息負担が現在より大幅に減ることは確実なので、有力な借り換え先候補となります。

北洋銀行カードローンのおまとめ利用に向く人

  • 高額残債を借り換えたい人
  • 複数の消費者金融からキャッシングしている人
  • 北洋銀行の預金口座利用者

一方で、銀行系カードローン全体から見ると金利はごく平均的です、

地元民しか申込を受け付けてもらえない・預金口座を持っていない人はより厳しい審査が行われるかもしれないというデメリットもあります。

北洋銀行カードローンのおまとめ利用に向かない人

  • 道外在住者または本州勤務の人
  • 借り換え後の金利が今とあまり変わらない人
  • 預金口座を利用する予定がない人

同限度額帯で店舗数の多いネット銀行系・都市銀行系も比較して、自分に合うものを選ぶことが最善の方法です。

おまとめ利用におすすめの消費者金融ローン

消費者金融にも「おまとめ専用ローン」が用意されており、銀行系とは異なる条件で運用されています。

審査の甘さ重視の人・完済を達成できるか不安な人には、消費者金融の専用ローンのほうが向く場合もあります。

銀行系にはない特徴をまとめると、次の通りです。

消費者金融の「おまとめローン」の特徴

  • 審査に通りやすい
  • 返済回数が決められている(96~120回)
  • 一度契約すると、同じ会社の通常のカードローンは利用できない

銀行系カードローンだと、ローンカードが発行されて追加借入も自由に出来るため「気がゆるんで借入残高が減らない(増やしてしまう)」というリスクがあります。

消費者金融なら、否応なしに返済計画の管理が求められるため、完済が達成できないことを恐れる必要はありません。

借り換え後にイメージしているローン生活次第では、消費者金融のほうが合っている場合もあります。

以降紹介する大手消費者金融4社の借り換え専用ローンも、おまとめ利用先の候補として検討してみてください。

プロミス「おまとめローン」

300万円までと上限金額は低く抑えられていますが、最長返済回数120回(10年)と無理のないプランで支払えるのがメリットです。

返済期日も5日・15日・25日・末日のいずれかから指定でき、給料日などの事情に沿った引落日で無理なく返済し続けられます。

プロミスのカードローンを大手8社と徹底比較!メリット・デメリット

金利 6.3%~17.8%
限度額 300万円まで
申込条件 20歳以上65歳以下

本人に安定した収入があること(主婦・学生OK)

借入方法 銀行振込のみ
返済方法 自動引落(銀行振込による随時返済可)

アイフル「おまとめMAX」

おまとめ上限額が800万円と高く、消費者金融としては最高の設定です。返済回数も120回まで指定できるため、借り換え後も無理せず着実に残高を減らすことが出来ます。

コールセンターで相談しながら申込手続きができる点も、業歴が長いアイフルならではのメリットです。

借り換えに不安を感じている人も、支払いが始まる前にもやもやとしている点を解消しておけます。

アイフルのおまとめローンは即日融資可能?審査時間はどれくらい?

金利(年) 3.0%~17.5%
限度額 1万円~800万円
申込条件 満20歳以上で本人に安定した収入があること(主婦・学生OK)
借入方法 銀行振込のみ
返済方法 自動引落(銀行振込による随時返済可)

アコム「借換え専用ローン」

アコムの借り換えローンの強みは、業界で最も長い返済回数162回(13年7ヵ月)を指定できることです。

おまとめ時に思い切って毎月返済額を大幅に減らし、収入が上がったタイミングで繰上返済を始める計画に切り替える利用方針にもおすすめできます。

年齢制限がなく、高齢者でも利用できる点にもアコムならではの特徴があります。

アコムのカードローンを大手8社と徹底比較!メリット・デメリット

金利 7.7%~18.0%
限度額 1万円~300万円
申込条件 満20歳以上で本人に安定した収入があること(主婦・学生OK)
借入方法 銀行振込のみ
返済方法 自動引落(銀行振込による随時返済可)

ノーローン「かりかエール」

最長返済回数は96回(8年)と他社に比べて短く設定されていますが、短期間で効率よく完済したい人におすすめできます。

全国の自動契約コーナーで申込でき、最短1時間程度のスピード審査に対応している点も魅力的です。

ノーローンの審査は厳しい・甘い?審査落ちする7つの原因を紹介

金利 7.7%~18.0%
限度額 10万円~400万円
申込条件 20歳~70歳で本人に安定した収入があること(主婦・学生OK)
借入方法 銀行振込のみ
返済方法 自動引落(銀行振込による随時返済可)

まとめ

北洋銀行カードローンの最大の特徴は、最高限度額1,000万円と全国的に見ても大きい限度額です。

まだあまり返済が進んでいない人・多額の残債をまとめたい人に、借り換え先の候補としておすすめできます。

一方で、地元民しか申込できない・金利面ではもっと優れている金融機関もあるというデメリットも挙げられます。

各金融機関で内々に預金口座利用者向けの審査優遇が行われている可能性を考えると、より身近な銀行で借り換えたほうが満足できる可能性もあります。

おまとめする際は、銀行のカードローンやフリーローンにこだわる必要はありません。

消費者金融の「借り換え専用ローン(おまとめローン)」を利用して、着実に完済を目指すという方法もあります。

今後の返済計画イメージに合ったおまとめ先を選び、キャッシング生活をより楽なものにしましょう。

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