フリーローンの金利相場は低い?他のローンと徹底比較

フリーローンの金利相場

フリーローンは自由な目的でお金を借りられる便利なサービスです。

ただ、はじめて聞いた方も多く、特にどれくらいの金利なのか気になるでしょう。

今回は、フリーローンの金利相場を中心に、特徴を解説していきます。

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フリーローンの金利相場は年14%ほど

銀行が提供しているフリーローンの上限金利は、年14〜15%が相場となります。

主なフリーローンの金利比較
銀行 金利(年)
りそな銀行「りそなプレミアムフリーローン」 6.0%~14.0%
関西みらい銀行フリーローン(不動産担保型) 2.9%~9.8%
仙台銀行フリーローン 3.5%~14.8%
SBIエステートファイナンス「不動産担保フリーローン」 2.9%~15.0%
セゾンファンデックス「不動産担保ローン」(事業者向け) 2.65%~15.0%
ちばぎんカードローン クイックパワー<アドバンス> 1.7%~14.8%
愛銀フリーローン「きずき愛」 2.9%~13.0%
大阪信用金庫「DOフリーローン」 3.0%~12.5%
川崎信用金庫「かわしん大型フリーローン」 3.0%~14.0%
湘南信用金庫「フリーローンモア」 3.1%~12.8%
岐阜信用金庫フリーローン 3.5%11.8%
長野銀行フリーローン「プラチナリベロ」 3.5%~13.5%

フリーローンと同時にカードローンを提供している銀行なら、ほぼ同じ金利に設定されてることが多いです。

銀行としても、フリーローンをカードローンと同じような商品として扱っていることのあらわれでしょう。

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JA・ろうきんのフリーローンは金利相場が低い!

銀行だけでなく、JA、ろうきんもフリーローンを提供しています。

営利性が銀行よりも低いため、金利相場がより低く設定されています。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

JAフリーローンの金利相場は年5%~10%ほど

JAは、24時間365日申込可能で、手続きも簡単なJAネットローンを提供しています。

JAは全国各地に設置されており、提供する機関によって金利が少しずつ違います。

JA全体の金利は年5%~10%ほどが相場になっています。

ろうきんフリーローンの金利相場は年5%~7%ほど

ろうきんも全国に設置されているそれぞれの機関でフリーローンを提供しています。

こちらも機関によって違いがあるようですが、平均だとだいたい年5~7%ほどのようです。

ただし、ろうきんのフリーローンは利用者が構成員や組合員かによって金利が変わってくるので、注意が必要です。

中央労働金庫フリーローンの金利表(2019年11月現在)
ステータス 適用金利
団体会員の構成員
  • 年5.825%【変動】
  • 年7.0%【固定】
生協会員の組合員および同一生計家族
  • 年6.105%【変動】
  • 年7.280%【固定】
それ以外の一般勤労者
  • 年6.325%【変動】
  • 年7.5%【固定】

構成員、組合員だとお得に利用できるローンですが、それ以外の一般の方でも銀行フリーローンより低金利なのでお得です。

教育ローン・住宅ローンなどの金利相場と比較すると高金利

よく、フリーローンは教育ローンや住宅ローンの審査に落ちてしまった際、代わりに活用できるとおすすめされます。

フリーローンはカードローンと違い、まとまった融資を最初に受けて、そこから継続的に返済をしていきます。

これは教育ローンや住宅ローンと同じ仕組みなので、カードローンに比べてまとまった額を融資してもらいやすいです。

そのため、代用に適しているということなのですが、注意してほしいのが金利の違いです。

住宅ローンや教育ローンは金利相場が年5%以下と非常に低金利に設定されています。

一方、フリーローンの金利相場は10%を超えるので、トータルの利息を計算するとフリーローンの方が大幅に高いです。

住宅購入費などは2000万円以上はかかりますので、これを年14%の金利で借りるのは無理があります。

フリーローンに適した利用目的とは?

このように、住宅ローンや教育ローンの代わりに使うには、フリーローンの金利は高過ぎるという問題があります。

かといって、急な出費の補填でお金を借りる場合などは、審査が早くて手軽なカードローンが適しています。

では、フリーローンはどんな用途で利用すべきなのでしょうか。

①医療費の借り入れ

入院をして50万円〜数百万円のお金が必要という場合は、フリーローンを使うのが適しています。

カードローンはいきなり50万円を超えるまとまった額を借りるのが難しいので、このケースに適していません。

ただ、最近はこうしたケース専用の医療ローンなども提供されているので、どちらがお得か比較して利用しましょう。

②ブライダル費用の借り入れ

結婚式を挙げる際も、結構な出費が発生します。

これもカードローンで借りるのは不向きなので、フリーローンを使う事をおすすめします。

ただ、こちらも最近ではブライダルローンという専用ローンが増えているので、金利やサービス内容、補償をしっかり比較する必要があります。

③留学費用・長期旅行費の借り入れ

留学や旅行で海外に行く場合、専門ローンの中には用途とマッチするものはなかなか少ないです。

かといってカードローンではまとまったお金を借りられないので、この場合はフリーローンを使うことをおすすめします。

④家具やインテリアの購入目的

特に自営業の方は、お店の装飾のために高額なインテリアを購入する方も多いでしょう。

ただ、事業を始めてすぐだとビジネスローンの融資がおりにくいですし、そもそもこれらの購入は事業に当てはまるのかという問題があります。

こうした、まとまったお金が必要だが、どのローンを使えば良いか分からないというケースにはフリーローンがバッチリ当てはまります。

⑤趣味のアイテム購入

特にアウトドア系・音楽系の趣味は、機材を一式そろえるのに100万円近いコストがかかります。

こうした趣味に必要なアイテムの購入資金にもフリーローンは活用できます。

「目的が趣味の利用になると、審査に通りにくいのでは…?」と思う方もいるかも知れません。

しかし、フリーローンは借入目的の深刻さで融資を決めているのではなく、目的と希望額が合っているかを厳しくチェックされます。

そのため、趣味のためにお金を使う目的だったとしても、審査には十分通ります。

⑥大きなイベントを開きたい

誕生日会や自主制作ライブなど、大きなイベントを開きたい時こそフリーローンの利用が向いています。

こうした、目的が曖昧なものほどフリーローンとの相性が良いといえるでしょう。

実際、こうした娯楽こそ、友達や家族との約束がありキャンセルできず、フリーローンでしのいだという方は意外と多いです。

⑦自分のために投資をしたい

ダブルスクールの入学費用を借りるために、フリーローンを利用する方も多くいます。

こうした、どうしても諦めきれない夢を実現したいという方を後押しするという文言を、多くの銀行フリーローンの紹介には掲載されています。

若い人ほど経済力が弱い傾向にあり、それが理由で夢を諦めるケースが多いです。

しかし、若い頃から始めないとかなわない夢というのも多くあります。

フリーローンを使って、自分の理想の人生をサポートしてもらうのも一つの手ですよ。

フリーローンの金利相場は低くない!重要なのは借入目的

ここまで紹介した通り、フリーローンの金利相場は決して低くはありません。

住宅ローンや教育ローンに比べると金利は高く、長期の借入には不向きだと言えます。

それでも、他のローンでは借りられないような曖昧、特殊な借入目的でもフリーローンは利用できるというメリットがあります。

フリーローンはどんな目的にでも利用できる分、すぐ申し込んでしまいがちですが、他によりお得な専門ローンはないのか、必ずチェックするようにしましょう。

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